BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC



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 Mercy Dee WaltonSlow Bluesの弾き語りは沁みる。年を重ねれば重ねるほど、味わい深くなっていく音楽があるとすれば、Mercy Dee WaltonのSlow Bluesはかけがえのないその一つであろう。Texasに生まれ、第二次世界大戦前にCaliforniaに移ってきたDeeは10代前半からピアノを弾き始めている。故郷Texasで身につけたBarrelhouse Pianoで人気を得たDeeは中々録音の機会wを得ることができなかったが、49年にようやくデビュー・シングル“Lonesome Cabin Blues”をリリース。53年にSpecialty Recordsからリリースした“One Room Country Shack”が全国的に大ヒット。あのMose AllisonもCoverし、今やBlues Standardとなったこの曲の成功によって、Big Jay McNeelyのJump Blues BandとTourするなど、DeeはようやくFull-Timeで音楽に没頭できるようになったという。50年代前半にImperial、Colony、Specialty、Flairなどに残されたシングルを聴くとDeeはSongwriterとしての才能にも恵まれていたことがよくわかる。53年の“Come Back Maybellene”などは明らかにChuck Berryの55年のヒット“Maybellene”の元ネタである。そして突然契約を失ったDeeが61年にChris Strachwitzによって2枚のアルバムを世に出すことになる。本作は、そのうちの一枚である。 Barrelhouse仕込みのTexas Jump Bluesから洗練されたJazzyなCalifornia R&Bまで、倦怠感漂うVocalとEmotionalなピアノの対比も魅力的で、時にPathosを漂わせたかと思えばHard-Boiledであったりもする味わい深いBluesは最高である。

 『Mercy Dee』はMercy Dee Walton61年Arhoolieからリリースしたアルバム。HarmonicaにSidney Maiden、ギターにK.C. Douglas、ドラムスにOtis Cherryを迎えた本作では、復帰したDeeは以前の輝きを失っておらず、絶品のSlow Bluesと気合の入ったJump Bluesを聴かせてくれる。
アルバム1発目の“Mercy's Troubles”。Deeの粘りのある歌声魂こもったピアノを聴いたら惹きこまれること間違いなし。
Sidney MaidenHarmonicaがイイ感じの“Jack Engine”のピアノからはDeeの思いが伝わってくる。
Lady Luck”では気怠く引き摺るようなDeeのVocalに鄙びたMaidenのHarmonicaが実にいい組み合わせ。
ノリの良いRock'n BluesRed Light”。
Walked Down So Many Turnrows”ではDeeの低音のVocalの魅力小洒落た語り口で発揮されたSlow Blues。この世界はDeeにしか出せないもの。
Troublesome Mind”も味わい深いSlow Blues
Betty Jean”は軽快なRock'n Blues
どっしりと腰を落としたSlow BluesCall The Asylum”。こういう歌い口やピアノはMose Allisonに引き継がれているように思われる。
最後を飾るのは“Mercy's Party”。K.C. DouglasSidney Maidenの声を聴けるこの曲でアルバムは幕を閉じる。Texas Jump BluesからLowdown BluesまでDeeの音楽スタイルは多様性に満ちている
(Hit-C Fiore)
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 英国Norwich生まれのRoger Bunnは最初期のRoxy Musicへの参加やDavid Bowie(“Life Is a Circus”はBunnの曲)とも関わりを持ち、Charlie Parkerに傾倒していた男。Bassistとして60年代の音楽シーンに Graham BondやZoot MoneyそしてBritish JazzのFieldに輝かしい軌跡を残したAlto Sax奏者Joe Harriottとも仕事をしていたという。South AfricaからUKにやって来たChris McGregorThe Blue Notesにも参加していたというから驚きだ。60年代の英国はJazzやRockやTradもBluesもFolk、Popsの分野でジャンルを越えて音楽家が集まり素晴らしい作品を残している。Roger Bunnが唯一残したSolo AlbumはJazzBluesRockFolkSoulPsychedelic Musicが混然一体となった60年代後半の英国音楽の最も魅力的な部分を反映した作品となった。この混沌としてUndergroundな香り漂う作品が歴史に埋もれてしまったのは残念であるが、CD化された時の驚きと喜びは例えようがないものであった。ジャケットも個人的にお気に入りのあのレア盤をついに聴けるという喜び。The Beatlesが67年の暮れにリリースした『Magical Mystery Tour』が残した英国特有のPsychedelicでDreamyな混沌とした世界。本作にはそれが宿り、胡散臭さを増しながら何とも言えない魅力を放っているのだ。

