図書館総合展2013 その8:Oさんからのフォーラム感想メモ
昨日は癌の定期検診のついでに会社へも立ち寄り、元部下だったHさんからコーヒーを御馳走になりました。
「彼から御馳走になる身になったのね~」と、ちょっと複雑な気持ちでした。
でも、Hさん、御馳走様でした。
帰ったら、一緒に海士町へ行ったことのあるOさんから、総合展関係のメモが届いていました。
せっかくだから、フォーラムの感想を皆さんにもお伝えしますね。
同じフォーラムに出ていても、立場が違えば感想も違います。
ちなみに、Oさんの全体を通しての感想は、
’昨年に引き続いて2回目の総合展でしたが、
自分自身のお客さん感覚が消えたのが最大の収穫だったかもしれません。’
ということでした。
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【事例で探る“Google世代”の新しい教育と図書館資源の活用】
http://2013.libraryfair.jp/node/1596
感想:
全国に桑田てるみ先生のような導き手がいて、勉強会を継続しながら、教員と学校図書館員が一緒につくる授業を積み重ねていけるとよいなあ。
まだ実践事例が少なすぎるし、「一緒につくる」という視点を持つことができない関係者が多いのが課題。
【国立国会図書館がこれから歩む道】
http://2013.libraryfair.jp/node/1596
感想:
大滝館長は初めてのプロパー館長。
平成24年4月に就任早々、7月に「私たちの使命・目標2012-2016」を策定したのは、館長と職員の意識を一致させるのに良い。
図書館をめぐる環境は変化のスピードがさらにアップしているので、NDLのアンテナが高いのはありがたい。
【首長が語る地方行政の現状と図書館への期待 2】
副題:鯖江市、海士町、恩納村の取り組みに学ぶ
http://2013.libraryfair.jp/node/1624
感想:
図書館の可能性に気付く首長が増えていると感じる。
成功事例を沢山見聞きし、自信をもって紹介していきたい。
鯖江市の図書館は視察したことがあるが、「市民の声を一つ一つ聞いたらこうなった」と館長がおっしゃったのを忘れない。
海士町は度々行きたいし、住んでみたいとも思う。
【Library of the Year 2013】
http://2013.libraryfair.jp/node/1625
最終選考会よい図書館を「よい」と言う優秀賞受賞(大賞ノミネート)長崎市立図書館まちライブラリー日比谷図書文化館伊那市立図書館
大賞感想:
長崎市立図書館のがん情報サービス、スタートは病院への司書の突撃レファレンスらしい。
日比谷図書文化館は図書館のほか異なる4つの機能を統合した複合施設、難しい局面から意欲的に新たな業務展開に取り組む。
「図書館は屋根のある広場」が伊那市立図書館のキーワード。
情報・知識の交換・創造の場となる「まちライブラリー」の取組が広がるのは楽しい。
【学校図書館は学校教育のインフラ】
副題:公共図書館はどのように支援できるか
http://2013.libraryfair.jp/node/1632
感想:
公共図書館と学校図書館、まずは互いを知ることから。
学校図書館の現状はピンキリ。少しずつ支援事例が出ているが、そのまま真似しても成功するとは限らない。
公共図書館は、その学校、自治体に適した支援をする必要がある。
あくまでも主体は学校教育。
【出版市場としての図書館、読書基盤としての図書館】
副題:出版界と図書館界の本音がぶつかるフォーラム
http://2013.libraryfair.jp/node/1679
感想:
出版の多様性を保つのは大事。
一方で読者に必要な出版物を届けることも大事。
いずれも経済基盤が影響するが、経済を意識しすぎると「多様性」と「読書の保障」がいびつな形になる。
人口減少が進む地方としての「読書基盤の維持」を何とかしていきたい。
【岩手県における図書館の被災と県立図書館ができる防災意識】
副題:啓発震災が起こる前にできること、起こった後にやるべきこと
http://2013.libraryfair.jp/node/1672
感想:
岩手県立図書館の取組には感心。
三重県立図書館は計画策定から事業進行管理の面で参考にすべきことが多い。とりあえず当館の計画策定と進行管理を整えよう。