(京都市北区)
大徳寺は今でも26の塔頭(たっちゅう)が建ち並ぶ大寺院です。
(塔頭とは、大寺院の敷地内にあるお寺や別坊のことです。大徳寺の境内には26個ものお寺が建ち並んでいるのです)
信長の墓はその塔頭の一つである総見院にあります。
羽柴秀吉は信長の死後100日後に大徳寺にて大法要を行い、その後敷地内に信長の菩提寺総見院を建立しました。
総見院には信長の墓をはじめ一族の墓があります。
明治の廃仏棄釈により寺は荒廃、寺宝は消失してしまいましたが、大正になって再建されました。
しかし、織田信長公坐像、堀秀政寄進の鐘楼、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったとされる井戸などが残っています。
正門。脇の土塀とともに創建当時のものです。
本堂
加藤清正が朝鮮から持ち帰ったと言われる掘り抜き井戸
秀雄(手前)から信好(奥)まで、ずらりと並ぶ一族の墓
信長の墓(左)と信忠の墓(右)
お鍋の方(左)と濃姫(右)の墓。正室と側室は墓まで違います。
堀秀政寄進の鐘楼。創建当時から残るものです。
本堂には信長公坐像(重要文化財)とともに信長の位牌もありました。
(ともに撮影禁止でした)
信長公坐像は2体作られ、1体は大法要の際、遺骸の代わりに火葬され、1体は本堂に安置されたのです。
※大徳寺総見院は通常非公開です。
毎年GWと秋の紅葉の時期(10月から12月初旬ぐらい)に特別公開されます。
また、信長公坐像は複製品が岐阜城にあり、こちらはいつでも見ることができます。
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