墨田区ひきふね図書館を見学
先日、図書館関係者に声をかけ、新しく開館した墨田区ひきふね図書館 へ見学に行ってきました。
案内してくれたのは、まだシステムの混乱も収まっていない中、目の下にクマの勲章をつけたIさんです。
Iさん、お疲れのところ、本当にありがとうございました。
ひきふね図書館は蔵書数40万、閉架24万冊で自動書庫を導入しています。
個人的には自動書庫にすることもなかったのではと感じましたが、地域資料の公開などIT技術を使った演出が目を引きました。
館内のいたるところに案内板が掲げられて、表示される書影は別予算で契約されたとのことでした。書影はお金がかかるのです。
一般開架室は、天井まである本棚で、側面にはめられたアクリルガラスが落ち着いた色調を和らげていました。
私もちょっとだけ関わった、高山美香さん作の墨田区ゆかりのフィギアも4体飾られています。
Iさんが新館を作る際にこだわったのは、図書館の意義でした。
図書館は本を読むだけの場所でなく「人をつなぐ」場所であること。地域の中で育まれていくために図書館に協力してくださるボランティアを募りました。ライブラリーキャンプで知り合ったSさん達の協力のもと、ひきふね図書館は成り立っています。
Iさんのこだわりを一番感じたのが、館内のあちこちにディスプレイ表示されている地域企業の製品です。これらの製品は、数か月に一度展示入れ替えをし、企業からお借りするときには保険をかけているそうです。
Iさんの地域を愛し、図書館を愛する気持ちがひしひしと伝わってきます。
子ども室は入り口が別になっていて、雰囲気はガラッと変わって開放的でした。
見学の後、懇親会をしたのですが、なんと、会場はサイゼリアでした。
システム入れ替えのため、私の会場予約依頼メールがIさんには届いていなかったのです。こちらは連絡がないものだから、痺れを切らして2日前に電話をして状況をやっと把握。本当に冷や汗ものでした。
それでも、サイゼリアの個室で、お財布にも優しい、楽しい懇親会でした。やはりシステム入れ替えをしたばかりのN市のYさんもいたので、システムの厳しい状況も話題になり、少し悲しい想いもしました。
ひきふねには美味しいお店もあるとのこと。
少しシステムが落ち着いたら、もう一度企画しようと思っています。
行ってみたい方、この指、とまれ!