BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC


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 この誰も手を出さないであろうダッサダサなジャケットが最高だし、中身も勿論お気に入りの音盤である。ギタリストRockalことRocky Rodriguez率いるRockal y La Criaというバンド、日本では殆ど知られていないかもしれない。Los BeatniksPiel De PuebloPajarito Zaguriがエレピとギターで参加しているのも面白い。楽曲もRockalとPajarito Zaguriの共作によるもの。ドラムスのLuis de La Torre、ベースのJorge Sacchiのリズム隊を従えてジャケットのごとく不器用ながら男気あふれるHard Bogieが個人的にはツボにハマりまくり。南米らしい歌心や高い演奏技術、哀愁に満ちあ熱唱や派手に盛り上げる楽曲構成やアレンジなんてまったくなし。ただ只管男気Blues Rock一直線。派手さ無縁の渋く引き締まったリズム隊をバックにジャケットのごとき一本気なRock野郎が淡々と、しかし気合を込めて歌い上げるド渋なBlues Rock。じわっと来ますわ、これは。暑苦しくむさ苦しく、なんとも垢抜けないジャケットなのに、中身は後味スッキリ、何も考えていないようで実は最高にCoolともいえるBlues Rockなのである。

 『Salgan Del Camino』はRockal y La Cria73年にリリースしたアルバム。
アルバム1曲目はタイトル曲“Salgan Del Camino”。ジャケットまんまの野暮ったくて埃っぽい歌声ながら、これが淡々と歌い上げる男くさいBoogieが最高。
Dólares y Tanques”はギターのRiffもカッコイイBlues Rock。やたら歌い上げずにCoolに燃えるVocalと音数は抑え目で引き締まったリズム隊が素晴らしい。
Los Dueños De La Tierra”は哀愁のギターで始まるナンバー。ここでも泣きに走らず淡々と歌うVocalが素晴らしい。そして後半に爆発するサウンドが激カッコイイっす。
男くさいVocal無骨に歌うところがグッとくる“Blues De La Noche Solitaria”。
ギターがむせび泣くSlow BluesBlues Del Zaguán”。
ガンガン突き進んでいく男気Hard BoogieGolpeando Bajo”はアルバム一番のお気に入り。ギターのゴリゴリ感、淡々としかし地に足の着いた腰にクるBoogieのRhythmを刻んでいくリズム隊が最高。
BluesyなギターのRiffが渋いBlues RockTrotacalles”。Psychedelicに絡むツイン・ギターが鳥肌モノ。
最後をシメるのは“Ganando La Calle”。Sirenとざわめく街の雑踏をCollageしたような効果音をバックにBlues Harpがもの哀しく響く。
(Hit-C Fiore)
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 Exmagmaはやっぱり大好きなバンドだ。高い演奏技術を持ちながら、ExperimentalAvant-Gardeな音楽性を志向し、時にCanterbury関係を思わせるOrganやFuzz BassがPsychedelicで浮遊感に満ちた音空間で魅了する。決して一筋縄ではいかない屈折した感覚は彼ら独特のものだ。KraanやGuru Guru、Aeraあたりにも共通する超絶技巧を駆使しつつCoolに笑い飛ばすドイツのバンドらしい感覚もあるにはあるが、Exmagmaの場合は実験的でAbstractに時空を歪ませていく熱量が半端ではない。それを大真面目な顔をして取り組んでいる感じが素晴らしい。だからこそ、瞬間的に現れるとてつもない美しさと快感に夢中になってしまうのだ。この辺はExmagmaのドラマーFred Bracefulが一緒に演奏していたピアニストで変なオジサンWolfgang Daunerからの影響が強いといえよう。Wolfgang Dauner Trioの『Dream Talk』やEt Cetera に参加していたBracefulの存在は大きいだろう。エレピやClavinet、CanterburyなOrganも弾けばSpacyで時間と空間を歪ませるEffectも自由自在に操る鍵盤奏者Thomas Balluff、ModなバンドThe Five-Fold Shade出身のギタリストでベースとAlto Saxも演奏するAndy Göldnerといった才能豊かなMusicianが集まったExmagma。当時のぶっ飛んだLiveを是非観たかった。

