高校からのリベンジ… | JGへの道!…だったはずなのに

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再度、老婆心ながらひと言。もし、お気に触りましたらご容赦ください。
娘の中学受験と高校受験を経験した年寄りの繰言です。



今でも、中学受験が不本意な結果に終わったから、合格した中学があっても進学せずに『公立中学からリベンジ!』という方針の御家族がいらっしゃるかもしれません。



男子はそれも良いと思います。海城は高校入試を辞めましたが、開成、筑駒、巣鴨など高校入試を続けている進学校が数多くありますから。高校受験で巻き返しも可能です。
問題は女子の場合です。高校から入学できる私立や国立の進学校が極めて少ないのが現状です。御三家校は言うに及ばず、中堅校でも殆どが完全中高一貫教育です。


早稲アカや市進の高校入試の資料を見ると女子の厳しい高校入試の実態がわかります。
開成、桐朋、巣鴨、城北といった進学校が高校募集を続けている男子と異なり、女子の場合の進学校といえば豊島岡、ICU、桐蔭、国学院久我山、渋幕といった少数の私立高と学芸大附、筑附、お茶大附といった国立くらいしか選択肢がありません。あとは内申書が重要な都立・県立高校になってしまいます。
そのうえ、、中学受験以上に入試日程のダブりが多いために併願校選びに難渋します。



 もちろん、早慶、MARCHといった大学付属校に進んで充実した高校生活を送りたいという希望があれば、中学受験より入りやすくなっている学校もあって選択肢は広がります。それでも、その付属校選びにおいても、やはり男子に比べて女子の受験できる学校は限られてしまい“狭き門”状態です。



 そのため、高校入試も実施している女子校・共学校は中学入試の偏差値よりぐーんと高くなってきます。
「中学受験の時に辞退した学校に高校受験では受からなかった」という笑えないような話さえ聞かれるのです。



 そしてなにより大変なのは、中三にもなると“親の言うことなんて聴かない”ってことですね。反抗期真っ盛りの場合もありますし…。
高校受験は中学受験と違って『親子の受験』ではありません。あくまでも『本人が頑張る受験』です。本人がやる気にならなければ、いくら親が熱くなってもダメでしょう (まあ自分たちが中三の頃を思い出しても同じでしたよね…)。



 内申点に振り回されて、担任や周囲の目を気にしながら過ごす中学生活を厭わないのであれば都立・県立校入試も選択肢に入ってきますが、それはそれで大変な労力を使います。生徒会役員、部活、提出物…きちんとした性格のお子さんならノープロブレム!
また、神奈川県の県立高校入試の仕組み(前期・後期…)などは複雑で、なかなか理解できません。 理解できた頃に内申点の不足に気づいても、あとからでは対処できないことだってあります。



合格した中学があっても進学せずに『公立中学からリベンジ!』を考えるとしたら、厳しい高校入試の実態(特に女子)を少し調べてからでも遅くありません。
早稲アカやサピあるいは市進の中学部にいけば懇切丁寧に説明してくれますよ。