それは70年に生み出された唯一無比のRoger Bunnの世界に他ならない。

 

 『Piece Of Mind』はRoger Bunn70年にリリースしたソロ・アルバム。

アルバム“1曲目はRoad To The Sun”。イントロの神秘的なFluteから始まりベースMinimalなフレーズを弾き出すところがカッコ良すぎ。呟くようなVocalピアノアコギStrings疾走するJazzyなリズム隊はまるで夢の中に迷い込んでしまったかのような音迷宮を生み出している。

弾き語りJazzyなピアノが加わる“Jac Mool”。

高らかに鳴らされるHorn隊気怠いVocalがイイ感じの“Fantasy In Fiction”。後半のあっという間に終わってしまうアコギ・ソロ超絶カッコイイ

Crystal Tunnel”も疾走感のあるRhythmにのったHorn隊やギター・カッティングに呟くVocal何とも'60sの英国らしいジャンルを飛び越えた音楽性で楽しませてくれる。短いSaxソロも素晴らしい。

弾き語り3 White Horses”はバックに流れる波の音のSEもイイ感じ、

Fiddleが雰囲気を出しているBluesyな弾き語りCattatonia”。

Suffering Wheel”もOrchestrationが独特の効果を上げているBluesyなノリノリのRock And Roll風のナンバー。

Gido The Magician”はFolkyなアコギの弾き語りに、これまたHorn隊Orchestrationが絡ん60年代の英国らしい摩訶不思議な音世界を展開している。

Powis Square Child”も弾き語りであるが、これまたThe Kinksあたりに通ずる英国らしい作品。

Old Maid Prudence”はFluteで始まり、PsychedelicなサウンドにのせてRunnの語り口は時にLyrical、時にJazzyにと様々な表情を魅せる。

Humble Chortle”はアコギをジャンジャカ鳴らして性急に突き進むリズム隊にのって早口でまくしたてるBunnのVcalが面白い。

Jasaons Ennui”はピアノOrchestrationがBunnの哀感漂うVocalDreamyな空間を作り上げている。

最後を飾る“110° East + 107° North”もBunnのVocalに絡むピアノやStrings、Fluteの調べが陰影に富んだ英国の香り漂う作品。

(Hit-C Fiore)

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 Jazzにおいて米国以外の国における、極めてAfrican-American的な要素と思われるBlue Note基調の音楽から逸脱した、尚且つある国の独特の民族音楽を取り入れた試みというのは、実は過去に幾度となく試行錯誤されてきたのである。自分は最初に、Jef GilsonAlbert Mangelsdorffといった欧州の音楽家によって、その成果を知ることができた。米国のJimmy Giuffreなどが母国の白人的なCountry Musicを取り入れたスタイルで試行錯誤しながら完成させた作品も大好きであるが、欧州Classical現代音楽の要素も感じさせてくれる脱African-AmericanなJazzというのは好き嫌いがはっきりしてしまうもので、そこに民族音楽的な要素が入ったもであれば尚更である。そんな中でもECMというレーベルから出された作品は、一時期の自分にとって結構お気に入りのものが沢山あった。特に70年代の同レーベルのレコードを中古レコード屋さんで探し出すのが好きだった。ギラギラと燃えたぎる黒光りしたJazzを求める一方でImaginativeな風景を描き出しながら、Coolな青白い炎が幻想的に揺らめくExoticな世界もまた魅力的であったのだ。Finland出身のドラマーEdward Vesalaリーダー作である本作もECM系列のJapoからリリースされた大好きな作品である。

