中国旅行(4日目・瀋陽→大連) | 上海大学シニア留学日記~その後

中国旅行(4日目・瀋陽→大連)

今日は瀋陽から大連に戻る日だ。
早朝5時20分起床。朝風呂に入って、6時朝食会場に
行く。6時50分ロビーに集合。バスで瀋陽北駅へ向かう。
瀋陽駅(旧奉天駅)はただ今改装工事中、列車は
瀋陽北駅と大連駅を繋いでいる。

瀋陽に来た時と同じ、特別快速列車に乗る。8時
ちょうどの発車。来た時と同じメンバーと座る。
早速、車内販売のビールを購入。今日も好調だ。
車両は禁煙だが、車両と車両の間は灰皿が置いてあって、
喫煙者はそこで吸う。各車両に給湯機が設置されていて、
お茶を入れたり、インスタントラーメンを作ったりする。

車窓の景色は、日本に比べ、この時期緑が少ない。
線路際には、黄色のレンギョやピンクの桃が綺麗な
花を咲かせている。
お喋りをしたり、うたた寝をしたりして、
4時間の汽車の
旅があっという間に終わる。

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(レンギョと桃)

大連駅でバスに乗り込み、早速昼食のレストランに行く。
飲茶料理の昼食だ。

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(飲茶料理)

昼食後は路面電車に体験乗車する。
結構、地元市民が乗り降りしてくる。
乗り合わせた若い女性が、我々のツアーの一人に日本語
で声を掛けて来た。何でも日本に留学していたのだが、
この度の東日本大地震で大連に一時引き上げて来たのだ
そうだ。東京はもう大丈夫かと真剣な眼差しで聞いてくる。
中国人にとって放射線漏れの問題は
、どうやら我々以上
に大きなショックを与えたようだ。

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(大連の路面電車)
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路面電車の体験乗車を終え、大連で最も美しいとされる
中山広場に行く。大連市中心部の道路は、すべてこの広場
から放射線状に伸びている。この広場の周辺には日本の
統治時代に建てられたコロニアル風の建築物が10棟
建っている。なかでも代表的な大連賓館(南満州鉄道が
経営した高級ホテル旧大連ヤマトホテル)を見学する。

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(中山広場 旧大連民政(警察)署)

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(中山広場 旧横浜正金銀行)

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(旧南満州鉄道本社)

このホテルの建物そのものも、迎賓ルームも素晴らしい。
日本の中曾根、竹下、村山元総理などもここで大連市長
などと会見している。
またかつては、チャップリン、アインシュタイン、夏目漱石
なども宿泊しているし、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀が
泊まったとされる部屋も公開されている。

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(中山広場  旧大連ヤマトホテル)

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(旧ヤマトホテル フロント)

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旧ヤマトホテル 迎賓ルーム)

中山広場の見学の後、工芸品店と中国茶の店へ立て
続けに買物に立ち寄る。中国ツアーは大概土産物屋に
連れて行かれ、その滞在時間が長く、辟易するのが常だ
が、今回のツアーは土産物屋はこれが初めてで、以前に
比べかなり改善されてきた。今回の参加者は何度も
中国に来た人が多く、余り買わない。


最後の夕食は牛肉のしゃぶしゃぶ料理だ。各自一人鍋で
野菜類がテーブルに載っている。食事の最後に玉子を
割って、雑炊を作る。上海で食べ慣れた火鍋に比べ、
野菜やキノコ類の量が足りないような気がした。

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(夕食のしゃぶしゃぶ料理)

ホテルに戻り、マッサージに行こうかなとホテルの
マッサージがあると思われるフロアに行ってみたが、
真っ暗だった。

明日が旅行最終日。荷物を整理した後、アサヒ
スーパードライ2缶を飲んで、就寝する。