千里丘界隈も最近は高齢化が進み、我々千里丘タクシーも平日の午前中ともなれば、近隣のお年寄りを

病院やらお買い物にお乗せする機会が増えます。


そんな中、昨日、無線予約でお迎えに向かったところ、そこにはお婆さんがたたずみ、そばで警官が付き添って、警官曰く、「気分が悪くなったらしく、タクシー呼んででほしいとの事で電話しました。」との事。

ご自宅の住所も判っていたので、「わかりました。お送りします。」と一路その住所に向けて出発しました。


車中でお婆さんといろいろと話をしながら15分ほどでその住所に到着しましたが、そこはすでに更地に

なっており、お婆さんのお家は見つかりません。聞いてゆくうちにどうやらその住所は昔ご家族と住んでおられた懐かしの場所の様な感じ、きちんとお話はされるんですけれど、過去と現在を混同されている様子です。仕方なく最寄りの交番にお連れし、お家を探して頂く事にして、後ろ髪を引かれる想いで交番を後にしました。 


一時間程後、気になるので交番へ結果を聞きにに寄ったところ、そのお婆さんは自宅近所のデイサービス施設から抜け出して2キロ程歩いていたところを警官に保護されたとの事。 無事、ご家族に引き取られて帰られましたよとの事。 やれやれ、良かった、良かった。 後でご家族の方も事務所に見えられて

無事戻られたとの事でした。めでたし、めでたし。