東京メトロ03系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


東京メトロ日比谷線の二代目車両、03系です。かつて2度ほど大きな災難に遭っているかわいそうな系列でもあります。基本18m級3扉車になっているのは、かつての直通先である東急との兼ね合いだとか。現在東横線は20m級車両に統一・副都心線に直通先を切り替え、日比谷線との直通は廃止されています。そのため、反対側の直通先である東武共々、20m級4扉車への置き換えが決定しています。


03系の特徴と言えば、一部編成に導入された5扉車ですね。京阪5000系を思い起こさせます。


車内です。平成初期のメトロ車ではごくごくありふれた印象ですが、今の車両には無い、「必要十分だけど、快適性を考慮した車内作り」を垣間見ることが出来る車両だと思っています。まぁ通勤電車の中でもバブリーと言えばバブリー(※ただし、首都圏基準)。


ドアです。化粧板が貼られたもので、ドア上にはLED表示機が設置されています。まだLED表示機も黎明期の時代に導入されたものらしく、ドットは大きいです。見やすいと言えば見やすいですね。


車端部です。仕切り扉の窓は小さいですね。この時代は、細長い窓を導入し始めるちょうど微妙な時期なんですよね。東急には2000系と言う変り種がいますけど・・。


優先座席を有する車端部です。直通先の地上区間を考慮してか、妻窓もあります。


天井です。照明はカバーの無い蛍光灯で、節電のため一部が抜き去られていました。ラインデリアは連続調です。枕木方向のつ吊革が、ラッシュ時の混雑を物語ります。


座席です。バケットタイプのロングシートで、ドア間は4+5の9人掛けです。座席間には3+3+3で区切るようにポールも走ってます。


優先座席は青色のモケットになっています。座り心地は、背ズリのクッション性の無さが少し残念ですが、現在導入されている新型車両の座席が残念な程硬いのに比べれば、まだまだ良心が感じられます。


車椅子スペースです。付帯設備は握り棒と非常通話装置となっています。隣の座席は2人掛けとなっています。


続いて5扉車の車内全景です。やはり、ごちゃごちゃした印象を持ちますね(笑)


ドアです。締め切り機構もありますが、現在は使用されていません。


外部にも、一応当時のサインは残っています。


最前面です。仕切り窓は2枚のみですね。遮光幕使用時の前面展望は右側の窓からどうぞ。


窓です。外側からは1枚に見えますが、戸袋窓を兼ねている為か内側は2枚となっています。FRPで固めていますね。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプですが、最下辺にしか留め金がついていないので、上げるか下げるかのみとなっています。


座席です。ドア間3人掛けです。座席収納などは無く、全席固定となっています。座り心地は他の3扉車両と変わりません。


近いうちに全廃がアナウンスされた03系、乗車・記録は今のうちがよさそうです。この表示も、いつかは見られなくなってしまいますね・・。

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