大逆転の痴呆ケア/和田行男 | ブログ

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みなさん、おはようございます。




本日

福祉住環境コーディネーターの

3級・2級の試験本番です。



受験者のみなさま

最後まで諦めずに

がんばりましょう。




本日、紹介する書籍は

僕にとって久しぶりとなる


福祉関連の書籍です。



自分の福祉観が

まだまだ浅はかだったと

思い知らされる

一冊です。




帰宅欲求は当たり前



いくら認知症が深くなっても

今いる場所が

自宅ではないとわかっている


一つの

「能力」


という考え。


不平・不満についても

同じ考え。



私たちの業界では


帰宅願望や

不平・不満


などあると


悪い印象があります。


でも

それは誰の立場から

考えてなのだろう??


間違いなく

お客様の視点ではない。



僕らのデイサービスでも


いわゆる

「帰宅願望」のある

お客様がいらっしゃいます。


それが

悪い


と決め付けず


なぜ

帰りたいのか?


考えていたところでした。


デイサービスにいる時間が

退屈なのか?


調子が悪いのか?


横になりたいのか?


何時に帰れるのか

わからなくて不安なのか?


改めて考えるきっかけを

与えてくれました。




また、

バリアフリー住宅なのに

玄関を施錠しているのは

矛盾ではないか?


という発想に


僕は大笑いしました。


確かにその通りだと

思います。



施錠する以外に

何か方法が無いのか?



僕ら福祉職が

考えることは


まだまだ

挙げればキリが

ありません。



しかも

それは

やるべきことだと

思いました。


多くの施設で


当然やるべきことを

やらずに


不平・不満をタラタラ

言っているのであれば


それは

間違いだと

再認識しています。


僕たちの待遇を

良くするのは


やはり

お客様の満足度なんだと


思いました。



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和田 行男,宮崎 和加子
中央法規出版
発売日:2003-09


チェック項目49箇所。自分の介護観が安っぽいものだと気づかされる
一冊です。帰宅欲求は当たり前。一つの能力。
不平・不満は表現能力。介護スタッフの先入観や偏見でお客様の力が
確実に失われている。安全管理を名目に必要ないことまで行われている。
決められた時間にご飯を食べる・・・動物の餌ヤリと同じ。
痴呆老人・・・勝手に言葉を作らない。めがねをすれば生活が送れるような
支援をする。
バリアフリー住宅にしておいて玄関施錠は矛盾。
施錠以外の手立てがなかったのかだけ考える。
持込型から飛び出し型。観察→見極め。
与えられてばかりでは楽しくない。人目を気にするより、人目を変える。
夏は暑い、冬は寒い。