 『Nan Madol』はEdward Vesala74年にJapoからリリースしたアルバム。B面の2曲にはAlto Sax/Flute奏者で、当時欧州で民族音楽やProgressiveな音楽を探求していたCharlie Marianoが参加している。
アルバム1曲目は幻想的に鳴り響くPercussionの中Juhani AaltonenのSaxやSakari KukkoのFluteがExperimentalに響くタイトル曲“Nan Madol”。
美しくも甘さを排除した音世界が透明感のある空気を運ぶ“Love For Living”。
Call From The Sea”はタイトル通り目の前に広大な海が広がり、いつの間にかそこから聴こえてくる音に耳を傾けひきこまれてしまいそうになる。
Elisabeth LeistolaHarpKaj BacklundTrumpetJuhani AaltonenのSaxと描き出す浮世離れした音世界が拡がる“The Way Of ...”。またViolinViolaを担当するJuhani Poutanenの控えめながら独特の空間を漂うプレイも良い。Vesalaは終始叩きっぱなしながら、スリリングで時に柔和な表情をみせるこの曲を引っ張っている。12分越えの大曲。
民族音楽調のThemeが興味深い“Areous Vlor Ta”。 Charlie Marianoの吹く、あの独特のFluteも良い。Pentti Lahtiや Seppo Paakkunainen途中から嘶きも飛び出すドFreeな展開になっていく。この曲も12分越え。
最後を飾るのはExperimental幽玄な世界が拡がる“The Wind”。
(Hit-C Fiore)
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  Frevoというのは一体どんな音楽なんだろうか?興味を持っていろいろ調べているうちに、本盤の冒頭にに収録されている“Frevo Da Lira”に出会ったのだった。優れたCavaquinho奏者でありChoroを世に広める人気曲Brasileirinho”や“Pedacinhos do Céu“を書いた作曲家でもあるWaldir Azevedo。Waldir AzevedoがContinentalに残したアルバム『Minhas Mãos, Meu Cavaquinho』の1曲目に収録されている“Frevo Da Lira”を耳にした時、やっぱり踊り出したくなるような躍動感に満ちた曲で、何よりAzevedoの弾くCavaquinhoに耳を奪われたのだった。Azevedoは、Choroにおける主にバッキングで演奏されることが多かったCavaquinhoという楽器のソロ演奏を前面に出して、その高い演奏能力で伴奏楽器からソロ楽器としての地位を確立した人物である。子供の頃はPilotを目指していたらしいが、Flute、Bandolimと楽器を手にしてCavaquinhoに出会った時、Azevedoの運命は変わった。卓越したViolonistaでもあったDilermando Reisの楽団に参加したAzevedoはみるみる頭角を現し、やがて独立するとより上述のヒット曲を生み出し、ChoroをPopularな音楽として多くの人々に知られるようになるのに貢献した。また、Nordesteと呼ばれるBrasil北東部から生まれてきた音楽を取り入れることに長けたAzevedoはBaiãoのRhythmを使った“Delicado”などのヒット曲を出してNordesteの音楽の普及にも貢献したといえよう。本盤でも上述のFrevoやMarchというタイトルがついた楽曲が収録されており、思わず反応してしまった自分は知らず知らずのうちに、Azevedoの音楽を聴くようになっていったのである。

 

  『Minhas Mãos, Meu Cavaquinho』はWaldir Azevedo76年Continentalからリリースしたアルバム。

アルバム1曲目は“Frevo Da Lira”。これは上述のFrevoで飛びついたナンバー。

Só Nostalgia”は三拍子のRhythmにのって哀愁に満ちた旋律MinorからMajorへの展開、そして短い女性のVocalが何回か挟まれる。

Chorando Prá Pixinguinha”はToquinho & Viniciusの『São Demais Os Perigos Desta Vida...』に収録されていた名曲のCover。

Uma Saudade”もWaldir Azevedo作の泣きの旋律がたまらんナンバー。

Sem Pretenções”もまたよく耳にするメロディ。こういう切ない旋律がたまらない哀感漂うChoroはWaldir Azevedoお得意の路線である。  

Arrasta-Pé”もHermeto Pascoalの名曲“Arrasta Pé Alagoano”(邦題は“アラゴアスの踊り”)で興味を持ったナンバー。Sivucaも73年のVanguardからのアルバム『Sivuca』の中で“Arrasta Pé”という曲をTraditionalとして演奏している。また作曲家Adelaide Pereira da Silvaの“Suíte N. 1 ”という組曲の最初のPartが“Arrasta Pé”である。Arrasta Péとは大衆のDance Partyのことらしい。

アルバム・タイトル曲の“Minhas Mãos, Meu Cavaquinho”はゆったりした曲調で、Pastralな響きとRhythmの中からBrasilの自然の風景が思い浮かんでくる。

Paisagem”は昭和の香りも漂うMinor Keyのナンバー。

作曲家Avendano Juniorのペンによる“Assim Traduzi Você”も泣きの入った、やはり昭和が思い浮かぶナンバー。ギターのトレモロVibratoがイイ感じ。