 『Exmagma』はExmagma73年にリリースしたデビュー・アルバム。
アルバム1発目“The First Tune”は浮遊感に満ちた鍵盤が素晴らしいが、Fuzz BassやOrganCanterburyの影響を強く受けているのがわかる。
Tönjès Dream Interruption”は低音で蠢くベースにSnareの音が心地良く響く中、Abstractな鍵盤が暴れまくり。やがてギターの音を合図に静寂が訪れ、エレピが揺らめきの中、Pastralな瞬間がこの上なく美しい。
いきなりAvant-Gardeな始まり方で度肝を抜く“Interessante Olè”。ベースの高速フォービート・ランニングHammondが唸りを上げ、躍動感に満ちたBeatを叩き出すドラムス。
Two Times”はMinimalなベースとAbstractに浮遊する鍵盤がスリリングに交錯する。以上がStudio録音のA面。
B面はLive録音Experimentalな効果音の中をAndy GoldnerのAlto SaxがFreakyにソロを奏でる“Trippin With Birds”。
Kudu”は低音で反復フレーズを繰り返すベースと鋭いBeatを叩き出すドラムスをバックにOrganが時にCanterburyに、時にAvant-GardeでFreeな
Horny”は Thomas Ballufの作り出すMinimalなサウンドをバックにAndy GoldnerのギターとFred Bracefulのドラムスが暴れまくる。、
(Hit-C Fiore)
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 このアルバムは、天気の良い日に車で外出する時によく聴いていたものだ。70年代のItalyにはClassicalな音楽をBackgroundに持つ鍵盤を中心としたRock Trioが数多く存在した。Latte E Mieleも、そんなバンドの一つだった。Emerson Lake & Palmerに強く影響を受けたであろう彼らは、Genovaで結成され鍵盤奏者のOliviero Lacagnina、ギターとVocalのMarcello Giancarlo Dellacasa、ドラムスのAlfio Vitanzaというメンツで72年にデビュー・アルバム『Passio Secundum Mattheum』を発表している。翌73年には『Papillon』を順調にリリースしている。しかし、その後沈黙が続き、3枚目のアルバムとなる本作がリリースされたのは3年後であった。そして、バンドはその間分裂していたのか、メンバーが大幅に変わっている。時代を反映したのか、バンド名もLatte MieleとEが抜けてスッキリさせた彼らはオリジナル・メンバーがドラムスのAlfio Vitanzaのみとなり鍵盤奏者2名とギターとベースを兼任したメンバー1名の4人編成となって、以前のClassicalなApproachを前面に出したCocept Album路線から歌モノを中心としたItalianなPop感覚漂うRockへと変貌を遂げた。一聴爽やかながら、その実、一筋縄ではいかない凝った捻りのある楽曲とArrangementsは個人的にツボである。 New TrollsVittorio De Scalziと、Picchio Dal Pozzoのリーダーでもある弟のAldo De Scalziによって設立されたMagmaからリリースされたということも大きい。この2人が演奏やEngineer、Mixerとして関わり、この手の音楽が停滞期にあった時期にItalyらしさを失わない素晴らしい作品を世に出している。

