東急7000系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


「60年は持つ」と豪語された旧7000系の車体を持つ7700系や、7200系からの改造車である7600系の置き換えのために導入された支線区用の車両がこの新7000系です。6000系が角ばったデザインとなっているのに対して、丸みを帯びたデザインとなっていますね。それこそ現在の「青ガエル」とも言えそうです。


車内です。中に入った瞬間、僕は一瞬戸惑ってしまいました。この色々なチグハグさに(^^;;

 


まずはドアです。化粧板が貼られたドアで、ドア上にはTOQビジョンことLCDディスプレイが設置されています。ドアの化粧板とドア上のパネルの色は揃えられているのですが、材質が異なるばっかりにアンバランス感は否めません。

車端部です。ここの座席は9000系以来のクロスシートが復活しています。こちらはまた後述しましょう。

 


車椅子スペースを有する車端部です。こうしてみると、上部の機器スペースみたいなものは相変わらずで、5000系の血を引いていることが分かります。


最前面です。運転台側の仕切り窓が極端に低く小さく開けられていますね(^^;; 

天井です。照明はカバー無しの蛍光灯で、当時は節電のために一部が抜き去られていました。吊革は枕木方向にも渡されており、短編成故の混雑にも耐えうる仕様です。

 


窓です。日除けは設置されておらず、着色ガラスで済ませています。これだけでも十分に手抜きなわけですが、窓の周りのFRPを化粧板のベージュに合わせた色にしているために逆に安っぽく浮いて見えます。「居心地の良い空間の提供」をコンセプトに木目調としているようですが、何か空回りしているような気がしてなりません。そんなことは無いと思いますが、ここ ら辺りを普段から利用している者からすれば、気安く木目を使えばいいってもんじゃないし、やるならキッチリやれと思うんですよね。


座席、まずはドア間の9人掛けロングシートから。背ズリは黄緑、座面は水色となっています。完全に芋虫ですね、うん(^^;; 座り心地は元である209系と比べるとクッション性も見違える程向上していますが、背ズリのダメな形状は相変わらずです。袖仕切りもユニバーサルデザイン採用で進化していますが、相変わらず内側の凹み量や、肘掛としての役目を全く果たさない辺りは一向に変わりません。短距離運転が基本なのでまだ食えたもんですが・・。


さて、いよいよ車端部のボックスシートです。2人掛けと1人掛けを組み合わせたもので、向かいの座席は配置が逆となり、ドア側が2人掛け、壁側が1人掛けとなっています。
 
1人掛けです。座席の形状自体はE231系辺りと全く変わりませんが、ヘッドレスト部分がモケット張りとなっており、JR辺りと比べると幾分人に優しい(苦笑)仕様ですね。
 
壁側の2人掛けは、仕切り扉に侵犯してまで横幅を確保しています。この辺りはえらいのかそれともクロスシートのノウハウが少ない東急ゆえの無頓着さなのか・・。というか、短距離利用が主体の支線区で、クロスシート、いりますかねぇ(^^;;

最後に車椅子スペースです。2本の握り棒にヒーターが備わります。下段の握り棒に関しては、車椅子の方がぶつけた際になるべく衝撃を和らげられるようにラバーが巻かれています。


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