Chôro Novo Em Dó”もMajor KeyとMinor Keyが入れ代わりながら伸びやかな旋律が紡がれていくChoro

静かに始まる悲し気な旋律からRhythmicalに展開したりするのが如何にもらしい“Lembrando Chopin”。

最後を飾るのもWaldir Azevedoの真骨頂となる名曲“Marcha De Espera”。MarchaとはBrazilのMarchのことであるが、全体に漂うAzevedoらしいのどかで陽気な雰囲気が面白い。

(Hit-C Fiore)

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 Grand Funk Railroad(以下GFR)のアルバムはTodd RundgrenがProduceした『We're an American Band』、『Shinin' On』やZappaのProduce作『Good Singin' Good Playin'』や白熱のLive盤『Live Album』を良く聴いていて、わりと地味な扱いであった本作の良さに気付いたのは実はそんなに昔のことではない。本作は驚異の暴走列車といわれた彼らの持ち味であるWildなPowerで勢いよく突っ走ったりガンガンに盛り上げる派手なナンバーこそないものの、彼らのルーツにあるBluesSoulR&Bといった黒人音楽への深い敬愛が感じられる味わい深いアルバムとなっている。Primitiveで荒々しくもわかりやすく感情移入しやすいGFRの音楽は人気を集めたものの、評論家とやらには多分に過小評価され過ぎている。相変わらずTerry KnightのProduceで、本作でこれまでのレッテルを剥がそうとしたわけではないだろうが、こけおどしを廃して、Trio編成という音数の少なさを逆手にとった魂のこもった味わい深い歌と演奏でじっくり聴かそうとした姿勢は素晴らしい。またCover曲の“Feelin' Allright”や“Gimme Shelter”に注目が集まてしまい(勿論、この2曲の出来は素晴らしいわけだが)がちだが、何といっても彼らの自作曲が良いのである。GFRはVocalでギターと鍵盤を弾くMark FarnerとドラムスのDon BrewerQuestion Mark & the mysteriansにいたベーシストMel Schacherの3人がタッグを組んだ強力なRock Trioである。痛快で外連味のないHard Rockは個人的に大好きであるが、黒っぽさをより感じさせてくれる本作は、そのジャケットと共に自分にとって大切な一枚となっている。

 『Survival』はGrand Funk Railroad71年にCapitolからリリースしたアルバム。大傑作のLive作『Live Album』を前年にリリースして勢いにのるGFRであったが、本作は上述のようにドッシリと構えたRhythm sectionにのって黒っぽいRock魂に満ちた歌と演奏が楽しめる。
アルバム1発目は“Country Road”は余裕さえ感じさせる3人がじっくりと盛り上げていくナンバー。派手さこそないが、そこに溢れるSoulfulなPowerはジワジワとツボにきいてくる。
これまた粘り腰のFunkyなRhythmがカッコイイ“All You've Got Is Money”。メリハリのついた曲調とMark FarnerのEmotionalなVocalとギターが最高。
爽やかなアコギのカッティングで始まる“Comfort Me”。これも徐々に盛り上がっていくナンバーだが、静と動を行き来する曲調をリズム隊が見事なダイナミズムをつけて盛り上げている。Don Brewerのドラムスが実に効果的だ。
Dave Masonが書いたTrafficの名曲“Feelin' Allright”。この曲を取り上げたところに、この当時の彼らの意図が感じられる。Earthyで泥臭い仕上がりも良い。
Gospelの香り漂う女性ChorusとFarnerの弾くHammondがSoulfulに盛り上げる“I Want Freedom”。
冒頭に何人もの子供たちの話し声が挿入された“I Can Feel Him In The Morning”はギターのArpeggioをバックにFarnerが淡々と歌い上げ、SoulfulなChorusと共に徐々にEmotionalな高まりをみせる。
そして最後はThe Rolling Stonesの“Gimme Shelter”へと怒涛のエンディング。この終盤の2曲の展開は素晴らしい。
(Hit-C Fiore)
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 それにしても、一体何やってんだと。自分で自分に腹が立ってしまった。またしても芝刈り機に電源コードを巻き込んでしまったのだ。これで二回目である。せっかく新しく買い替えたのに。考え事をしながらやると必ずこれだ。でも、いいメロディが思い浮かんだんだから許して欲しいな。またやったのと家族の冷たい視線を浴びながら、何とか任務終了。ひと仕事の後の一杯が最高ですな。そして当然素敵な音楽が一緒にあれば言うことなし。さ、芝生に寝っ転がって極楽気分。