 『Aquile E Scoiattoli』はLatte Miele76年にリリースしたアルバム。Luciano PoltiniMimmo Damianiという2名の鍵盤奏者、ギターとベースを弾くMassimo Goriの3人が新たなメンバー。
Aquile E Scoiattoli”はSlide GuitarアコギChorusがメチャクチャ気持ち良い。VocalもItalyらしい歌い上げ系ではなく、かといって、短銃な歌モノになるわけがなく、途中でフォービートになったり後半の繰り返される多重Chorusなど捻りのあるところが素晴らしい。
FunkyなSlap BassとSynthesizerに導かれて始まる“Vacche Sacre - Falso Menestrello”。ここでも途中で登場し、Spacyな世界へと誘うSlide GuitarGiorgio KaraghiosoffFluteがイイ味を出している。
Divo Goriの弾くViolinとエレピが何とも物悲しいBallad“Menestrello”。Italyらしい感傷的で歌心のあるメロディーをVocalが歌い上げていくと、Massimo Goriの泣きのギターが炸裂する。この辺はお約束の展開ながら、
Opera 21”は通称“Waldstein”と呼ばれるLudwig van Beethovenの“Sonate für Klavier Nr.21”を引用したナンバー。以前のClassicalな彼らのスタイルが復活している。
最後を飾るのはB面を丸ごと使った大曲“Pavana”。New TrollsVittorio De ScalziFluteで、Picchio Dal PozzoAldo De ScalziCelesteLeonardo LagorioがSaxで参加している。幻想的なイントロで
始まり現代音楽風に展開し、Italyらしい口笛Synphonicな拡がりを見せたかと思えば、Jazz Rockな疾走感に満ちたBeatにのったFunkyなHammondソロがカッコイイ。アコギ泣きのギターの使い方もお見事。動と静のメリハリもついた見事な構成力も際立っている。
(Hit-C Fiore)
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 蒸し暑い日が続く。こんな時はコテコテで行こう。ただひたすらガンガン前に突き進むBlues。繊細な味わいや侘び寂知らずな骨太で野性味あふれるドス黒いBlues。単調と言われようが、この猪突猛進腹の奥底まで響くShuffleが最高なのだ。Mississippi生まれのMagic SlimことMorris Holtは、最初はピアノを弾いていたそうな。それが事故で指を1本失ってしまってピアノからギターに転向したという。Chicagoに出てきた時に面倒をみてくれたのが友人のMagic Sam。Magic Samのバンドでベースを弾かせてもらってMagic Slimという芸名までいただいたのだ。しかし一度は音楽の道を諦めて故郷Mississippiへ帰っているのが興味深い。再び音楽でメシを食おうとChicagoに戻ったMagic Slimはベースを始めた弟Nickをバンドに加入させ、Magic Slim & The Teardropsが始動する。Magic Slimといえば、何といってもFenderの Jazzmasterの、あのSolidで適度にHeavyな音色を生かした、Treble上げ目でWildな音色がたまらない。それに、あのガッツ溢れる極太Vocalなわけで、硬質でぶっといわけではないが芯のあるギターとの対比が面白い。それにしてもMagic Slimが80年代のChicago Bluesをガッツリ支えてきた功績は大きいのだ。アルバムの数も多いわりに当たり外れのない人だが、基本的にLiveもStudio盤もあまり変わらなかったりもする。惜しくも3年前に鬼籍に入ってしまったが、亡くなる寸前まで力作を発表してきたのは素晴らしい。本作は代表作ともいえる作品で、自作曲も良いし、お薦め盤である。

 『Grand Slam』はMagic Slim & The Teardropsが82年にリリースした
アルバム1発目は大好きなBoogie“Early Every Morning”。この全員が一体となってChug Alongし続ける中、弾きっぷりが
続いてはMagic Samで知られる“She Belongs To Me”。Magic Samほどの繊細さと勢いが同居したVocalの味わい深さは勿論ないが、思いっきりベタな女性へのデレデレな恋心を歌った歌をMagic Slimが無骨に歌うところが最高なのだ。
Slow Bluesの“Just To Be With You”。このBlues魂溢れる重量感ある歌と演奏こそがMagic Slim。
Rufus Thomasの“Walking The Dog”もFunkyにノリまくり。
続いてもFunkyなギターのカッティング唸りを上げるSlimのギターが怒涛の攻め倒しの“Slammin'”。こちらはインストだけど、こういう潔い、出たとこ勝負の勢い任せってのが中々ありそうでないのだ。
必殺のMidium Boogie ShuffleRough Dried Woman”は悶絶もの。
Buster Brownの“Fannie Mae”もBlues魂こもった野太いMagic Slimの声がズッシリ響いてきますな。
Hound Dog TaylorStevie Ray Vaughanの名演で知られる勢いのあるRock 'n' BluesGive Me Back My Wick”。
Scuffling”は7" Single“Love My Baby”のB面だった曲で大好きなナンバー。Latin風BeatにのったRapのような語りかけるMagic SlimのVocalがCoolなこの曲を勢いあるRock 'n' Bluesで演奏しているのが良い。
重量感溢れるBoogie ShuffleMake My Dream Come True”。
最後をシメるのはFenderの Jazzmasterが唸るインスト1823 S. Michigan Ave”。
(Hit-C Fiore)
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 たまらんですなぁ。こういう古き良きSamba。決して上手くない、いや、どちらかといえば素人丸出しの情けな声の素朴なVocal(失礼)が、どうしてこんなに心に沁みまくるのであろう。GoegeousなOrchestra生命感に漲る男女混声Chorus、腰を動かさざるを得ない躍動感に満ちたPercussion、そのド派手なSambaのサウンドに埋もれてしまいそうなか細いVocal、そして素朴なその歌声魅力的な旋律を自信なげに歌い上げながら、極上のSambaを我々に提供してくれるのだ。BrazilのEstácio de Sá地区に誕生した最初のEscola de SambaDeixa Falar〟の創始者であるIsmael Silva。Sambaの作曲家としてSilvaの功績はいくら讃えても湛えすぎることはない。数々のSambaの名曲を書いたSamba創成期の巨匠といってもいい。このアルバムを聴くと、現実を忘れてTime Slipしてしまう自分がいる。官能的な麗しのRainha da Bateria、ElegantなPassista、小粋で伊達なMalandoro、次々と魅惑のSambaチューンを紡ぎ出す才能に満ち溢れたSambista。Sambaが華麗で優雅で粋であった30年代の香りを放つSamba Caliocaの名曲に酔いしれてしまうのだ。ジャケットも実に素晴らしいっす。

