天麩羅 | 上海大学シニア留学日記~その後

天麩羅

夕方6時半、親しい友人であるAさんと、以前会社時代に

お世話になった弁護士のB先生と三人で食事をすることに

なり町田に向かう。


ちょっと早いかなと思いながら電車を降りると、ホームの

ベンチに座って手帳にメモを書き入れているB先生に

出会う。ほぼ10年振りの再会だ。

どうやら先生も早く到着したらしい。


それから、二人で駅の上のデパートのレストラン街にある

天麩羅「つな八」に行くと、Aさんも既に到着していた。


今日は土用の丑の日だが、鰻ではなく天麩羅の店を

予約した。Aさんはここの天麩羅と日本酒の黒松白鹿が

大好きで、デパートのレストランではあるが店内も

落ち着いた雰囲気なので、この店を良く利用する。


天麩羅のコース料理に一品料理を加え、生ビールで

乾杯した後、お目当ての黒松白鹿を燗していただく。


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(天麩羅は4種類の塩で食べる。)


上海大学シニア留学日記~その後
(コースはだいた8種類。最後はミニかき揚丼で〆)


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(山芋千切にカツオの酒盗がかかった料理。

日本酒に実に良く合う。)

お互いの容貌を見ながら、そんなに変わっていませんねと

言葉を交わす。B先生は大きな著名な弁護士事務所から

独立され20数年になる。

若い頃は、三人でゴルフもしたし、酒も飲んだ。


懐かしい昔話や大震災当日の話、私の中国留学の話など

話題は尽きない。

弁護士の仕事は鬱陶しい内容ばかりだ。しかも、お酒は

と言うと仕事がらみが多いようだ。


Aさんと私はもう仕事を引退している。純然たる友人としての

酒だ。B先生はその仲間に自分も加えて欲しい言う。

仕事がらみではないお酒の場が欲しい年代になられた

のだろう。そして、年内にまた飲もうということになった。


Aさんは三人の中で一番年長だが、食欲も大盛、

お酒もビール一杯と日本酒二本と大体決まっており、

だらだらと飲むことはしない。

私が最も見習わなければならないところだ。


かくして、この夜は二時間少々で席を立った。