今回取り上げるのは↓の3:16から。




朝日「天声人語」の「そういう政治家はなぜか外交面でも強面に出たがる人が少なくないようだ」は印象批評の感が強いようにも思うが、読売の「編集手帳」、これは一体何だ。


江田島の海軍兵学校で外部の講師を招いた講演のさなか、生徒のひとりがおならをした。 「いま屁をした者、出てこい」。教官が命じると、即座に5人の生徒が名乗り出た。


演壇の講師はいたく感心したと、阿川弘之さんの随筆にある。4人は無罪である。受講中の放屁という身に覚えのない汚名を着ようとも、誰も名乗り出ないという最悪の汚名ははねのけてみせる。その心であったろう。


心も何も、これら将来の軍人4人がやったことは、戦場でこれをやれば部隊全滅もあり得る虚偽報告である。


こんなことを肯定的に紹介している阿川も読売も頭がどうかしているのではないか。加えて、


無罪は4人だけだなんて、誰が言った。


5人揃って真犯人の人身御供かもしれんではないか。