気がつけば、しれっとまんと君がTVCMに出ていてびっくりしたきんぎょです。
つぎはなーむ君の番でしょうか。

10月某日。
滋賀県の奥地にあるMIHOミュージアムで若冲展をやっています。
昨年、北陸の旧家から発見されたという屏風が目玉の展覧会です。行かなくっちゃ!です。

いつ、どれを見ても楽しい若冲です。若冲にはずれなし。
プライスコレクションからきたカラフルな屏風(主役級の象の足もかわいいのですが私のお勧めは左の端のほうにいるロバ)もいいし、新発見の象と鯨も愉快です。

楽しく見て回りちょうどお昼。ミュージアムカフェでも食事は出来るのですが「ロハスなんてぺっぺっ インコじゃあるめぇし雑穀米なんて食えるかいっ白い飯食わさんかい!」というナミヘーが一緒だったので自然と体に優しいメニューは却下。メタボボディとお財布に厳しい近江牛のお店に行ってきました。
肉~肉~白い飯~♪炊き立てのおいしい近江米にしょうゆベースのあっさりソースで食べる肉。ああ、おいしいねぇ。肉満喫。これでしばらく我が家から肉メニュー消えました。肉食べたくなったら、今日の思い出を反芻してね。贅沢は敵だ。

さて、もう一箇所くらいどこかに行って帰ろうかね。どこにする?
紅葉にはまだ早い季節ですしねぇ。どこかいいところないかなぁっと。
そういえば。一度行ってみたいと思っていたところがありましたよ!旧湖東町(今は東近江市)にあった「西堀栄三郎記念 探検の殿堂」です。さっそくカーナビ様にお伺いをたてます。

西堀栄三郎、ご存知でしょうか。ナミヘーの尊敬する人リストのかなり上位に食い込んでいる人です。「俺に息子が3人いたら、三番目には栄三郎ってつけるね」というくらいの人物です。ちなみに長男は宗一郎だそうです。じゃぁ次男は?と聞くと「・・・二番目は娘でいいや」さては思いつかなかったな。
工場の生産管理システムの仕事が多いナミヘーですが、この西堀栄三郎さん、日本の品質管理の父とか言われちゃう人です。この人あっての「どこに出しても恥ずかしくない日本製品」といっていいかも、という人なんですよ。ちょっとおおげさかな?
で、こっちで有名というよりは「第一次南極越冬隊隊長」として有名な人です。「雪山賛歌」の作詞もこの人。そしてここ旧湖東町出身の方ということで、数年前に立てられた「探検の殿堂」には「南極体験」が出来るコーナーがあるのです。

信楽から東近江市まで1時間ほど。カーナビ様は200円払う有料道路を宣託されました。うむー、200円か。まぁいいや。ETCは使えません。現金を払っていざ有料道路へ。
・・あれ?有料道路の割りに、途中で信号が2箇所。思いっきり普通に横切っていく道があります。それどころか途中でなぜか横に歩道が出てきて、地元中学生が自転車で併走していくじゃないですか。なに、この有料道路。いいの?これで?
行政に一家言ありそうな人が見たらいろいろ問題もありそうな「広域農道」とか「新名神」とかいろんな道を横目にみつつ200円の有料道路は普通の道にフェイドアウトしていきます。あの200円はなんだったんでしょう。信楽だけにタヌキに化かされたようです。

さて、無事に「探検の殿堂」に到着。駐車場はがらっがら。受付にお嬢さんが二人。訪問者は私たち二人。南極体験付見学で700円です。大丈夫なんでしょうか。後で本と絵葉書を買ったときに入れてくれた紙袋は明らかに「お手製」。受付のお嬢さんたちが暇なときにせっせせっせと内職しているのでしょうか。涙を誘います。
体験時間まで館内を見学します。1階には西堀先生のパスポートだったりデミング賞(ご存知でしょうか。品質管理についての有名な賞です)をもらったときの賞状なんかが飾ってあります。2階に行ってみましょう。

「殿堂」ってこういうもののことを言うんでしょうね、きっと。よく知らないけど。
日本人のいろんな探検家の肖像画が探検した大陸・地域ごとに飾られていますよ。間宮林蔵から植村直己まで。探検するのもいろんな動機があるものですねぇ。石を追いかけてチベットまで行く人もいれば、アフガニスタンまで小麦のルーツを追いかけていく人もいるし。生物を追いかける人から経典を追いかける人まで。世界の果てまでどこまでも。
肖像画が並んでいる最後のところに「次はあなたです!」と書いてありますよ。さぁ、あなたも探検家。

時間になりました。南極体験ですよ。釘を打つためのバナナは1本50円です。ぬらしたタオルを持ち込むのも乙な体験ですね。
説明を聞いてからオレンジ色の南極用ダウンジャケットを着用します。ピアスなどの金属製品は気をつけてくださいね。しっかりフードをかぶりましょう。
おっと。ロールアップしてはいていたジーンズのすそをしっかりおろしておかなくては。素足で南極にはいけませんからね。巨大冷蔵庫のようなドアを開けていざ南極。

なーんだ、案外楽勝じゃん。マイナス25度の中を歩きスクリーンの前へ。このスクリーンでペンギンやオーロラの映像を見ているうちに、ブリザードがやってきます。マイナス50度の風が吹き付けてきますよ!ひー、ダウンジャケットを着ている上半身はいいのですが、ジーンズの足元が冷たーい!2回のブリザードを耐えて昭和基地ルームに逃げ込みます。

昭和基地あったかーい!すっかり余裕をかましてダウンジャケットを脱ぎそうになりますよ。タロジロの映像を見てくつろいでいると、壁に温度計があるじゃないですか。見てみると1度。あら、寒かったのねこの部屋。

昭和基地を出ると見学コース終了。ダウンジャケットを返します。やっぱり普通の市販のダウンジャケットとは桁違いにぎゅうぎゅうにダウンが詰まっているそうです。
普通の部屋に行くと暑くて汗がにじむくらい。ちゃんと冷房入っているんですけどね。人間て順応しやすいのね。

一路神戸に戻る道を走るのですが、しばらくの間、ジーンズと靴の間の部分が冷え切ってましたねぇ。南極温度ですからね。夏場に半そで半ズボンなんかで行くとより臨場感のある南極体験が出来そうです。子供さん連で予約すればいろんな体験プランがあるらしいですよ。社会科見学にドウゾ。


ついでといっては何ですが。某所や某某所で民族楽器を見たのを思い出しました。

友人に毎回チケットを買わされるジャズライブに行ったときのことでした。
今回のテーマはバート・バカラックとミッシェル・ルグランだったのです。
ああ、この二人なら映画音楽でも聞いたことあるよと気楽に出かけたのですが、今回演奏したミュージシャンはジャズもやっているけれど、最近はラテン音楽にはまっているという人。
ジャズの曲をラテンにアレンジして演奏してました。

どっから見ても箱の「カホン」椅子だと思ってたのに!

首からぶら下げた箱の取っ手をつかんでふたを開けたり閉めたり、棒で横を叩いて音を立てる「カヒータ」
ああ!適当な画像がない!なぜ、あの時写真を撮らなかったんだ!!場内大爆笑だったのに!

「脳天かちわって手ぇつっこんで奥歯ガタガタいわしたろか!」という「キハーダ」

$妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-どこの馬の骨?
世界って広いですね。


そうそう。行楽シーズン真っただ中の京都に、ナナさんが来ていますよ!
きっと、なにか報告があるにちがいあるません。