JR北海道789系1000番台 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


「スーパーカムイ」新設にともない登場した789系の1000番台です。0番台とは違い前面もシルバーメタリック塗装となっており、全国で一番素っ気無い色をした特急型車両であると思っています(^^;; 


札幌寄り4号車は、指定席車両「Uシート」となっており、小窓が並んでいるのが特徴です。2017年3月以降の運用は札幌-旭川間の「カムイ」全列車と札幌-室蘭間の「すずらん」で、「すずらん」のうち東室蘭-室蘭間は普通列車として運用され、送り込みとして同区間を走る普通列車にも入ります。


それでは参りましょう、デッキドアです。これと言って特徴が無いのは無難といえば無難です。北海道の低床ホームに対応するため、ステップが付いています。


ゴミ箱は飲料系とその他で分かれています。


携帯電話の通話スペースです。かつては公衆電話が設置されていたのでしょう。


デッキ部分のデザインは統一されており、トイレなどの扉は青、緊急時に使用するものが入っている場所は赤になっています。


トイレと洗面台です。奥がトイレ、手前が洗面台です。洗面台にも個別の扉が付いているのは結構珍しいと思います。


車内販売は全区間に渡って行われないため、編成内に一箇所自販機が設置されていましたが、2017年3月以降は撤去されるとのこと。出来るコスト削減からコツコツと、と言った所でしょうか…。とは言え、「カムイ」で見れば関西で言う所の姫路から山科くらいの距離をほぼ一直線に駆け抜けるため、この車両の運用時間で言えばそこまで「必要」とも言えないんですよね。


車掌室です。こちらのライン色は黒になっています。


自由席車の車内です。ワインレッドの座席が並び、ちょっとした高級感をかもし出しています。


デッキ仕切りです。デザイン的には同時期に登場したキハ261系に準じています。ドア上にはLED表示機が設置されています。


車椅子スペースのデッキ仕切りです。「ライラック」用の0番台とは異なり扉の幅が広げられている上、片開きのために若干左に寄せて配置されています。


天井です。キハ261系と比べると、スポットライトが省略されていますね。


座席です。キハ261系0番台で登場したこの座席、道内至る所で見ることができる座席となっています。それだけ面白みに欠けるところもありますが・・。


座り心地も同じようなもので、リクライニング角度が小さいものの柔らかさも程よく良好です。


車椅子対応席手前の区画では、シートバックテーブルが物理的に存在しないためにインアームテーブルを備えています。画像のように札幌方面を向いた場合はテーブルが2枚使用できるという隠れアタリ席となります。自由席なのでここへの着席チャンスもかなり大きいと思われます。


車椅子対応席で1人掛けとなっています。


全展開の図。肘掛を跳ね上げることができます。


デッキ仕切り際の座席は固定テーブルとなっています。キハ261系と比べると面積は少し広がったように思います。


続いて指定席車両「Uシート」の車内です。グリーン車は連結されていないため、実質上座扱いになっていますね。モケット色もおとなしめで落ち着いた雰囲気です。


デッキ仕切りです。化粧板の色調が異なっていますね。


窓です。前述の通り1列に1枚の配置となっています。日除けはフリーストップ式のロールカーテンタイプです。


座席です。「北斗」系統や「おおぞら」系統で試験導入されたグレードアップ指定席を本格導入した形ですが、気動車に搭載されたものとはモケットが異なっていますね。座り心地は先に導入された座席と変わりません。作り込みは自由席同様に良好だとは思いますが、背ズリ下部の違う柄のモケットになっている部分が急にクッション性ゼロでゴチッと当たる感覚がするのが頂けません。


ウイングアップ機構を搭載したヘッドレストピローも忘れずに付いています。普通席の幅でウイングアップ機構をやらかすと少し狭苦しく感じる人がいる点がウィークポイントで、785系uシートの割と大型な座席を見ていると、その視覚的な狭さはどうしても感じられずにはいられません。


車椅子対応座席手前の席は自由席と同じくインアームテーブルが設置されていますが、自由席とは異なりセンターアームレストに収納する形をとっているため、シートバックテーブルが間に合っている窓側席の分もオマケのように入っています。都合、窓側はどちらを向いても確実に2枚のテーブルを利用できることになります。余裕があれば指名買いするのもいいかもしれません。


気動車に導入された座席と違う点は、座席背面にコンセントが設置されていることです。パソコンやスマホ、携帯電話などの充電には重宝します。


荷物置き場です。新千歳空港直通運用にも入っていた車両ならではの設備ですが、その運用も消滅してしまいました。確かに5両編成の特急用車両で混雑する快速運用にぶち込むのは今では無理が有りますよねぇ・・。


車椅子対応の1人掛けです。


全展開の図。肘掛は跳ね上げることができます。


デッキ仕切り際のテーブルです。自由席よりも心なし幅が広げられています。多少の物理的格差を設けた結果なのでしょうね。コンセントは無い様ですが・・。


0番台が同区間の「ライラック」として運転されることが決まりました。引き続きの活躍が期待されます。