別れてから一年経つという元彼を忘れられない。
今でも彼を追い、彼と繋がろうと努力して。
そして拒絶され・・・。
自分が固執しているのはよく分かっている。
これはもう、ストーカーの域なのかもしれない。
忘れたい、忘れられない。
忘れたいのか、戻りたいのか。
分かっている。
本当は戻りたい。何としてでもあの時の二人に・・・。
私はイベントで彼女の透視をさせていただいた。
そのときは恋愛の件ではなく、
今挑戦している勉強の行方について。
ホロスコープは見ていないので
純粋に彼女のエネルギーだけを見ていた。
そして、彼女の能力は非常に卓越しているということを
伝えた記憶がある。
だから、対面の予約を頂いて
事前にホロスコープを見たときに
彼女のことを思い出していた。
そのくらい、高い潜在能力を秘めた宿命が
映し出されていたからだ。
そして同時に、そこには
恋愛から抜け切れずにいることを示す
資質の数々も・・・。
彼女の宿命は、主要な資質の多くを
牡牛座が占めている。
そこにひと癖加えているのが
月のある牡羊座。
牡牛座。所有・維持に関わる星である。
そのため、安定性に優れ、粘り強い面がある一方で
頑固になったり融通が利かなくなったりもする。
牡羊座は直感で一気に行動していく資質なので、
のんびり屋の牡牛座を良くも悪くも後押ししてしまう。
牡牛座が粘り強くやり遂げようとする対象が
本当に必要なものだったら良いのだけれど。
不要なはずのものにハマっている場合、
そこにもどんどんエネルギーが注ぎ込まれてしまうのだ。
今の彼女は、自分が信じる愛を守りぬき、
粘り強く愛を届ける状況にあった。
いつか愛が返ってくることを信じて。
じゃあ元彼は、
彼女にとって必要な存在なのだろうか。
それとも、手放していくべき存在なのだろうか。
元彼の持つ宿命を見ていくと、
多くの人と関わる中で
自分の世界を大切にする人だった。
誰か特定の人を深く愛したり
愛を受け取ったりするタイプとは言えない。
（もちろん、そんなモードになる時期もあるけれど）
宿命から見た相性としては噛み合いづらい二人。
でも、相性が悪ければ絶対に難しいかというと
そうではない。
後天的に獲得した資質によって
結びつくこともある。
自分に足りないものを相手が持っているとき、
喧嘩しながらも互いを認め合うとき、
お互いに学ぶ相手として課題があるとき、などなど。
そこで、今度は二人の関係を透視していった。
そこには、彼の方に交際していたという痕跡すら
見当たらなかった。
もてあそんでいたという痕跡もなかったけれど・・・。
今の彼は、生きがいとしている仕事がある。
それは多くの人に、夢や楽しさを与えてくれるものだ。
そして、彼女も彼によって幸せを与えられた一人だった。
博愛主義である彼は、多くの中の一人として
彼女に接していた。
一応「彼女」という認識はあったにせよ、
そこに「交際している人を大切にする」という感覚は
備わっていなかったのだ。
矢印はいつも彼女からの一方通行。
彼から彼女に向けて発信したものは
なかった。
彼女が彼を一途に愛し、尽くしはじめたとき
彼は「面倒くさい」という気持ちを持ちはじめた。
ある境界を越えたとき、それは彼にとって
自分の世界を乱すように思えたのだ。
そして彼は、次第に彼女を無視するようになった。
はっきりと別れを伝えたわけではない。
傷つけたくない、だから察知してほしい・・・。
そんな彼をわがままに思う人も多いだろう。
でも実際は、そんな風に遠ざけていくことが
相手を傷つけず、そして自分も傷つけない方法なのだと
感じる人は多くいる。
彼女は言っていた。
はっきり嫌だと言ってくれれば踏ん切りがつくかもしれない。
続きの記事からは、彼女の方の透視に移ります。