今日行われた将棋王座戦第2局は羽生王座がねじり合いを制して2連勝。タイトル戦でノーマル振飛車が勝利するのを見るのは何時以来だろうか? 羽生本人の復調モードと合わせて、いろいろ示唆に富んだ将棋だったのかもしれない。

 

 私は何回か、羽生がノーマル振飛車採用をすれば結構、新しい価値をもたらせるのではないかと書いてきたが、あながち的外れでもなかったようだ。

 

 詳細感想は明日にでも上げたいが、糸谷の指し方に違和感がありすぎる。▲3三歩成、飛車を5筋に逃げたところ、▲4二銀が特に気になるところ。首尾一貫しない指し方は糸谷らしいともいえるし、劣勢にもかかわらず手段を確保しているところなど持ち味も出ているが、やはり勝ちにくい。

 

 熱戦には違いないが、糸谷はフルパワーを見せていないと感じる。このままストレートかな。