｢おかしいと思わないか？｣は　たけお問題　の夢を見るか

このエントリは初出２０１３年５月１０日、ブログ：渾沌に目鼻　に掲載したものです。

｢たけお問題」という言葉はTwitterのハッシュタグとして、「#たけお問題」の形で使われています。樋渡啓祐氏が市長を務める、佐賀県武雄市が抱える様々な問題について語るときに用いられます。

以下、再掲となります。

　4月25日に上げた｢おかしいと思わないか？｣は、拙い言葉にも拘らず、Tumblrで117の反応、Twitterで115件の反応をいただきました。

　反応してくださった方々のほとんどが、佐賀県武雄市の市立図書館改修にまつわるあれこれをご存知かとは思いますが、いちおう、解説のようなものを。テレビ番組等のマスコミでしか、　#武雄図書館　についてご存じない方にも。

　この作品(といっていいものか…)前半で語るのは研究者、ブロガー、公務員、母親、商店主の5人です。

　研究者の話は、産総研の高木浩光主任研究員と武雄市の樋渡市長のやりとりが元になっています。実際に、高木氏は樋渡市長に恫喝されました。その後、かなり長期間、高木氏はツィートをしていません。

　ブロガー、公務員、母親の3人は、Twitterで見聞した事例によるものです。

　商店主は新聞記事から。

　｢貴方は言った｣で始まる部分は、武雄市の樋渡市長が図書館改修の(なぜか)東京での発表においてぶち上げた｢9つの市民価値｣がどうなっているのかを書いています。

　前半の登場人物5人、高木氏は別として、後は私やあなたが住んでいる街にいてもおかしくない人々です。

　そうした普通の人たちが口を閉ざし、日々の暮らしに不便を感じている様を、人間関係のしがらみと闘いながら書いた人がいます。

　初期の恫喝問題等までは入っていませんが、広範囲な情報にリーチできるサイトがあります。

　このサイトへのリンクを｢安易にアクセスしないよう要注意。｣などと言う輩もおりますが、アクセスログ解析などは行なっていないそうです。
最近、不正にアカウントにログインしようとする事象が増加しているため、対策の一環としてアクセス記録を取ることにしたそうです。

　他にもブログで問題点を指摘したり、淡々と開示請求をかけて、事実をもって問題点を追及する方々がいます。

　民主主義の歴史は意外に浅いです。日本では戦後、初めて民主政体ができたと言ってもいいでしょう。そして、それは私たち自身が守らなければ、今、武雄市で起きているようなことが他の市でも起きるでしょう。

　｢おかしいと思わないか？｣を気に入ってくださった皆様、どうか、武雄市の問題を他人事と思わないで下さい。それは、貴方の足元に這いよってきているのです。

　最後に、｢やっぱり武雄市長はわかってくれていない。｣から。

　｢武雄市の問題に直接首を突っ込むのは嫌だという方もいらっしゃるでしょう。そんな方はどうか武雄のことはほっておいて下さい。その代わり、あなたが今住んでいる自治体が、武雄と同じようなことにならないかをしっかり監視していて下さい。｣

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