奈良県御所市の国史跡「巨勢山古墳群」のうち古墳4基が、ゴルフ場の開発工事で損壊していたことが7日、市教委への取材で分かった。国史跡の開発にあたっては、事前に文化庁の許可を取得することが文化財保護法で義務づけられているが、市教委によると、開発した「秋津原ゴルフクラブ」(御所市)は許可を得ていなかったという。

 市教委によると、昨年11月1日から始まったゴルフ場開発で、巨勢山古墳群の史跡エリアのうち約5400平方メートルを工事。5~7世紀(古墳時代中期~後期)の古墳約700基のうち4基の墳丘の斜面が削り取られるなどしたという。

 市民からの通報を受けた市教委が11月26日に古墳の損壊を確認。直ちに工事の中止命令を出した。

 秋津原ゴルフクラブは今年1月、文化庁に報告書を提出し、2~5月に仮復旧工事を実施。市教委は今月中にも、土木専門家や同ゴルフクラブ関係者を交えた検討委員会を設置し、本格的な復旧案を国と県に提出する方針。

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 参院選を目前に鳩山政権は社民党の連立政権離脱、内閣支持率の20%割れという窮地に追い込まれた。 鳩山首相は求心力低下に歯止めを掛けようと躍起だが、政権浮揚への決め手は見当たらない。

 首相はこれまで、内閣支持率の続落にも「10年度予算が成立し、個別政策の恩恵を国民が実感すれば、支持率は自然と上向く」などと繰り返してきた。しかし、読売新聞社が29~30日に実施した緊急全国世論調査では、内閣不支持の理由として「政策に期待できない」を挙げた人が2割強に拡大した。社民党の連立離脱を招いた沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関する日米合意も「評価しない」が6割近くに達するなど、政策面で好転の兆しは見えない。

 首相は30日、韓国・済州島で行われた日中韓首脳会談で、韓国哨戒艦沈没事件に関し、北朝鮮に毅然(きぜん)とした対応を取るべきだと主張。会談後には「私から国連安全保障理事会でも韓国を支持するというメッセージを出した」と記者団に強調した。ただ、こうした首相の姿勢に対しては「北朝鮮に対する強い姿勢を示すことで、求心力低下を防ぎたいという意図が透けて見える」との声が出ている。

 内政面でも政権浮揚の「頼みの綱」だった事業仕分けは、独立行政法人や公益法人などを対象とした第2弾をすでに終えており、「成果も普天間問題で打ち消されてしまった」(民主党参院幹部)格好だ。

 6月には子ども手当の支給が始まる。政府は6月に新たな成長戦略をまとめるほか、首相肝いりの「新しい公共」に関する新たな政策も打ち出すことにしている。首相らはこうした政策に政権浮揚効果を期待するが、「内閣不支持率が7割を超える中では、どんな政策も、効果はほとんどない」との見方が強い。

 民主党内の一部には内閣改造による人心一新を求める声も出ている。しかし、首相は29日、韓国・済州島で記者団に「そういう発想は持ち合わせていない」と否定している上、「政権の体力が低下した中での改造はマイナス面が多い」(党幹部)との声も強い。

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 □4月20日、東京・南麻布のドイツ大使公邸

 ■次は金熊賞とドイツ大使館へ里帰り

 “銀熊”のトロフィーが間接照明の柔らかい光に照らされ、金色に輝いて見える。肌寒い雨の夜、ドイツ大使公邸で催された小宴には、女優の寺島しのぶさんを祝福する近しい人々が集まった。

 2月の第60回ベルリン国際映画祭では、若松孝二監督の映画「キャタピラー」の主演で、最優秀女優賞(銀熊賞)に。日本人では田中絹代さん以来35年ぶり3人目の快挙だった。

 「日本人のお客さんはたびたび公邸にいらっしゃいますが、銀熊賞の方は…」。20人ほどの出席者を前に、シュタンツェル独大使が栄誉の大きさをほのめかす。寺島さんは「ダンケシェーン!(ありがとう)」とドイツ語で謝意を述べ、「銀熊ちゃんが大使館にいるのは、スイートホームに帰ってきたようでうれしい。次は若松監督が(最優秀作品賞の)金熊ちゃんを取るので、またここに戻ってきます」と、隣でほほえむ若松監督に視線を向けた。

 「キャタピラー」は戦時中の農村を舞台に、戦場で手足を失った夫と介護する妻の姿を通して戦争の愚かさを描いた作品。寺島さんはこの妻を熱演している。若松監督は「日本の俳優で、もんぺが一番似合うのは寺島さんしかいない」と起用の理由を披露。「とにかく俳優さんに賞を取ってほしかった。おれでは、マスコミは書いてくれないから」と周囲を笑わせた。

 若松監督をはじめ共演者の大西信満さん、寺島さんのフランス人の夫のローランさん、大使夫妻、大使館関係者…。耳を澄ませば、外の雨音が聞こえてきそうなほど、静かに、そして和やかに、ゆったりと楽しい時間が過ぎてゆく。誰もが、受賞を心から喜んでいる様子が伝わってくる。ドイツ名産のワインに、みんなのほおがほんのりと染まっていた。(堀晃和)

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