JR西日本N700系4000番台 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


2012年、JR西日本でも700系の置き換え用としてN700系の改良型となる車両が登場しました。


JR西日本所属の4000番台です。N700Aという愛称があり、ロゴもなかなかかっこよく、そして大きいものになっています。改良点としては、制動距離の短縮、車体傾斜装置の動作範囲半径の拡大、遅延時に使用する定速走行装置の搭載などがあげられます。

 

基本的にはN700系とあまり変わらないのですが、車内に多少の変更点があるようなので取り上げています。

 

号車表示の上に、JR西日本の文字。東海編成と設備的に異なる点はここくらい、以後は基本的にJR東海編成の1000番台とほぼ同じ記事内容です。

 

それでは参ります、まずはデッキから。グレートーンなのは相変わらずですね。ドア上には、新たに開閉ランプが設置されています。

 

ドア横に設置された公衆電話です。今では電話を掛けられる若者も減っているとのこと、いざという時には使えた方がいいと思います。

 

バリアフリー対応車両に関しては幅が広げられています。


洗面台です。こちらも従来どおり、2箇所設置です。


形状はあまり変化がありませんが、使用していないときは減光される仕様になっています。何気に新幹線も見えるところでエコが進んでいますね。


そして、電動髭剃りなどを使用するためのコンセントを備えています。

 

バリアフリー対応車両は円筒形で大型化されています。

 

壁面も緩くカーブしております。

 

洗面台もこの通り。


車内です。LED照明を使用しているためか、N700系と比べると蛍光色が強くなっている気がします。


座席です。まずは山側の2人掛けから。座り心地としては従来とほぼ同様ですね。改良点としては、ヘッドレスト部分の張り出しが大きくなったことでしょうか。


続いて海側の3人掛けです。モケットの模様もN700から地味に変わってますが、西日本のオリジナリティが恋しくなる今日この頃です。


デッキ仕切り部分については、これまでと同様、オフィスシート区画となっており、テーブルが大型となっています。またコンセントも座席分が用意されています。
 

続いてグリーン車に参ります。洗面台です。木目調パネルもそのまま引き継がれています。奥の洗面台には、大型鏡が設置されています。


変更点としては、照明が独立したものとなっています。この照明は無人の場合は消灯してあり、人が立ち入るとセンサーが作動して点灯するようになっています。


車内です。こちらも基本的には従来の雰囲気を継承しています。


側面のパネルです。N700系よりもカスリが多めになっている気がします。


座席です。モケットが従来よりも濃いものとなり、自社所有の700系B編成に近づいた感じですね。


形状自体はN700から変わっていないように見えます。が、硬い。全体的にクッション性が無く硬めに仕上がっていると思います。これから時間をかけて柔らかくしていくのならばそれも織り込み済みということなのでしょうか。安らぎの観点から見ても、アップグレード座席で硬めというのはあまり誉められません。せめてJR西日本のオリジナリティ的に7000番台のようなピローぐらい付けてみてはいかがでしょうか?どうせ顔色伺う必要があるJR東海的には座席数同じで車内清掃もヘッドレストリネン取り替えるくらいの作業工数が統一されていればそれでいいんでしょ?(笑)


読書灯もこの通り。上下左右に動かせます。


センターアームレストの操作ボタンです。オーディオ装置廃止後の導入ですので、とてもサッパリしています。上のボタンが読書灯、下のボタンがシートヒーターのスイッチとなっています。


以前、センターアームレストは両側の占有面積を明確にするために出っ張りがあったのですが、それが無くなっています。


窓側のミニテーブルです。普通車よりも長めになっています。

 

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