また、現代的なもの、さらには最先端のものまで、いろいろな顔を持っているが
今回の私撰:関西名所図絵で描いたのは最新の列車が最新の飛行場に
アクセスしているのに、モダンとだけでは言い切れず、
レトロな雰囲気も醸し出している不思議な場所でありモノ?だ。
(まあ、大阪にあると最新のモノもなんとなくノスタルジックかつレトロな
感じになってしまうのはなぜだろう・・・)
私撰:関西名所図絵之内
レトロ・モダン南海ラピート号 油彩・F10号
公募:第16回大阪を描こう展入選作品
ラピート号は南海電鉄が関西国際空港の開設に合わせて走らせた
自慢のアクセス特急(特急券がいる全車両座席指定なのが気にくわないが・・・)
ラピートとはドイツ語で”rapid”(速い)に由来し一般公募で選ばれた。
でも、その奇抜なデザインから”鉄人28号”なんて呼ばれているよ。
いや~大阪レトロ・モダンだね~。
ラピート号の車内・写真
楕円形の大きい車窓、いやあ~レトロ・モダンだねえ。
(こればっかし・・・)
私撰:関西名所図絵之内
夜の関西国際空港 油彩・F10号
大阪なんば駅を発車したラピート号の終着駅が、ここ関西国際空港だ。
大阪湾にぽっかり浮いた、日本初の24時間旅客発着ができる本格的海上空港
として1994年に開港した。
この空港はターミナル内にデッキはなく飛行機の発着を見るためには、
わざわざ、ターミナルビルの横にある展望デッキまで空港バスで
行かなければならない。私も絵を描くためにわざわざバスに乗り(有料だ!)
展望デッキに登ったら、そこにはデートを楽しむカップルばっかり・・・
そんな、苦労(?)をして仕上げた一枚です。
関西国際空港 / 展望デッキ・写真
こんなカップルが何組もいました。
でも、ごっこ画家の私は、絵を見ていただければおわかりのように
デートする恋人や不倫カップルなどに惑わされずに
海外に赴任するパパを見送るママと子供のシチュエーションに変えて
夜の空港の詩情?を表現しました。(いいね!よろしく)
追伸:2014.4.24
南海ラピート号が何を思ったか車体の色を鉄人28号の青色から
赤色の車体に変えた。(期間限定6月末まで)
ラピート号運行20周年を記念し「機動戦士ガンダム」にちなんだ
カラーとのこと。
見たい方は南海なんば駅で、一日最大8往復とのことです。