中国人姉妹の店 | 上海大学シニア留学日記~その後

中国人姉妹の店

会社の帰り、出口で社員のAさんと一緒になった。

昨年暮れに彼からいただき物をしたので、借りを返そうと

一杯誘う。

すると、今夜飲む店が決まっているらしく、少し遠くても

良いですかと言う。


渋谷駅から六本木通りを10分ほど歩いた表通りに面した

小さな店に入る。

表の暖簾はまぐろと書いてあったような気がしたが、中に

入ると、和・中華折衷のお店で30代と思しき中国人の姉妹

がいる。


Aさんの家はここから3分ほどだと言うから、馴染みの店

らしい。

妹の方が日本滞在歴が長く、日本語が達者で、外見から

こちらの方がお姉さんに見える。


最初、瓶ビールを1本飲んで、次に焼酎の4合瓶をボトルで

取る。それを黒ホッピーで割って飲む。


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(ボトルは白水とある)


料理は先ずアサリとネギとキャベツ炒めを注文。

これ日本料理か中華料理か解らないが結構美味い。


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(アサリとネギ、キャベツ炒め)



次に鹿の肉があるけど食べる?と妹の方がAさんに聞く。

Aさん、刺身で食べられるの?と聞くと、怖いから生では

出さないと言う。

それでは軽く炙って、塩を振ってよと注文。

出て来た鹿の肉が美味いこと美味いこと。

私は生まれて初めて鹿の肉を食べたが、柔らかく、癖も

無く、匂いもしないのには吃驚した。


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(これが鹿の肉、ゴマ塩を付けて食べた。)



酔いが回るに従い、妹の方と中国語も交えて、話が弾む。

上海の「七里香」で良く食べたトマトと玉子炒めを注文。

このメニューは「石庫門」に無いから、久々に味わう。

さらに餃子も注文。餃子を食べるのは4連チャン。

そのうち、別な常連さんが入って来る。

Aさんとは顔見知りだ。


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(この店の焼餃子、羽根が付いている。)



私がトイレに行ってる間に、私の前身の会社をAさんが

話したらしい。

そうすると、その客は私の3年ほど後輩の社員と同級生

だと言う。世間はどこで繋がっているか解らない。


この日はボトルを結局空けてしまった。

私は明日は休みだが、60歳のAさんは出勤だ。

誘って、悪いことしたかな。