 

 やっぱり最高に気持ち良いっす。Lee Perryの手がけたMagicalでDopeで奇跡的な名作は数あれど、こんなCuteなGirl Popも創り上げてしまったところが素晴らしい。とにかく、これは反則っしょという位にSusan CadoganWhisper入ったVocal可憐なわけだけど、The Upsettersのツボを押さえた演奏とともにLee PerryのBlack Ark音響の実験を重ねたStudio Workが見事に結実した作品だ。で、74年の夏に友達に連れられてBlack Arkにプラッとやって来た、大学の図書館で働いていたきわめてごく普通の女の子が歌ってPerryが気に入っちゃって、これだもの。これこそがMagicalなGirls Popsというものなのかもしれない。だからこそ、この圧倒的なInnocenceが、作りこまない自然体のCuteなVocalの素材としてPerryの創作意欲をかき立てたのかもしれない。だから、この作品をLovers RockというよりはGirl Popと言いたいのだ。Boris GardinerとThe Zap Pow HornsをFeatureした“Hurts So Good”はMillie Jacksonの71年のヒットで知られるKatie Love & The Four Shades Of Blackが歌っていた楽曲だが、Jamaicaではなく英国で火が付いたというのが面白い。

 

 『Susan Cadogan』はSusan CadoganTrojanから『Hurts So Good』というタイトルでリリースしたアルバム。

アルバム1曲目はElvis Presleyで知られる“In The Ghetto”。女性ChorusFluteがイイ感じ。

Nice 'N' Easy”はSusan CadoganのCuteなVocalMagicalなFluteとともに禁断の桃源郷へと誘うわけで、これは一発で白旗上げてしまいますな。Perryの仕上げた一級品のMagicalなHypnotic Girl Pop

Katie Love & The Four Shades Of Blackや71年にはMillie Jacksonが歌った“It Hurts So Good”のCover“Hurts So Good”。

イントロのScatに、これまたDopeなFluteがイイ感じの“Congratulations”。

Wilson Pickettの“If You Need Me”もCuteなCadoganを盛り立てるFluteやFuzz Guitarが面白い。

イントロから持っていかれる“Lay Down”。女性ChorusとCadoganのかけ合いも良し。

Organが気持ち良い“I Keep On Loving You”。

Ecstacy Passion & Painの“Don't Burn Your Bridges”。

Lee PerryのDopeなMagic炸裂の“Feeling Is Right”。これで胸が高鳴らない男はいないっしょ。

Little Willie Johnがに56年に歌いTha JamもCoverした “Fever”。これまたイントロから鳥肌モノ最高にDopeっす。

最後を飾るのはSylvia Robinson作のShirley & CompanyのDisco Hit“Shame, Shame, Shame ”のCoverで“Shame (Shame on You)”。Bunny Scott (Rugs) との楽しそうなDuetが最高。

Hurt So Good/Susan Cadogan

(Hit-C Fiore)

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 これは大好きなアルバム。90年代にイタリアでHouse/Techno系レーベルInteractive Testを設立したFranco Falsiniが率いていたSensations' Fix。彼らはFlorence周辺で活動を続けていたバンドで、鍵盤とギター担当のFranco Falsini、ベースのRichard Ursillo、ドラムスのKeith Edwardsによる3人組である。Synthesizerは勿論、ElectronicsやEffectを使用しながらSpacyMeditationalな世界を作り出していくさまはイタリアというよりドイツのバンドのよう。しかし、チョイPsychedelicExperimentalな味わいもありながら、暗く沈み込んでいくのではなく、基本はUpperDreamyといったところがイタリアっぽいといえばイタリアっぽい。80年代英国から登場したNew Waveバンド Electroな連中にも通ずる味わいが面白い。74年に本作でアルバム・デビューしたSensations' Fixは、その後も活動を続けて、メンバーも増やしたりしながらバンドは、なんとCaliforniaに向かうのであった。残念ながら米国での成功はならなかったが、バンド名を変えたり、紆余曲折を経てFalsiniは音楽を作り続けている。近年、ようやく彼らの再評価が高まってきたことは嬉しい。

