宮本のザルツブルク移籍が何となく本気のような気がして。 | 蒼い攻め達磨

宮本のザルツブルク移籍が何となく本気のような気がして。

ガンバ

市場が開く度に宮本の海外移籍の話は湧き上がるので「ハイハイ、またデスか」と思っていたら、どうも今回はマジモードな印象。元々ガンバ側も「絶対ダメ」って言っているわけではなし、年齢的にも最後のチャンスのような気もする。

 

仮に決まってしまったとしたら、ガンバにとって色んな影響が出ることは間違いない。

 

大きくは3点。

 ・優秀なディフェンスリーダーを失う

 ・営業面での核を失う

 ・ディフェンスラインの若返りに踏み込める

 

■まず1点目、優秀なディフェンスリーダーを失う。

色んな意見は多いが、宮本がリーグを代表する選手であることは間違いない。ガンバ、代表でも最初はベンチスタートの場合が多いが、気付けばスタメンを張りカピタンにまでなっている。現場責任者である監督に認められていること、これは何よりの評価だろう。

 

彼の強みはキャプテンシー、ライン統率、正確なフィード。ハーフラインぐらいにまでラインをグイグイ上げ、裏への飛び出しをオフサイドで絡め獲る強気の統率はガンバの攻撃フットボルを下支えしていた。また、加地や家長にズバズバ通すフィードというオプション。(宮本のフィードはここ数年で随分と精度が向上した)ガンバの最終ラインは足元が確かだが、その中でも宮本は抜けている。

 

 

■ついで2点目、営業面での核を失う。

何だかんだと長年に渡るガンバの顔。露出機会も半端じゃない。まるで興味がない僕の奥さんでも、宮本とシジクレイと大黒は知っている。(それぞれ「ホンマにオットコマエやなー」「ピッカリの人」「そうっすねの人」で認識しているw)万博や関東アウェイで遭遇するツネギャルはガンバ名物だw

 

ただ個人的にはこれはいいきっかけだと思っている。個人で呼べる客の総数はたかが知れている。ガンバの営業は宮本を売るのではなく、ガンバを売る視点で頑張らなければならない。「宮本のガンバ」から「ガンバの宮本」への転換。険しいがいつかは通らなければいけない道。

 

 

■最後に3点目、ディフェンスラインの若返りに踏み込める。

ガンバのディフェンスラインは早晩、若返りが必要になっていた。スタメンはシジクレイ34歳、宮本29歳、山口28歳。控えは實好34歳、入江29歳、青木22歳、丹羽20歳。かなり年齢構成のバランスが悪い。下に並べてみた。

 

34 … シジクレイ、實好

33 …

32 …

31 …

30 …

29 … 宮本、入江

28 … 山口

27 …

26 …

25 …

24 …

23 …

22 … 青木

21 …

20 … 丹羽

 

ディフェンサがいくら経験のポジションだといっても、こりゃあんまりだ。一気に行く必要はないが、宮本の移籍を若返りへのトリガーとしたい。(初期に噂に上がった、ちばの水本。眉唾と思っていたこの話、本格化する可能性がある?)

 

 

※あとは…宮本個人にとって。

 

個人的にはプラスだろう。将来ガンバの監督になる宮本には広い視野と豊かな経験が必要。聞けばザルツブルグはトラパットーニ、マテウスの両巨頭体制らしいやん。って、何でトラップとマテウスがオーストリーにいんの?w

 

ま、それはともかくとして世界に名を馳せた名将と闘将に直接薫陶を受ける機会ってのはなかなかないぞ。こりゃ大きな財産になるはずだ。うんうん。

 

 

 

■おまとめ

今、宮本に抜けられるのは痛いが将来的なリターンも大きいはず。

ガンバ的には先行投資だ。よーし、ドンと行って来い。