一昨日、最後の足掻きで富士山に出撃してきた。今年4回目。過去3回は全くの出来で、1回目は富士山駅から上を目指すが、7合目手前で猛烈な頭痛になり撤退(まだ山開き前なので、行けても8合目までの頃)、2回目は五合目からのピストンだが、超強風と山頂前大渋滞の前に2時間39分を要する醜態。3回目は富士山駅からのトライアルだが、3100Mを越えたところで頭痛がひどくなり撤収。模試でいえばE判定3連発というところ。
 
 昨日は五合目雲上閣からのスタート。体調は土曜日のヤビツー大山登山の影響もあり、足はパンパン。荷物は水、補給食、ウィンドブレーカー等だが、山頂で山小屋がオープンしていることを踏まえやや軽めの1.5キロ。雲上閣から早速走っていく試走者がいたが、どうせ私の場合はスルーで歩きになるのだから・・・と早足に留める。手合い違いの人々に対抗しようとしても詮無い。
 
 六合目から先の砂礫地帯、すっかり乾燥していて、実に進みにくい。もう少し雨が降ってくれないと、厳しいな。。。大会HPには「六合目から七合目までは砂礫地帯の九十九折も道をしばらく進みます。七合目花小屋の手前までは、単調な道です。勾配はそれほど強くなく比較的走り易い区間です。」とあるが、山頂コース参加者の何割がこのエリアを「走れる」のかな? 私もランを初めて7年目で、初心者の頃には想像もできなかったことができるようになったけれど、何をすればこのエリアを「走れるようになる」のか見当もつかない。
 
 七合目過ぎの溶岩帯の方がペースはともかく、かけたエネルギーに見合った上昇をしてくれるので余程に気合が出る。足元だけをみていたら、コースを相当にロスすることになりかねないので本番はよく注意。少しだけ目線を上げながらいくしかないだろう。
 
 八合目からの砂礫帯が相変わらず瓦礫が大きくて、手こずる。風もいきなり強くなってきて、下界は35度なのにここは非常に寒い。山頂付近ではまたも渋滞。当日もこのコースを登る登山者がいるのだろうか? 以前からの主張の繰り返しになるが、大会開催日だけは通常の下山道から上がってもらう方が事故リスクが抑制されるはずだ。吉田口ではガイドが引率するグループも多いようで、当然、これらのグループの歩みは超スローである。ガイド主導でルートを柔軟に設定することは可能なはずである。
 
 山頂到着は2時間20分。一応、過去最高だから頑張ったのだろう。大分、試走者らしい人々を抜いたし。。。とはいえ、手合い違いの人々も二桁単位でいた。平地だとフルで10分くらいの差でも、ここでは30分単位まで拡大してもおかしくない。
 
 山小屋オープンした山頂は結構な賑わい。
 
 
 
 
この日が8度目の山頂到達であるが、過去はいずれもそのまま撤収していた。この日は高山順応を進めようと最高点の剣ヶ峰を目指してお鉢を回っていく。
 
 
 
 
 
 
ものすごい強風で体感温度は0度。ウエアは春の大島ウルトラの反省で購入したウィンドブレーカーだったが、やはり寒い! アンダーが1枚だけだから寒いのは当然なのだが、仮に3月の大島の時のような冷雨の時はどこまで着込めばいいのだろうか? 来年以降超ウルトラに参加することを考えているのだが、ウェアリングは手厚く用意するしかないのだろうな。
 
 
 剣ヶ峰からの風景はまた格別。これからは時々は立ち寄るようにしよう。トータルでは満足な山頂行でした。本戦への自信がついたとまではいいませんが。。。
 
 
 下山は相変わらず物凄く遅く、2時間を要す。下りはそもそも苦手だし、登りで体力を使い果たしているから仕方がないのだが、ここを猛スピードでクリアしていく人達もそれなり。どういう身体なんだろうか? 私が度胸を決めて下りを走り出せばそれなりのパフォーマンスになる・・・とは全く思えないです。多分、前のめりに転んで終わるだけでしょう。
 
 3連休最終日で帰りの中央道は大渋滞だったが、やむなし。現地練習はもうしません。あとは体重コントロールと心肺強化に重点を置きながら本番を迎えたいです。
 
※ それにしても、他の人達の試走振りを読むと、2日連続で下から山頂までの往復をこなしたとか、ものすごいものばかり。私は怠け者ではないと思うのだが、手合い違いを改めて感じる。