 『Ismael Canta... Ismael』はIsmael Silvaが56年に録音したアルバム。
アルバム1曲目“Arrependido”は陽気で元気漲る男女混声Chorusに続いてSilvaが遠慮がちに歌い出すところが最高。ほんの少ししか歌わないが、これが渋いんですわ。
E'bom Evitar”も極上の旋律を歌い上げる男女ChorusにSilvaのか細いVocalがイイ感じ。
これまたイントロのBrass隊が何とも粋なSambaNão Ha”。
NostalgicなイントロにSilvaの「あ~ま~」と歌うマッタリVocal絶妙の寛ぎ感を創り出す“Amar”。
Gorgeousなイントロの“Agradecas a Mim”は派手なサウンドの中に散りばめられた、さりげない泣きのメロディーがたまらんす。
Chorom Sim”は何度聞いても熱いものがこみ上げてしまう高揚感に満ちた大好きなSamba。最高っす。
情けないSilvaの歌声故に沁みわたる哀愁のSambaNão Va Atras de Ninguém”。
Silvaのか細いVocalに続く男女Chorusが、これまた哀感漂う魅惑の旋律を歌い上げる“Com a Vida Que Periste a Deus
Fa”は歯切れの良いBrassやChorus隊とかけ合うSilvaがイイ感じ。
哀感漂うAo Romper da Aurora”も切ないSilvaのVocalが最高ですなぁ。ChorusもHorn隊も雰囲気タップリっす。
Antonico”は泣きの名曲。Silvaは何と胸に染み入る旋律を書くのだろう。
最後をシメるのは、小洒落た旋律陽気に歌うSilvaのヘタウマVocalがカワイイ“Meu Unico Desejp”。
(Hit-C Fiore)
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 ジャケットは大事である。Art BlakeyThe Jazz Messengersのメンバーとして活躍したTrumpet奏者Bill HardmanがHrad Bop全盛期ともいえる50年代に残した唯一のリーダー作となる本盤は鯔背なHard Bopを聴かせてくれる大好きな作品である。しかし、この安っぽいSalvador Dalí好きの学生が書いた風のジャケットで、せっかくの男前Hard Bopが台無しである。50年代のみならず60年代や70年代も参加したThe Jazz Messengersの印象が強いHardmanは50年代に、Charles Mingusの作品やHank Mobley、盟友Jackie McLeanの作品にも参加しているのだが、The Jazz Messengers在籍時にこれといった傑作を残せていないことやリーダー作が極端に少ないせいもあって地味な印象が強い。確かに派手なテクニックもないし、High Notes連発の華やかさや目の覚めるような流麗さやキレ、力強さはないし、チョイと頼りない部分もあるかもしれないが、中音域を効果的に使った朴訥なプレイは、燻し銀の魅力があるのだ。短期間ではあるがHorace Silver Quintetにも参加していたし、この人のTrumpetには独特の温もりが感じられる。本盤ではFrontにはAlto SaxSonny Redを迎えてRonnie Mathewsのピアノ、Doug Watkinsのベース、Jimmy Cobbのドラムスが実に堅実な演奏で盛り立てる。最初と最後の曲のみBob Cunninghamがベースを弾いている。面白いもので、ぎこちなさや、ある種のつたなさもJazzの魅力となってしまうのだ。

