煎茶deサロン  2010年6月 第41回 【昌隆社】 | 煎茶deサロン

煎茶deサロン

お煎茶とアートを楽しむ大人のサロン

煎茶 de サロン 第41回


2010年 6月26日


第6回 煎茶会 昌隆社 に       場所:大阪高麗橋  大阪美術倶楽部



今月は 煎茶会の代表選手の 昌隆社に参加して お勉強をさせていただきました

残念なことに くわしい 写真はとれないので 雰囲気を少し


昌隆社という結社は 煎茶趣味普及のため 明治9年に 大阪骨董界のお店により組織されました

お店が 顧客へのお礼心から かつて納めている煎茶器を借り これをもって 一日の清遊を試み

その器具に いわゆる道具晴れをさせるとともに 大いに煎茶道をひろめよう というのが 目的だったそうです


こんなお茶会が  六年前に 復活しました


大阪の有名な骨董商の人たちがする 煎茶会

当然ですが 博物館でガラス越しにしか見られないようなものが 手にとって 見られます


ワクワク ドキドキ



煎茶deサロン 玉露席 前席 床


実は これに金魚が泳いでました

いわゆる  萬暦染付の鉢      金魚も 藻 も すごくきれいでした

昔 中国の 皇帝たちは  こんな風に 金魚をみてたのか音譜



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煎茶席では  茶の湯でいう 待合 を 前席 といいます


ここでは 文房具(硯・印材・筆・墨・紙) が飾られ  プロ(骨董商)の人が 説明をしてくださいます


今年は 暑いとき 爽やかさを感じさせてくれる 物が 並びました


本席にはいると 床は  明末時代 張宏 「風雨帰村図」  


近づいてみると  横殴りの雨の中 急いで 家に帰ろうとしています

傘はひっくり返り  手前の家の屋根は川の中に  川の船にぶつかりそう 人々が 叫んでいます


動きがあって  とても楽しい絵 でした


琵琶床の花も 傘をイメージして 芋の葉 ( 明初時代 青磁 牡丹唐草文)

こういう花のいれかたは 煎茶的ですね


お手前の道具も 当然 すごかったです 

お茶も お菓子も おいしかったし ラブラブ



次に  冷茶席  がありました



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お席が終わった後に お道具の 説明が


涼しそうでしょう    


真ん中にあるガラスの器  バカラ製 です

日本からの注文品  触ると 手が痛いそうです

口の 金 がすごい  色・厚み


  
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  この席 床には 蟹が  軸も蟹のことが書いてあります

 

 蟹は  「横行君子」といって わが道を行く人 を表しています

 煎茶人の あこがれ






 ここの 冷茶も おいしかったですニコニコ




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これだけは しっかり アップで撮れました


高麗橋吉兆 のお弁当

当然ですが これもチョキ




梅雨のとき 雨が心配でしたが 

当日は 傘は いりませんでした


素晴らしいお道具にあえて

おいしいお茶とお菓子   と お弁当


贅沢な一日 でした(=⌒▽⌒=)




来年はどんな会かな   楽しみ


誰でも参加可能  ぜひ一緒に行きましょうビックリマーク