 『Fragments Of Light』はSensations' Fix74年にリリースしたデビュー・アルバム。
アルバム1曲目はタイトル曲“Fragments Of Light”。心地良いアコギのカッティングSynthesizerがジャケットのように幻想的な世界を描き出す。しかし、どこまでも高揚感に満ちた夢見心地な感覚は彼ら独特のもの。
Nuclear War In Your Brain”は重ねられたSynthesizerが作り出す神秘的な響きSpacyな音空間German Electro Musicのよう。虚ろなVoiceが面白い味を出している。
牧歌的な味わいがお気に入りの“Music Is Painting In The Air”。Falsiniのマッタリしたギターがイイ感じだ。
Windopax And The Stone Sender”はCosmicなSynthesizerをバックにFalsiniのギターが宙を彷徨い、宇宙へと消えていく
Space Energy Age”は英語で歌う線の細いVocalが入ってくるが、ヘタウマなギターと共に、B級な味わいが何ともいえない。
Metafel + Mafalac”は幻想的なSynthesizerが印象的。
Space Closure”はタイトルのごとくSpacyイナタいSynthesizerが不思議な魅力を持ったナンバー。
Music Without Gravity”は、まるでGerman Electronic Musicのよう。
Do You Love Me?”は、イントロのギター・フレーズとVocalが早すぎた80年代英国のNew Wave Band的な味わいを持ったナンバー。何とも面白いバンドだ。
続く“Life Beyond The Darkness”もイントロのギター・フレーズが80年代の英国バンドと言ってもわからないぐらい。そして何とも温もりのあるSynthesizerとの絡みが面白い。彼らの内省的で深遠な世界に惹きこまれていく。
最後をシメるのは“Telepathic”。KrautrockなSyntheとElecttronicsをバックに音を紡ぎ出す夢見心地のギターが桃源郷へ誘っているかのよう。
Sensation's Fix

(Hit-C Fiore)
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 Algeria出身のギタリストJean-Pierre Llabador率いるCoïncidence。他のメンバーは、鍵盤奏者でギターも弾くJean-Claude Llabador、ベースのJean-Pierre Barreda、ドラムスにはFunk Rock BandのGodchildに在籍していたJacki CataldoというQuartet編成である。南仏Montpellier出身で結成された彼らは、残念ながら70年代後半に2作のアルバムを残しただけで消滅してしまったようだが、この2枚がいずれも南欧風味の実に気持ち良いJazz Rockのアルバムとなっていて、たまに聴きたくなるのだ。Jean-Pierreのギターが中心となり地中海風味も感じさせる南欧特有Exotc伸びやかな空気が全体を覆っているのが良い。基本的には独特のマッタリ感が支配的で、それが南仏出身の彼ららしい味わいとなっているのだが、時にFunkyになったり、Jazzyになったり、Acoustivに迫ったり、郷愁を誘うImaginativeで抒情的なサウンドも飛び出してきたり、中々懐が深い。2本のギターEffectをかけたり、Acousticな音色を駆使して多彩な音像を描き出しているが、Jean-Claudeが弾くSolina Strings EnsembleARP OdysseyFender Rhodesの音色も含めそれは、70年代後半の色合いが出たもので、個人的にはかなりツボである。またBarredaの低音でウネるベースや派手さこそないがタイトで無駄のないCataldoのドラムスも素晴らしい。4人それぞれが中々の演奏技量を持っているが、あくまでもEnsemble重視で、もう少しスリリングな丁丁発止があってもいいかなとは思うが、コレはコレで楽しめるものではある。デビュー・アルバムとなる本作も独特の味わいだが、ベースがMichel Montoyatに代わってリリースされた次作『Clef de Ciel』も個人的にお気に入りだ。その後、Jean-Pierre Llabadorはギタリストとして活動を続け、現在までにリーダー作も結構リリースしているようだ。

 

 『Coïncidence』はCoïncidenceDisques Tromblasから77年にリリースしたアルバム。

アルバム1曲目“Berceuse Chinoise”。Jean-Pierre Barreda低音で支える引き締まったベースがいい。Jacki Cataldのドラムスも無駄なショットなく心地良く叩き出すBeatはツボを押さえている。そのタイトなリズム隊の上をJean-Pierre Llabadorのギターが気持ち良さそうに歌いまくる。Jean-Claude Llabadorの弾くSolina Strings Ensembleもイイ感じ。

