浅草 鷲神社(おおとりじんじゃ) | 上海大学シニア留学日記~その後

浅草 鷲神社(おおとりじんじゃ)

会社の帰り、「酉の市」発祥の神社として知られる浅草の

鷲神社(おおとりじんじゃ)に「二の酉」を見に行くことにした。


私はここ数年、日本の年中行事を見ることを心掛けて来た。

川崎大師、池上本門寺の節分会や浅草寺のほおづき市、

大国魂神社の酉の市にも行った。

昨年は「越中おはら風の盆」を見に旅行した。


そして、前々から、一度、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)

の酉の市を見てみたいと思っていたところに、昨日の

朝刊に鷲神社の広告を見つけ、急に行くことを思い立った。


7時に会社を出て、地下鉄銀座線の田原町に7時50分に

到着。広告の案内図の略図では田原町から10分ほどの

イメージだったが、歩いてみると結構距離があった。


やっと、鷲神社の近くに来ると、警察官が大勢出て、交通

規制がしかれ、ロープが張られた長い行列の最後尾に

並ぶ。

それから神社の境内に入るまで、何と1時間20分も

かかった。簡単に入れると思って来たが、もの凄い人出だ。

途中、何度も止めて、飲み屋でも入るかとも

思ったが、或るところまで来ると、意地でも見て帰ろうと

いう気になった。


漸く、神社の入口に入ったのが、何と9時30分。

入口でお祓いを受け、賽銭箱まで到達するのにまた並ぶ。

両脇の熊手を売る小屋の前では、大きな熊手が売れると、

威勢のいい掛け声と手拍子が打たれる。

冬の風物詩である。苦労して並んだ甲斐があった。



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(1時間20分も並んでやっと入口に)


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(入口を潜ったところでお祓いを受ける)


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(賽銭箱にもなかなか到達出来ない)


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(熊手をうる小屋)


お参りを済ませ、神社のお札を売るところで、小さな熊手を

買い、出口を出る。

すると、方角が解ら無くなり、看板の案内に従い、地下鉄

日比谷線三ノ輪駅まで歩く。この時点で10時過ぎ。

お腹も空いているし、トイレも入りたい。


地元の焼鳥屋に入ろうか迷った挙句、ビルの3階にある

「さくら水産」に飛び込む。

カウンター席で、最初生ビール、2杯目芋焼酎のお湯割り、

3杯目日本酒の冷を飲む。

つまみは湯豆腐鍋、まぐろの刺身と赤カレイの刺身。

忙しかったが、これだけを、約45分でたいらげる。


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(湯豆腐鍋)

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(赤カレイの刺身、旨かった)



隣に座ったアベックの青年、私の鍋が傾いてこぼれそうに

なったら、ナプキンを持って直してくれた。

今時の若者にもこんな親切な人がいる。

再度礼を言って、席を立つ。すがすがしい思いがした。


結局、家に着いたのが12時を回った。

家内は既に夢の中。


秩父の夜祭りも見てみたいが、仕事を引退しないと

無理かもしれない。