 『Saying Something』はThe Bill Hardman Quintet61年Savoyからリリースしたアルバム。
アルバムのOpener“Capers”はHardmanのTrumpetがSwingyなリズム隊にのって絶好調のソロを披露する男前Hard Bop
Ronnie Mathewsの流麗なピアノで始まるBallad“Angel Eyes”は哀愁たっぷりにHardmanのTrumpetがThemeを吹けば、Sonny RedのAltoソロ、Mathewsのピアノ・ソロも程よくBluesyに、そして最後は再びHardmanが独特のStaccato気味無骨で味のあるプレイでシメる。
ベースとピアノの低音部を使ったUnisonのRiffにのったThemeがカッコイイ指パッチンの“Jo B”。Hardman、Sonny Red、Mathews、Watkins、Cobbのソロと続くが、いつになくHardmanが弾けたプレイなのが面白い。Hardmanのオリジナル曲。
Hardman作の“Buckeye Blues”はSonny Red歌いまくり、Hardmanもタメをきかせながら、お得意の中域を生かしたRelaxしたフレージングで魅了する。BluesyなMathews、Doug Watkinsのベース・ソロもイイ感じ。
Doug Watkinsのベースに導かれてJazz Waltz風に始まる “Assunta”。途中からTempoを上げたフォービートに展開するのが面白い。Hardmanがふっきれたようなソロを披露するところも良い。
最後を飾る“It Ain't Happened Yet”は56年作『Hard Bop』に収録されていた“Cranky Spanky”の改作。激カッコイイThemeに続きHardmanのキレキレのTrumpetソロがカッコイイ。
(Hit-C Fiore)
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I Got Cha Number/Alexis Korner

 Alexis Kornerは、60年代にLondon発で一大ブームを巻き起こしたBrirish Bluesシーンの生みの親ともいうべき最重要人物の一人であると同時に、もしこの人がいなかったら英国のRockシーンの隆盛はありえなかっただろうという位の人物だ。StonesCreamFreeFacesだって、"A Founding Father of British Blues"と呼ばれるKornerの人脈から派生したものだ。Kornerに関しては、日本ではどうしても60年代のBlues Incorporatedばかり語られ、70年代の作品については門下生と共演した『Bootleg Him! 』やKing Crimson脱退組のSnapeと制作した『Accidentally Born In New』ぐらいしか語られない。あるいはJohn Cameronと組んだBrass Rock調のCCSCollective Consciousness Society)のアルバムがチョイと注目を集めたぐらいか。しかし、他の作品も結構面白いものが多いのだ。この映像ではBackdoorのColin Hodgkinsonのベースのカッコ良さは言うまでもなく、デンマーク生まれの2人のMusician、CCSにも参加したギタリストPeter ThorupとYoung Flowers出身のドラムスのKen Gudmannもイイ味を出している。

Get Off Of My Cloud/Alexis Korner

I Got Cha Number”はアルバム『Get Off Of My Cloud』のA面1曲目を飾るナンバー。アルバムではKokomoのVocalistをChorus隊にFeatureして、Peter FramptonがギターをNicky Hopkinsがピアノを弾いている。このアルバムはKokomoのメンバーやFrampton、Hopkins以外にもSteve Marriottや上述のColin Hodgkinsonが参加している。なんと最後の曲“Get Off Of My Cloud”はKeith Richards先生がVocalとギターで参加している。
(Hit-C Fiore)
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 Artcane70年代後半に登場し、アルバムを1枚のみリリースして消滅してしまったフランスのバンド。70年代前半にフランス中南部のClermont-Ferrandで結成された彼らは、元々King CrimsonのCovetをやっていたという。後期CrimsonMinnimalなRiffDarkな響き激しく歪ませたギターといった部分を受け継ぎ、時代的には乗り遅れてしまった感が強い一方、この時代のフランスのバンドらしい味わいもあって、自分には中々楽しめるアルバムではある。歪みまくったギターと好対照な巧みなアコギの使い分けや鍵盤奏者のSynthesizerの電子音風な使用法、つたないながらも雰囲気のあるフランス語のVocalなど、ともすれば暗黒系にズルズル沈み込みそうなサウンドに独特の浮遊感やSpacyな雰囲気、Pastralなマッタリ感を加えている。ギタリストJack Mlynski、鍵盤奏者のAlain Coupel、ベースのStanislas Belloc、ドラムスのDaniel Locciの4人組であるが、彼らはその後の活動はまったくわからない。しかし、このB級感覚漂うイナタく、うっすらフィルターがかかったような掴みどころのない音楽は、いかにも70年代後半の欧州の音であり、自分はこういう音楽が時々無性に聴きたくなるのであった。