2本のAcoustic GuitarによるEnsembleが地中海の光輝く海心地良い風を感じさせる“Séquences”。Solina String Ensembleをバックにギターが優美に歌い上げ、再びアコギのEnsembleに戻るところも彼ららしさが出ている。

Les Grenouilles”はFunkyなギター・カッティングSynthesizerウネウネと絡むJazz Funkタメのきいた懐の深いBeatはかなり中毒性が高い。

Canevas”もAcoustic Guitarの美しいArpeggioSynthesizer地中海の香りを感じさせてくれるナンバー。

Il Pleut Sur La Ville”はStrings Synthesizer欧州的な翳りを帯びAcoustic GuitarElectric Guitarの使い分けや鍵盤が色彩感に満ちたEnsembleを生み出している。突如入るGentleなVocalもイイ感じ。唯一のVocal入りナンバー。Organソロも中々面白い。何ともMagicalな味わいのお気に入り曲。

Sucre D'orge”は南仏らしい大らかさを感じさせるナンバー。ゆったりしたBeatにのってFender RhodesARP Odysseyが心地良い空間を創るとギターが伸びやかに歌う。『Rain Dances』の頃のCamelのJazzyな楽曲を思い起こさせる。

アルバム最後を飾るのは地中海の眩い太陽を反射する波間を思わせる“Soleils”。

(Hit-C Fiore)

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  SurgeryドイツMarlで鍵盤とSaxを演奏するThomas MiebsとギタリストGerd Gitza、ドラマーのRüdiger Freitagらによって結成されたBandが母体となっている。ベース奏者がUdo Fuellhaasに交代し不幸なことに交通事故でGerd Gitzaがこの世を去り、新たにギタリストHerbert Klingerが加入し、Join Innに在籍していたSax奏者Udo Custodis、もう一人のドラムスJörg-Peter PodlaslyとConga奏者Alfred Gaudschunが加わった7人組としてSurgeryはアルバム・デビューする。。本作はなんと自主制作盤であるが、Qualityはかなり高い。しかし500枚しかコピーされなかったアルバムが何年か前にBonus Trackを10曲も加えて再発されたのだからたまらない。Tenor Saxの入ったドイツのJazz Rock BandというとTenor Sax奏者Klaus Doldinger率いるPassportをどうしても想像してしまうが、Surgeryの場合はKlingerの熱いギターが象徴するようにRockっぽさがもっと前面に出ているような気もする。またドイツの他のJazz Rock Bandに顕著なヤサグレ感屈折した部分がなく、わりと直球勝負なところも面白い。楽曲やアレンジのセンスもドイツ特有のイナタさが殆どないが、その分灰汁のなさが、当時のFusion Bandに近い若干の物足りなさを感じさせてしまう時もあるかもしれない。とはいえ凡百のFusion BandのようなEasyな楽曲やEnsemble、アレンジとは一線を画すのがこのバンドの良さである。

 

 『Übermorgen』はSurgeryが80年にリリースしたアルバム。

アルバム1発目はいきなり勇壮なHorn隊が炸裂する“Intro”。Thomas Miebsのエレピ・ソロに続いてUdo CustodisのTenor Saxソロ、Herbert Klingerのギターソロと続く。

Custodisの雰囲気たっぷりのSaxで始まる“Kernein”。Miebsの蕩けるようなエレピ・ソロ、

躍動感に満ちたAdios G. F.”はリズム隊が心地良く疾走する中、ギターやSaxがソロを披露していく。

Vurz Im Morgengrauen”はチョイとComical入ったRiffが面白い。ところが突然Lyricalな展開になってギターとSaxが泣きのソロを展開する。一歩間違うと安直なFusionになってしまうところをギリギリで踏みとどまっている。最後のUp Tempoに展開するところは流石にベタだが。

Intro Reprise”は再び1曲目の繰り返し。

Paulchen Panther ”はレコメンなキメやフォービートが飛び出したかと思えばCongaが鳴り響いたりするのが面白い。CustodisのTenor Saxソロがイイ感じ。

抒情的なピアノで始まる“Pisa”はThemeがあまりにもベタで一歩間違いそうなギリギリ感を楽しみたい。ピアノ・ソロは結構味があるがSaxソロはフレージングがEasyなFusion手前のかなりヤバ目ではある。

イントロのFunkyなギターのカッティングがご機嫌な“On My Way To Ьbermorgen”。これもTenoe SaxのThemeがギリギリではある。というか、むしろこのイナタさが味になっている。ギター・ソロは結構ノリノリで弾き倒している。ドラム・ソロもカッコイイ。

