【教員ブログ】子供,手の切断,リウマチの方のための自助具 | 社会医学技術学院ブログ

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日本でも歴史のある
作業療法士、理学療法士の養成校です。

OTちゃん★長女です.

 

名品珍品逸品いらっしゃい~!の自助具発表会を終了しました.今回は長女とともに三女も発表会に参加しました.小声で「そうきたか,,,」,「お,お,おちる,,,,」,「ちいちゃっ,,,」とつぶやきあう姉妹.

 

皆さん,良く作りました.≪時代を感じた≫自助具たちでした。

なぜなら、スマホでしょ、男子がモデルになるお化粧自助具、そしてプリキュアのフラワーエコーワンドのような、、、はい、とにかくご覧ください。

 

1つ目は かのキュアフェリーチェ(←みんな大好きプリキュアですよ)の武器?フラワーエコーワンドのような形をしている、「糊」の自助具です。

プリキュア大好きな脳性まひの子供が貼り絵を楽しめるように、そして糊のキャップを開け、自分でできるようにと考えられています。かわいいですよ、、、かわいいです。キラキラしているし、なんと赤く点滅します。

 

2つ目、それは「スマホペン」「スマホバンド」です。

左の手関節を切断してしまった方という設定で考えたそうです。音声入力が、、とおっしゃったあなた。その通り。でも、人前で音声入力できないこともあるわけです。2通りの使い方を考えてくれました。

①手首にバンドを巻いて、そこにスマホペンを挟み込み、右手に持ったスマホに入力する

②バンド内にアルミ板を入れ、スマホケースに着けた磁石でバンドにくっつけて右手で操作するというもの

②は落ちそうに思いますよね。それが、落ちないのですよ。強力な磁石だそうです。そうなるとスイカやパスモや電波時計が心配になるわけで、そんなディスカッションが続きました。

 

最後は「指の先が美しく、、ビューラー・・・」はい。ビューラーとアイライナー、アイブローの自助具を考えてくれました。設定は関節リウマチの方がスワンネック変形があるものの自力でお化粧するというもので、社会生活上お化粧は欠かせないものだからだそうです。(長女三女顔を見合わせお互いの化粧をチェックし、微笑む、、、)モデルは、、、時代ですね、男子が務めてくれました。手の変形、筋力低下、関節の痛みなどに配慮して開発してくれました。プレゼンでは動画も流してくれました。

 

作業療法学科3年のみなさん、どうぞ作業療法士になっても対象者に合ったものを探し、作る努力を今後も続けてくださいね。