 『Odyssée』はArtcaneが77年にリリースした唯一のアルバム。
アルバムの1曲目はタイトル曲“Odyssée”。Synthesizer歪んだギターで始まり、ありがちなギターのRiffが主導し、スカスカ気味のサウンドが展開される。
Le Chant D'Orphée”はアコギのArpeggoにのってフランス語の語り、Vocalが始まると、この時代のフランスのバンドらしさが全開になる。鍵盤奏者が電子音的なSynthesizerの使い方や、ギターのVolume奏法など中々イイ感じである。
Le Chant D'Orphée
鍵盤奏者Alain Coupel作の“Novembre”。不穏な響きのSynthesizerのRiffや歪んだギターKing Crimsonの“Red”の強い影響を受けている。とはいえ、途中からMinimalなベースにのってSynthesizerがSpacyに展開していくさまは、このバンドの個性であろう。
25ème Anniversaire”はイントロのカッコイイGuitar Riffに続きアコギSynthesizerによるパート、CrimsonなギターのカッティングによるRiffが微笑ましい。
B面の頭は16分の大曲“Artcane 1”。MinimalなSynthesizerのフレーズ主導で、いつの間にか微睡んでしまいそうな音楽
最後を飾るのはベースのStanislas Belloc作による牧歌的なアコギ弾き語り風ナンバー“Nostalgie”。フランス語の響きと優し気なVocal、柔らかなSynthesizer、最後は哀愁のギター・ソロで終わる。
(Hit-C Fiore)
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 Craig Fullerが在籍していたPure Prairie League(以下PPL)は、時々無性に聴きたくなるバンドだ。ギターのFullerとGeorge Ed Powellを中心にOhioで結成されたPPL。バンド名は39年に公開されたErrol Flynnが呑み助のCowboyを演じる映画『Dodge City』に登場する架空の禁酒同盟からとられた。Cincinnatiを拠点に活動をしていた彼らはRCAと契約を結び、アルバム2枚を残した。しかし、Fullerが兵役拒否の罪で刑務所入りをせざるを得なくなり、バンドを離れることになってしまう。これほど優れたSongwriterが表舞台から消えてしまったことは残念だが、76年にAmerican Flyerのメンバーとしてようやく現場復帰し、78年にはEric Kazと『Craig Fuller / Eric Kaz』という素晴らしいアルバムを世に出すのである。さて、PPLであるが、後にRicky SkaggsらとBluegrassのバンドで活動していたVince Gillが加入してバンドは大成功を収めるのであった。イナタくて素朴なPPLの最初の2枚のアルバムは特にお気に入りである。本作ではドラムスにWilliam Frank Hinds、ベースにJames Rollestonというメンツに代わっている。ピアノでMichael Connor、Steel GuitarでAl "Brisco" Clarkが参加している。そして、何とMick RonsonがStringsのArrangeで参加しているのも面白い。

