$五感プロデュース研究所、-d
今月、24日(月)に東京デズニーランドに「ミッキー、フィルハーマジック」がオープンします。私がこの新アトラクションに注目し、紹介しますのは、私がプロデュースには関わっておりませんが、この新アトラクションは、3D映像だけでなく、シーンに合わせて観ている人たちに風が吹いたり、水滴が実際に落ちてきたりするのです。また、料理の場面では素材の香りがしてくるのです。
つまり、3D映像+臨場感を追求したアトラクションになっているのです。
私は間違いなく、長蛇の列が出来ると予想している。それは「誰でも興奮」すると思われるからです。観ている観客からは必ずや「驚きと歓声」があがるはずです。
「フィルハーマジック」とは、ファンタジーランドのコンサートホールに所属する交響楽団。ミッキーマウスが指揮者、グーフィーがコンサートホールマネージャーをつとめる。演奏会に招かれたゲストは、ドナルドダックが巻き起こすハプニングに巻き込まれ、いろいろなディズニーの映画の世界をめぐる。
ミッキーマウス、ドナルドダック、グーフィーのほか、美女と野獣、リトル・マーメイド、ライオン・キング、アラジン、など多くのディズニー映画のキャラクターが登場する楽しいステージが巨大3D映像で実現される。
今後、このアトラクションが成功すれば映画館などでも採用されると思うが、数年前にチャーリーとチョコレート工場の映画シーンの中で、樽からチョコレートが溢れるシーンの時に、合成のチョコレートの香りを指定席40席の座席の下に香り発生装置からチョコレートの香りを発生させたときに、映画を観ていた観客からは「どこから臭いがするの?」スクリーンから香りがするのなど歓声があがったのである。
映画が終了後には、映画館の近くのコンビニなどから、チョコレートが消えてしまったのである。すべて売れてしまったのです。
チョコレートの映画を観ていた観客がチョコレートの香りによって、嗅覚が刺激され、食べたいと思考したのです。
五感の中でも、嗅覚はダイレクトに脳に伝わり、本能的な感覚でもあるのです。
嗅覚の刺激が「大脳辺頭系」に直接伝わり、刺激されるのです。
今回の東京デズニーランドの新アトラクション「フィルハーマジック」は食べ物の香りだけでなく、風や水などを利用し、臨場感を演出した。デズニーランドで初めてのアトラクションです。
以前に私が3D映像やバーチャルリアルティーの追求が人の五感、脳に与える影響(副作用)などについて説明してきた。
今回のミッキーフィルハーマジックに関しては、上映時間も短いので、R指定は無いが、映画や3Dゲーム機にはR指定があります。例えば来月に発売される。任天堂3DSは6歳未満の子供たちには、使用の禁止と発売も禁止しているのです。
これらは幼い子供たちに立体的な映像やリアルで動きの激しい映像などは視覚的な刺激により、脳が興奮するのです。
幼い子供には「概念」が弱いため、刺激の強い映像や立体的で動きの速い映像などで脳が興奮状態になり、脳内では「アドレナリン」という物質が分泌されると、心拍数の上昇、血圧の上昇から口から泡を吹き、痙攣を起こし、心臓発作を起こすのです。
現に、昨年の夏に中国で上映された「アバター3D」の映画を観ていた子供が心臓発作を起こし、死亡する事故も発生しております。
また、私たち大人でも同様に、映像酔いや視覚のピント調節が上手く出来ないなど、長時間の視聴には注意も必要なのです。これらが3D映像やバーチャルな映像が人の視覚、脳に副作用があるということなのです。
ですから、正しく視聴し、正しい姿勢で観る。長時間の視聴は避けるなども必要なのです。
これらを鑑み、デズニーランドでは、3D映像も立体的にミッキーやドナルドダックが飛び出てきたりする程度であり、動きの激しいシーンは避けているようです。また、長時間の上映ではないので3D映像(立体映像)の副作用は無いと思われます。ですから「安全で、安心してご覧いただけます」。
今回のデズニーランドの新アトラクション、フィルハーマジックは今後の推移を見守り、私共も研究所でも、舞台、映画館、テレビ番組等の演出、監修などで「臨場感を追求した演出」をしたいと考えています。
バーチャルリアルティーの追求ではなく、あくまでも臨場感の追求なのです。
これらは、人の五感を刺激し、五感に訴える演出なのです。
子供たちも安全に、安心して観られる3D映像、番組などの提供が今後の3D映像を進化させ、斬新な技術にとつながり、映像関係の産業に活力を与えるものなのです
これら3D映像や臨場感を追求した。映画、アトラクション、テレビ番組、舞台演出など今後とも、私共研究所が関わって行けたらと願っている。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦。