【J1】名古屋戦。前線の手詰まり解消なくして勝利なし。ちゅうか、遠藤手ぇ抜き過ぎやろ。 | 蒼い攻め達磨

【J1】名古屋戦。前線の手詰まり解消なくして勝利なし。ちゅうか、遠藤手ぇ抜き過ぎやろ。

ガンバ

既に2試合公式戦を消化してるガンバのリーグ開幕戦。お相手は名古屋。そう、2ヶ月前の天皇杯ファイナルで4-1フルボッコ葬で屠ったばかり。「もういっちょ、袈裟切りにしてやんよ」と意気込むも散々な返り討ちに合ってしまった。

 

■2010リーグ開幕戦のスタメン
蒼い攻め達磨-名古屋戦

明神、中澤が復帰。中盤には馴染みの4人が揃い、セントラルは高木・中澤と上背のある2人が組む。一方でここ2試合スタメンだった平井がはじき出され、あえなくベンチに逆戻り。

 

結論を先に言うと、前線の先詰まり感が甚だしく、これを解消しないと04年以降で最も攻撃力が落ちるシーズンになりそう。キーとなるのは組合せとクオリティ。ここ数年、ガンバ攻撃陣の軸には大黒、アラウージョ、マグノ・アウベス、バレー、レアンドロといった縦に勝負できるデランテロがいた。

 

この試合のルーカス、チョ・ジェジンのポスト2枚組みだとバイタルでボールは収まるものの、そこからの仕掛けに幅がなかった。もちろんケネディ、闘莉王、増川が揃う名古屋のセットプレー対策も考慮してだとは思うけど、二川のスルーパスに走る選手がいないために実効性が弱まり、前線に蓋をされた格好の橋本は動きを制限されて周りを引き出せず。

 

それでもいつもの遠藤と橋本なら自己の判断でポジションチェンジし、遠藤という“個”を前線に近づけて決定的な仕事に絡ませるなどの対応策をとるんだけど、肝心の遠藤が省エネプレーに終始したためにそれも叶わず。かくしてクサビは入れど攻め手無しの状況から抜け出せなかった。

 

 

■ペドロ・ジュニオールの復帰待ちか
蒼い攻め達磨-遠藤休ませる
当座、こんな布陣も考えてみてはいかがか。

 ・裏に抜けるデランテロ&ポスト役

 ・遠藤のコンディション対策

という2つの考えを満たす。

 

とにかく遠藤の疲労が顕著になっている。言いたくはないけど、ゼロックスも開幕戦も遠藤のミスで負けた。遠藤個人のクオリティには疑問の余地はないものの、いかんせん働きすぎている。この日の2失点目のミスなんてありえない。あれをやらかしたのが安田ならスタメン剥奪ものの沙汰になっていることだろう。いい加減怒るぞ。

 

幸いルーカスのコンディションが悪くないので2列目でクネクネしてもらう。その上で、決定力はないしプレーも軽いけど平井に縦勝負を挑んでもらって相手のラインを下げさせる。相手のラインを下げさせ、ガンバの中盤を押し上げることで、お得意の波状攻撃に繋げる狙い。

 

んー、ペドロ・ジュニオールが使えればなー。