 『Bustin' Out』はPure Prairie League72年にリリースしたアルバム。
IllinoisのSongwriter、Ed Holstein作の名曲“Jazzman”でアルバムはスタートする。Al Brisco ClarkSteel Guitarが最高。
Fuller作の“Angel #9”は粘り気のある力強いギターとClarkのSteel Guitarの対比が面白い。
Dianne BrooksBacking Vocalで彩りを添える“Leave My Heart Alone”はGeorge Ed Powell作のSlideがご機嫌なCountry Rock。
アコギが心地良く響くFuller作の“Early Morning Riser”は涼し気なChorusも最高のお気に入り曲。ここからは全てFuller作の作品が最後まで続く。
アコギのArpeggioChorusが美しい“Falling In And Out Of Love”。
Amie”は、時を経て75年にヒットした名曲。米国中西部のCampusを中心に起こったBluegrass Revival
が、この頃少し盛り上がったらしい。
イントロのギターに心惹かれる“Boulder Skies”はStringsも入った甘いBallad
これまたイントロのArpeggioが素晴らしい“Angel”。Gentleで美しいメロディー・ラインが米国中西部の田舎町へ運んでくれる。
最後をシメるのはアコギがジャンジャカ心地良いメロディーに酔いしれる“Call Me, Tell Me
(Hit-C Fiore)
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 Edison Machadoのドラミングはやっぱり気持ち良い。蒸し暑い夏はMachadoの豪快で暴れん坊な叩きっぷり切れ味鋭い技巧的なドラミングを聴いて爽快な気分になりたくなるのだ。Bossa TrêsMeirelles E Os Copa 5Rio 65 TrioSalvador Trioといった名門グループで活躍し、数々のSessionを通してJazz Sambaの黄金時代に、その名を轟かせた男。そのMachadoが豪華なゲストを迎えて放つリーダー・アルバム。その名もEdison Machado E Samba Novoというのだから、期待するなという方が無理だろう。なにせピアノにTenório Jr、ベースにBossa TrêsSebastião NetoSaxJ.T. MeirellesPaulo MouraPedro PauloTromboneRaulzinhoEdmundo Macielという超一流Musicianが勢ぞろいしているのだ。これはノリノリのJazz Sambaでぶっ飛ばしますぞ、と針を落とす。これはやられましたな。A面はチョイ抑え気味で地味かなと思いつつB面で一気に爆発みたいな焦らしの美学も最高。よくよく聴いてみるとA面のJazz Samba王道のEnsembleの妙も味わい深いし、Arrangementsを担当したMoacir Santosの知的でElegantなセンスが感じられるところも良い。何しろSantosはドイツからナチの迫害から逃れBrazilに亡命してきた無調主義と十二音技法の使い手Hans Joachim Koellreutterに学んでいるのだ。このアルバムにそこはかとなく漂う欧州的なRomanticismは、それによるものかもしれない。モノクロのジャケットもCoolでカッコイイっすなあ。

 『Edison Machado E Samba Novo』は64年にリリースされたEdison Machadoのリーダー・アルバム。
Moacir Santos作の“Nanã”。イントロでHorn隊が重厚な3連符を奏で、迫力のあるJazz Sambaに展開していくのが面白い。
Baden Powell作の“Só Por Amor”は歯切れ良いMachadoのドラミングにのってHorn隊も雰囲気たっぷり
J. T. Meirelles作の“Aboio”は疾走感に満ちたイントロから惹きこまれる。
再びBaden Powell作の“Tristeza Vai Embora”。こちらも哀感漂うRomanticな雰囲気がたまらんですな。は
J. T. Meirelles作の“Miragem”はTenorio Jr.ピアノ・ソロTrombone柔らかい響きに夢見心地。
B面1曲目もJ. T. Meirelles作の名曲“Quintessência”でスタート。こちらは躍動感に満ち溢れたナンバーで飛び跳ねながらも全体をリードするMachadoのドラミングが素晴らしい。RaulzinhoTromboneソロもイイ感じ。
Moacir Santos作の高揚感に満ちたSe Você Disser Que Sim”。この曲もSharpなSaxソロや全体に渡って冴えまくりのHorn Arrangementが最高。勿論、Machadoのドラミングもキレキレっす。
続いてもMoacir Santos作の“Coisa Nº 1”。こちらも軽快なバンドのEnsembleは勢いが止まらずに下半身は動かされっ放し
そして個人的にはアルバムで一番お気に入りのJ. T. Meirelles作のModalチューン“Solo”に突入。Tenorio Jr.ピアノ・ソロRaulzinhoTromboneソロ華麗に鼓舞するMachadoのドラミング、もう言葉も出ない至福の時間っす。
Samba Kickが心地良く響く“Você”はMachadoのドラム・ソロが炸裂。気持ち良すぎ。
最後をシメるのはMoacir Santos作のRiffがイカシたMenino Travesso”。最後までご機嫌ですな。
(Hit-C Fiore)
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