特に昨年度ですが、 「学びの共同」、そして「授業実践と教育自治実践の統合」を提唱した吉田和子(著書『フェミニズム教育実践の創造』)の実践と問題提起に多くを学ぶことができました。
吉田和子の執筆した高生研(全国高校生活指導研究協議会)第32回大会基調を詳細に検討し、『フェミニズム教育実践の創造』で紹介されている実践と照らし合わせることで、論文
「吉田和子実践からの学び ~授業実践と生活指導実践の統合~
」を作成。ここで吉田のいうダブルリアリティーの獲得は、さまざまな問題につながる貴重な問題提起でした。
さて、戦後の「生活指導運動」と戦前から取り組まれてきた「生活綴方教育」との関連・統一については、竹内常一『生活指導の理論』(生活綴方・生活指導の総括) において詳論されており、すでにこのブログで抜粋・要約をこころみたものです。
関連して、「吉田基調をどう読むか(生活指導史をふまえて)」
もまとめてみました。これは生活綴方教育、生活指導運動の歴史的流れをふまえて吉田和子の「第32回大会基調」そのものを検討した論文です。
よろしければ、ご一読ください。