アンニョンハセヨ~
毎日エデュケーション ソウルデスク あいです
韓国の多くの大学では、今日からテスト週間です
私が日本の大学に通っていた時は、中間テストなかったと思うのですが、韓国では当たり前のように試験があります
初めてのテスト、どんな感じなのか不安もありますが、頑張ってきます
では、今日は韓国の大学に書類を提出する上で、必ず必要な手続きの一つ、アポスティーユと領事認証についてお話しします
前回紹介した必要書類の中で、大学入学の場合は、家族関係証明書、高校卒業証明書、成績証明書の3つは、この手続きを要求されることが多いです。
(学校毎で少しずつ違いますので、自分が受験する学校の入学要綱をきちんと確認してください。)
前回の記事は⇒大学進学のための準備―必要書類
では、このアポスティーユと領事認証とはいったい何なのか
簡単に言うと、どちらも日本の公的機関が発行した公文書であるという証明のことを意味します
本来なら、外務省で公印確認をもらったあと、韓国領事館に言って韓国領事の認証をもらうという流れです。これが領事認証と言われています。
アポスティーユは、ハーグ条約に基づき、加盟国間の認証を簡単にし、アポスティーユを受ければ公文書と認めるというものです。
ただ、ここでいくつか問題があります
まず1つ目
日本語の書類は翻訳、公証が必要
「提出書類は韓国語、もしくは英語のみ受け付ける。他の言語で書かれている場合は、翻訳したものに、公証を受けて提出」
みたいなことが、ほとんどの学校で書かれています。
学校の証明書は英語で出してくれるところが多いと思うので問題ないのですが、家族関係証明書にあたる戸籍謄本は日本語でしか発行してくれません
戸籍の翻訳は、インターネットで検索すればひな形がたくさん出てくるので、そこまで問題なく翻訳できるのですが、翻訳した戸籍は私文書となってしまうので外務省での公証を受けることができないんです
ここで必要になるのが、公証人による私文書の認証手続きです
この私文書の認証手続きを行えば、アポスティーユを受けることができます
公証人についての説明は省略させていただきます。公証人役場に連絡して、戸籍の翻訳したものにアポスティーユをもらうための手続きをしてほしいと言えば、必要な書類等指示してくれるはずです
公証人の方も忙しく、外出されていることも多いので、公証人役場に行く前に連絡して行かれることをおススメします
公証人役場を通してアポスティーユを受ける場合の流れについて、簡単な図を作ったので、こちらをご参照ください。
卒業証明書と成績証明書が英語で発行されない場合も、上記と同様の手続きをすればOKです
問題2つ目
私立高校の書類はアポスティーユが受けられない
アポスティーユが受けられるのは、あくまでも公機関が発行した書類になるので、私立高校の場合は対象外みたいです…
その場合は、外務省で公印確認をもらったあと、韓国領事館で領事認証を受ければ大丈夫です
もし、日本語でしか発行されなかった場合は、上記同様、翻訳したものを公証人役場にもっていって、同じ手続きをすれば、アポスティーユが受けられます
それにしても、私文書の認証手続きは手数料が高いです
証明書はできるなら英語でもらったほうがいいですよ
3つ目
海外からの申請は受け付けていない
海外から郵送で送っても、外務省は受け付けてくれないそうです
申請は日本にいる人にお願いするか、自分が日本に戻って申請するかになります
アポスティーユ、公印確認の詳しい説明、申請方法は、外務省のホームページに詳しく書かれていますので、ご参照ください
外務省のホームページはこちら
もし、不安な方は代行してくれる所もいくつかありますので、お願いしてみてもいいかもしれません
私は、家族関係証明書と卒業証明書についての手続きは、日本に一時帰国した際に自分で手続きしてきました
でも、前回もお話したように成績証明書を学校から発行してもらえなかったため、一度韓国に帰って、学校に高校の成績表を持っていき、これで成績証明書の代わりになるか確認してからの手続きになったので、代行をお願いしました
3社から見積もりをもらって、回答も丁寧で、料金も安いところでお願いしたのですが、とても迅速に対応してくださいました
私が韓国から送った書類が届いたと連絡があってから一週間で、日本の実家に届きました
しかも、英語が苦手な私が翻訳した成績表は間違いだらけだったみたいで、新しく作り直してくださったのですが、追加料金もなく助かりました
もし、英語が苦手な方は、翻訳も別料金ですがしてくれるサービスがありますので、利用してもいいと思います
難しい内容だったことと、説明があまり上手ではないので、わかりにくい文章になってしまいました
すみません
受験に必要な書類は、思った以上に準備に時間がかかるので、余裕をもって準備するようにしてくださいね