最後を飾るのはイントロのエレピMellowな雰囲気がたまらない“Sieben Plus Bossa”。文字通りのMoodyなBossaではあるが、キメやフレージングが工夫され、これまた凡百のFusion bandの一聴上がりのお安いBossa風に陥っていないところが素晴らしい。

(Hit-C Fiore)

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 テメエがお友達に優先的に税金バラマいたり便宜を図ったりした疑惑があるのに説明責任を果たさず国民を馬鹿にし国会を開かず逃亡したのが原因で、大敗こいて仲間が総崩れの事態を招いたのに、なんと記者会見からも逃げるリーダーシップ欠如の情けない虚言癖のバラマキ売国党首と、秋葉原へ同行を頼まれ空気読んでトンズラこいた腰抜けAss Hall。まるで部下を戦場に追いやり自分たちはしっかり敵前逃亡こいた恥ずかしい軍のお偉いさんそのものである。こんな責任感のない奴らがアタマなら、その国に未来はないだろう。馬鹿な神輿なら馬鹿なりに責任果たせよ、だから日の丸持った国民に辞めろと罵倒されるのがわからないのだろうか。印象操作はお前らだったというオチが最高に笑える。

  まるでBlaxploitationのサントラ盤かと思わせる都会の闇に蠢きながら黒光りするFunkyな音楽が満載なのは、英国Television SeriesThe Hanged Man』 のサントラ盤。Bulletという名義になっているが、英国はLomdon生まれのComposer/Arranger/鍵盤奏者のAlan Tewの手による作品だ。Tewといえば、『Doctor in the House』、『 ...And Mother Makes Three』といった人気TV番組の音楽を担当し、Library Musicの世界でも、好き者の間で良く知られた存在である。70年代のBlaxploitationへのHamageたっぷりの『Black Dynamite』などで知られるようにイナタく高揚感に満ちたFunkyで、その筋にアピールする音楽を作らせたら天下一品である。本盤は英国で75年に放送されたテレビ番組『The Hanged Man』のサントラ盤であるが、これが冒頭に書いたようになんとも胡散臭い魅力に満ちて最高なのである。Fakeではあるが、そこには英国人独特の翳りが感じられるところも良い。70年代中盤の英国Jazz Rockの香りも仄かに漂わせながら、Funkyでイナタい演奏が実にツボである。犯罪小説やミステリーなどを読む時のBGMとしても最高なのだ。

 『The Hanged Man』はAlan Tewが音楽を手掛けた英国で75年にテレビで放映された犯罪ドラマ・シリーズ同タイトルのサントラ盤である。アルバム1発目はぶっといベースにエレピ、Horn隊にがCoolに蠢くFunk“Contract Man”。
PercussionにSynthesizerが所狭しと暴れるFunk“G.B.H.”。
ひんやりしたエレピタイトなリズム隊がStoicながら、徐々に熱を帯びていく“Road Runner”。Funkyに跳ねるエレピがカッコ良すぎ。
Percussionが力強く中、鳴り響きアナログ・シンセがイイ味を出している“The Heist”。後半のエレピが静かに都会の闇を描き出すところがカッコイイ。
泣きのギターなど哀感に満ちたDuluth Blues”。
FluteVibraphoneがゾクゾクするほどカッコイイ都会の夜を徘徊するFunkThe Spic”。
タイトル・ナンバー“Hanged Man”は70年代らしい胡散臭さがイイ感じのナンバー。このいかにもBlaxploitationな感じが素晴らしい。
ShuffleのRhythmにのってエレピがFunkyに躍動する“Blue Panther
VibraphoneがThemeの男の哀愁をさりげなくサポートする“Killer Hill”。
Smokey Joe The Dreamer”もエレピとHorn隊が哀愁たっぷりに男の後ろ姿を描く。
Gentle In The Night”はCongaやエレピ、ワウギターが正にBlaxploitationといった感じ。
黒く蠢くベースに導かれ夜をCoolに彩るエレピとFluteが最高な“The Peterman”。
Minimalなベース・ラインむせび泣くギターとSynthesizerが仄かに英国Jazz Rock風味の“Funky Bear”。
最後をシメるのは都会の夜に哀愁を込めて鳴り響くTheme曲Hanged Man”。ヤバイっす。
(Hit-C Fiore)
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