$五感プロデュース研究所、-1
自然模倣哲学とは、私が作った俗語ですが、自然や生き物たちから、生き方や、ビジネス、活動、創造性に至るまで、学び、ヒントにして活かすという考え方から生まれたものです。
例えば、新型新幹線のデザインは、野鳥のカワセミの嘴などをヒントにデザインされている。
また、パングラフもフクロウの羽の形状からデザインされています。
これらは、様々な問題、難題の解決のヒントになっています。
他にも、自然界から応用、機能などに活かされ様々な私たちの生活用品や製品などにフィードバックされています。

製品や、開発だけでなく、動物たちの生態からヒントにスポーツなどの競技にも応用され、走る速さや個人の能力アップにも活かされています。
これらを専門的には、ラタン語の「バイオミミクリーテクノロジー」といいます。日本語で訳すと「生物模倣技術」なのです。
これらの考え方を自分の私生活や仕事、趣味、活動などに活かすことで、五感と脳を活性化し、鍛錬することが出来ます。
自然や生物から学ぶことは、観察し、洞察する力、能力を養う必要があります。
自然界の樹木、葉っぱの形、野鳥や昆虫の姿、色、形状など事細かな観察力が必要になります。但し、単なる観察だけで終わってしまうと何も役立ちません。
自分のやりたいこと、目指したいことなど、具体的な目的、目標が重要となります。
そして、生みの苦しみから創造性が生まれるのです。自然の摂理や、生き物たちの生態、森林の仕組みなどを観察、五感で感じると、パソコンやインターネットでは学べない体験型教育があります。
これらから、「自然は偉大な教科書」なのです。

例えば、私は野鳥観察(バードウォッチング)をしますが、カワセミのオスが、メスに求愛する時には、プレゼントをメスにして、求愛します。
そのプレゼントとは、池などに何度も飛び込み、小魚を捕えます。そして、その捕まえた、小魚を待っているメスの所に届けます。
ところが、小魚は元気で暴れます。ですから、オスは銜えた小魚を枝などぶつけて、骨などを砕き、そして、尻尾から銜えて、頭からメスに与えるのです。
これらは、メスが尻尾から銜えると、鱗で喉に引っかかるからです。
このように、思いやりと労りは、人間以上です。
我々男性が、例えば彼女の誕生にバラの花をプレゼントするのにも、持つ手側を彼女に渡す男性は殆どいません。
写真をご覧いただければお分かりのように、カワセミのオスは、メスに優しいのである。
これらこそ、自然模倣哲学の考え方です。


他にも、ピアノや楽器は電気的なマイクやスピーカーで音を出している訳ではありません。楽器自体の音を大きくすることで、コンサート会場などで聴こえるのです。これらには、音を大きくする共鳴装置、例えばピアノでしたら、共鳴板という、膨らみでピアノ線を叩いて音を出して、共鳴板がスピーカー代わりになります。
これらも昆虫のセミから、ヒントを得ていると思われます。
セミは、あの小さな身体で遠くに居ても鳴き声が聴こえます。
セミが鳴く仕組みは、お尻の蛇腹のようになっていて、そこを上下して空気を送り、顔の当たりにある。共鳴によって音、鳴き声を遠くにいるメスに届くように求愛、ラブソングなのです。
アブラゼミのお腹側から観ると、まるでエーリアンのような姿かたちです。

これらの姿形、機能が楽器の共鳴させるという、仕組みに変換されたのだと予測されます。

今後、自然界には神秘と謎めいたところであり、ジャングルでは自然の植物から新薬の開発、研究に役立つ植物、昆虫なども新種が発見されています。
これらを応用する。科学することで、ハイテク技術への応用、開発のヒント、創造性などの脳力にも繋がります。
また、厳しい環境に置かれている自然界の植物や生き物が、生き延びる!子孫繁栄させる仕組みなどを観察し、洞察して学び、今後の人生の参考として、マニュアル通りで営むのでなく、独創性と創造性を駆使して、五感を総動員して感じて、活かして行きたいものです。
そのことで、お金では買えない、幸福感や、人を心から愛すること、思いやること「愛情」が生まれ、五感と脳が敏感に活性化することで、現代社会において、トスレスに苛まれ、人間関係に悩んでいる人達の参考になるのではないかと考えています。ですから、今こそ「自然模倣哲学」自然から学び取ることが大切なのではないでしょうか!?
五感プロデュース研究所、研究員、五感音楽企画、荒木行彦、