I Got Cha Number/Alexis Korner | BLACK CHERRY

BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

I Got Cha Number/Alexis Korner

 Alexis Kornerは、60年代にLondon発で一大ブームを巻き起こしたBrirish Bluesシーンの生みの親ともいうべき最重要人物の一人であると同時に、もしこの人がいなかったら英国のRockシーンの隆盛はありえなかっただろうという位の人物だ。StonesCreamFreeFacesだって、"A Founding Father of British Blues"と呼ばれるKornerの人脈から派生したものだ。Kornerに関しては、日本ではどうしても60年代のBlues Incorporatedばかり語られ、70年代の作品については門下生と共演した『Bootleg Him! 』やKing Crimson脱退組のSnapeと制作した『Accidentally Born In New』ぐらいしか語られない。あるいはJohn Cameronと組んだBrass Rock調のCCSCollective Consciousness Society)のアルバムがチョイと注目を集めたぐらいか。しかし、他の作品も結構面白いものが多いのだ。この映像ではBackdoorのColin Hodgkinsonのベースのカッコ良さは言うまでもなく、デンマーク生まれの2人のMusician、CCSにも参加したギタリストPeter ThorupとYoung Flowers出身のドラムスのKen Gudmannもイイ味を出している。

Get Off Of My Cloud/Alexis Korner

I Got Cha Number”はアルバム『Get Off Of My Cloud』のA面1曲目を飾るナンバー。アルバムではKokomoのVocalistをChorus隊にFeatureして、Peter FramptonがギターをNicky Hopkinsがピアノを弾いている。このアルバムはKokomoのメンバーやFrampton、Hopkins以外にもSteve Marriottや上述のColin Hodgkinsonが参加している。なんと最後の曲“Get Off Of My Cloud”はKeith Richards先生がVocalとギターで参加している。
(Hit-C Fiore)