Jリーグより裁きを受けました。事実を真摯に受け止め、粛々と改善に努めさせて頂きます。
それ以上でも以下でもないかな。
起きたこと、決まったことは今さら何を言おうが変わらないしね。
以下はファクト。
もうご存知のことだとは思うけど、リーグからの裁きはこんなの。
浦和 …譴責(始末書提出)、制裁金2000万円
ガンバ…譴責(始末書提出)、制裁金1000万円
勝ち点剥奪や無観客試合といった重刑は両クラブともに科されず。
ただし制裁金で済んだといえど、互いに不名誉な記録を残すことに。
・浦和は過去最高の制裁金
(以前は柏・FC東京の1000万、今回一気にその倍額に)
・ガンバはアウェイクラブ初の制裁金
(しかも以前までの過去最高額)
ううむ、やはり不名誉だ。
で、雑感。
「さすがに勝ち点剥奪や無観客試合には一足飛びに踏み込まないだろう」とは思っていたので、制裁金で済んだのは予想の範囲内。ただ当事者たる浦和、ガンバとも今までの基準を上回る制裁金、特にガンバはアウェイクラブ初の制裁金を科せられたのは重い事実。その制裁金の軽重についてはリーグが決めること、裁きを受ける立場ゆえ何も言えることはなく、頭を垂れて「善処して参ります」より他はなし。
何しろいまだ世間様からの鋭い視線(この僻地ブログですら某公共放送局や某広告代理店、某経済紙やらのドメインからまとまったアクセスがあったりするし)を浴びている状況にあり、クラブ側の対応だけでなくサポも含めた改善の兆しなり方向性を明示する必要性を感じる。ここで業界やクラブのルールによる対応で済ませてしまえば、今後さらに痛い目を見る可能性を残しかねないしね。
ま、仕事と同じで失敗したときこそ成長の機会。今回の件をきっかけにして、よりよいクラブ、よりよいサポになるような努力をすればいいということ。簡単じゃないけどそれやらないと意味ないし、逆に反省だけでは前に進めないしさ。
あとは…同じ失敗をしないこと。ウチに限らず、リーグ全体がリーチをかけた状態になってしまったので、今後同様のことが起これば重刑(勝ち点剥奪、無観客試合)に処される可能性は高い。いやむしろ当分はハードルが下がると考えるべきで、数人レベルの衝突でも危険水域に達するぐらいの警戒をしてた方がいいかも。
そんなこんな。
最後に蛇足だけど、1000万の財務インパクトをはじいてみた。
この1000万、経費で処理することになれば直で営業利益に効いてくる。(特損じゃなかろうし) 公開されてるガンバの経営実績で、直近の06年は売上33億6100万、営業利益2億4300万で営業利益率はおよそ7.2%。売上、利益は毎年変動するけど一旦この数字を基準に置いたとして、7.2%の利益率で1000万の利益を出そうとすると、ざっくり1億3800万ぐらいの売上が必要。
その1億3800万ほどの売上は、1枚2000円のゴル裏チケットで69000人分に相当する。かなり恣意的な算出ではあるものの、決して小さい数字じゃないことは確か。1000万の“営業利益”を失うってのはそれぐらいのインパクトになるってことをね、知っといてもいいのかな、と。
そんなのもひっくるめて、この1000万を高くも安くもするのはこれから次第。色んな知恵を集めてね、よくしていきたいね。