不妊・子宝のやさしい漢方 古河市の漢方倉持薬局

 

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○常勤医師が2名以上いる

あなたが高額の医療費を要する高度生殖医療を受けようと思ったとき、その医療機関に医師が何名いるか調べてみてください。医師が2名以上いることが必要最低条件です。ここで言う医師とは、常勤で常時活動している医師を指します。例えば、大学病院などから週1回アルバイトで来ているような医師はカウントしないで下さい。また、すでにリタイア同然の医師を、名前だけホームぺージに掲載しているところもありうるので注意が必要です。

なぜ常勤の医師が複数いた方がよいのか、その理由を考えてみましょう。高度生殖医療で最も外科的なプロセスは、卵巣から卵を取り出す「採卵」という行為です。かつてのように腹腔鏡を用いて全身麻酔下で大がかりに行なわれていた頃に比べれば、採卵針を用いて経腟的に採取できるようになり、プロセスは簡略化されたのですが、静脈麻酔を行なったり、局所麻酔を行なったりもします。ですから、「採卵」という行為は厳密には「手術」です。この手術を1人の医師が行なうのか、複数の医師の立ち会いのもとで行なうのかによって、患者さんの安心感が違ってくるでしょう。そしてなによりも、私がこれまで相談に応じ、高度生殖医療機関に紹介してきた経験や、またいろいろ調べた限りにおいても、体外受精、顕微授精などといった高度生殖医療において、成績の良い施設は、例外なく複数の常勤医がいます。このことは重要なチェックポイントです。ある婦人科医は、「医師1人で対応できる不妊冶療は人工授精まで」と言います。私もまったくその通りだと思います。

 

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