全日本FPセッケ―選手権大会で火災保険の補償内容を考えた(1) | 横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」

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相談実績1700件超の実務家FP平野雅章が、住宅ローン・火災保険・生命保険の不思議な常識に立ち向かい、リアルな選び方をお伝えします。

3/9にエフピーリサーチアンドコンテンツ(株)が主催する「全日本FPセッケ―選手権大会」に参加してきました。全国のFPが集まって自動車保険と火災保険の設計をやろうという催しで、

私は業務の都合で火災保険のみの参加。

さて、そもそも論になりますが、保険では、加入者が払った保険料からは様々な経費が差し引かれ、純粋に保険金支払いに充てられる金額はかなり減ってしまいます。つまり、確率で言えば、払った金額より受け取れる金額は少ないのが当たり前。

それならば、もし起こっても損害額としては大したことがないリスクには、保険より貯蓄で備えた方が合理的。
保険で備えるのに向いているのは、そんなに発生頻度は高くないけれど、発生したら損害額が大きく家計にとって致命的という災害です。


個人向け火災保険の現状を考えると、パッケージ化され、火災への補償の他に幅広い補償がセットになった商品が当たり前になっています。家を新たに手に入れる時は何かと忙しく、火災保険は各々の保障内容を充分把握しないまま、勧められたパッケージプランでそのまま加入、という人も多いのも事実。でも、家のタイプや地域によっても、必要な保障はかなり異なりますし、保険で備えなくても良いのではと思えるような補償内容もパッケージプランの中には結構あったりします。

残念ながら、設計上の自由度が低い火災保険商品が多いのが現状で、補償内容を自由に組み合わせることができる商品は少数派。本当に必要な補償内容を把握し、それに合わせて保険を組み立てることがでれば、より安心感もありますし、保険料も抑えることができるのですが…。


などと考えながら火災保険のセッケ―に私も励みました。
今回セッケ―したのは、補償内容をバラして自由に組み立てられる「自分でえらべる火災保険」 (セゾン自動車火災保険)。私の自宅マンションを想定した火災保険のセッケ―内容は次の記事で。