諦めないことの大切さ | 上海大学シニア留学日記~その後

諦めないことの大切さ

早朝4時、女子ワールドカップの「なでしこジャパン」と

米国との決勝戦を観戦するために起床する。

テレビのスイッチを入れると0対0だったが、米国が

どう見ても優勢なプレーを展開していた。


前半は必死で凌いだが、後半24分ついに米国に

先制を許した。だんだん時間が経過する。

もうだめかもと諦めかけていると、36分、宮間が

クリアミスしたボールを押し込み、同点に追いつく。


延長前半14分、ワンバックに頭で決められ、再び

リードを奪われる。後半、いよいよ時間が迫り、

もう駄目かと見ていると12分、コーナーキックから

澤が相手のマークを振り切って、シュートを決め、土壇場で

再び追いついた。澤の執念が実った同点ゴールだった。


正に奇跡が起きた。最後の最後までチーム一丸となって、

諦めずにボールを追った結果である。


PK戦の前に、なでしこジャパンが円陣を組んだ。

真ん中の佐々木監督も選手にも笑顔が見られた。

その姿を見て、私は何故か勝てる予感がした。

その通り、PK戦を制した「なでしこジャパン」はその瞬間、

世界の頂点に立ったのだ。




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素晴らしい試合だった。最後まで諦めないことの大切さを

改めて知らされた。何よりもこの快挙は東北大震災の

復興に喘ぐ、全日本国民に勇気と感動を与えてくれた。


そして、常に優位に戦って、惜しくも決勝戦に敗れた米国や

世界中の国々からも惜しみない称賛の声が沸き起こった。

そのことも、とても嬉しい。