釣り | 上海大学シニア留学日記~その後

釣り

中学校1年生からの友人Aさんと以前から釣りの約束を

していた。横浜の金沢八景から午後出船の船に乗り、

鯵を釣ろうという趣向だ。

本当は中学校時代の友人3人組のもう一人のBさんも

誘ったのだが、9月に心臓病で入院して、医者から

車の運転や飛行機に乗ることを禁じられている。

そこで、残念だが二人での釣行となった。


11時半、金沢八景で待ち合わせ。一之瀬丸という

船宿だ。午後1時の出船、時間に余裕がある。

海の状況が少し悪かったので、船酔い止めの薬を飲む。


客は男性4人、女性が2人。

1時に港を出て、15分ほど走った、横須賀の住友ドックの

前辺りで、釣りを開始。船中最初のあたりは私だった。

20cmほどの中鯵が上がって来た。


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(船上から横須賀の住友ドックがすぐ傍に見える。)


ライトタックルなので、20cmと言ってもブルブル引きが

あって、釣趣がある。

最初の3匹位まで私が次々上げていたが、その後は

みんなにも次々当たりだす。


2度ほど場所を変えても、私にはあたりが遠のいた。

海はうねりが出て、釣りづらい。

友人はポツポツと派手さがないが取り込んでいる。

みよし(船の前の部分)のベテラン客がリズム良く

鯵を次々と上げている。動きに無駄がなく、コマセを

まめに撒いている。鯵の取り込みも無駄な動きがない。


最後のポイントに船が移動。船頭はここは鯵以外にも

いろんな魚も掛るからねとはっぱをかける。

棹が激しく海面を叩く。

その時携帯がなる。電話に出ると、勤務先の社長からだった。

電話中も棹が大きくしなる。電話を切って、リールを

巻き上げると、3本針の一番上に型の良いサバが掛っていた。

そして、2番目と3番目の針は針ごと喰いちぎられていた。

逃した魚は大きいぞという喩どおり、悔しい。

何にせよ勤めると言うことは辛いもんだ。


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結局、私は鯵が13匹に、サバが1匹。

友人は鯵が20匹位。ベテランさんは50匹は上げただろう。

家内からは余り釣って来ないでと言われていたので、

悔し紛れに言えば、ちょうど良い量だったかも知れない。

勿論、鯵のタタキを作って晩酌を楽しみました。