ラベリアマイク用風防 | 写楽ブログ 映像制作/音声制作

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大阪の映像制作/音声制作会社 (株)写楽の社長 木内の気ままなブログです。
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久々の更新です。
だいぶ遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

今年は明るい話題と笑顔が多い年になりますように。



ということで、今年一回目のブログでは、屋外用ピンマイク風防の自作をレポートします。

うちの会社では、マイク風防といえばRyc○te製品が大好きで、カゴにジャマー、グリップにソフタイ、国内では割とマイナーなミニスクリーンまで色々使っているんですが、ピンマイク用の屋外用ジャマーは持っていませんでした。

予定している撮影で、条件的にピンマイクのジャマーを購入しようかと思っていたとき、
近所のホームセンターに行ったらこんなものがありました。


猫じゃらし。1本128円。

(株)写楽のブログ-neko_j
おお、これは、ピンマイク用のジャ○ーにしか見えない。ゴロニャン(ΦωΦ)。


市販品を買うと2つ入りで5,000円ほどするピンマイク用の屋外用風防ですが、
これで代用できたらかなりの経費節減w てなわけで4つ購入して帰りました。


早速、棒を取り外します。
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さすが猫じゃらし。強烈なネコパンチに耐えられるようかなり頑丈に作られていて、グリグリ引っ張ってやっと取れました。

中の綿を全て取り出します。
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なんか不気味です...

それはともかく、起毛生地の丸い塊だけが残りました。
(株)写楽のブログ-neko04
このままでも使えそうに見えますが、実はここからの加工が大事。

このままだと綿を取り出した口の部分が糸で縛られているだけなので、中にマイクを入れるのが難しいです。マイクを入れたとしても、引っ掛かりが無いのですぐに落ちてしまいます。

そこで、家内に協力を依頼。
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布団針と糸状のゴムで、口の部分を絞るゴムを付けてもらいます。
(糸状のゴムは手作りブレスレットに使ったりするものだそうです)

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まずは反転

こんなに小さく(^.^)
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なかなか縫いづらいとの事。
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2分ほどで縫い終わりました。
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反転して完成!
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カゴ型風防でも同じですが、このタイプのマイク風防で最も大事なのは、マイク本体と風をさえぎる起毛生地の間に空間(空気層)を作ること。

ECM-77の金属風防に、他のマイクのウレタン風防をかぶせて空間が出来るようにします。
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装着!
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ゴムで口が絞られるので、勝手に落ちてしまうこともありません。

猫に襲われないか心配ですが(笑)、性能は市販品にも遜色ない感じ。
ボコボコいうのに比べたら、多少のハイ落ちなんてなんのそのです。

生地にもよりますが、衣装の中に仕込むよりは場所の関係もあってハイ落ちは軽減できる感じでした。

以上、猫じゃらしを使ったピンマイク用風防の自作でした~。

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