服部みれいさんインタビュー「ウィークリー&マンスリーカレンダー」 | あたらしい自分になる手帖ブログ

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浄化のガイドブックとして大好評のエッセイが手帖に


10月も後半に入り、ぐっと涼しくなってきましたね。
気温が下がるのと連動して、
半身浴の時間がだんだん伸びている今日このごろです。

今週も、先週に引き続き、『あたらしい自分になる手帖』著者、
服部みれいさんのインタビューをお届けします。

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◎ウィークリーカレンダーが変わった理由

編集N 2013年版、実はウィークリーカレンダーの形式が大きく変わりました。

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服部 そう、書きやすくなりましたよね!

編集N 2012年版は、「バーチカル形式」という、時間軸がタテに流れている形式で、スケジュールを管理するにはいい形式だったんですが。

服部 わたしがそれまで使っていた手帖が「バーチカル形式」だったんですよね。

編集N わたしもそうでした。編集の仕事はイレギュラーに予定が入ってくるし、打ち合わせなども多いので、バーチカルは使いやすいと思っていたんですけど、2012年版の手帖を出して、周囲の反応を見てみると、ルーティーンの仕事が多い人や、会社勤めをされていない方だと、空欄が多くなってしまうみたいなんですね。

服部 たしかに、子育て中の方とかも、時間刻みでスケジュールを立てにくかったりしますしね。

編集N あと、わたしも1年使ってみて、「わたしノート」がすぐに埋まってしまうとか、「なにかいいこと」のスペースが小さくて書きにくいといったことが、気になってきまして。

服部 今回は、ウィークリーの右側がドーンと「わたしノート」と「なにかいいこと」になっていて、書き放題ですよね! 


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編集N 今年初めてこの手帖を見つけた方にご説明すると、「わたしノート」はアファメーション(注:自分の願望を肯定的に宣言し実現させる方法)に使ったり、自分のことを整理するために使うための自由記入欄で、「ないかいいこと」は、その週にあったいいことをどんどん書き出す欄です。

服部 「わたしノート」は、好きな言葉を書いてもいいし、ほしいものを書いてもいいし、自己分析してもいいし、とにかく自分について考える時間を持つためのツールなんです。

編集N そう、だから少しでもそのスペースを増やしたくて。2012年版の形式に慣れた方も多いと思うので、申し訳ないのですが……実際、社内でも「変えないほうがいいのでは」という声もあって、迷いました。でもこの手帖は、自分ともっと対話して、本来の自分の力を発揮するためのツールっていうコンセプトが肝だな、と思ったんです。

服部 そうなんですよね。去年のこのブログのインタビューでもお話しましたが、自分って、本当の自分のことを案外知らなかったり、目をそらしたりしているものなんです。書き出すことで自分の本来の願望や状況を見つめ直すというのが、「わたしノート」や、この手帖自体の役目だと思っています。

編集N スケジュールの管理も、ものすごく大事なのですが、自由に自分のことを書くというのをもっと重視しようと思ったので、思い切って形式を変えてみました。



◎やっぱり朝型!

服部 スケジュールの管理といえば。2012年版は、時間が4時始まりだったんですが、あれは早くしすぎたなと反省しまして……4時起きはわたし自身の願望だったんですけど、さすがに厳しくて。2013年版は、5時始まりにしました。

編集N 5時もけっこうな早起きですけどね。

服部 朝の時間を有効活用してほしい、というのは変わっていないんですよ、もちろん。5時の左側に少しスペースがあるので、4時起きの方は、独自に目盛りを作っていただくのもいいと思います。

編集N 夜は2012年版と同様、22時終わりですしね。

服部 「やりたいことは朝やろう」という意図です。もちろん、お仕事や家庭の都合で難しい場合もあるとは思うんですが、健康のことや、効率のことを考えると、やっぱり朝早く起きる利点ってあるんですよね。試してみる価値はあると思います。

編集N 朝型のススメ、という点は、去年と変わらないですね。

服部 あと、2012年版だと、月末のウィークリーカレンダーが、月をまたいで翌月に入っているケースがあって、ちょっと見にくいという声があったので、月ごとにちゃんと区切るように工夫しました。手帖としての使いやすさは、めちゃめちゃ上がりましたよね。

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編集N 9月のコラムを読んだのにまだ8月が続いている、というのがなくなりました。

服部 より意識を切り替えやすくなったと思います。



◎マンスリーカレンダーも改良

編集N マンスリーカレンダーは、形式はそれほど変わらないのですが、細かい部分をいろいろ変えました。

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服部 全体的に読みやすくなりましたよね。線や数字が濃くなって、整った。

編集N デザイナーの相馬さんが、そういった部分を改良してくださったんです。

服部 月名が数字で入ったりとか、すごくていねいに細かく変えているんですよね。

編集N 去年、このブログで手帖のモニターをしてくださった方が「月の名前が英語だと、ぱっと見てわからない」というご意見をくださったのを参考にしました。

服部 そして、ここに掲載していることわざも、あたらしくしました。

編集N よくこんなことわざをご存知で、とビックリしました。

服部 実は、ここだけの話なんですが……うちの父がことわざマニアで、セレクトを助けてもらっているんです。

編集N 人生の真理を表している、というと大げさに聞こえるかもしれませんが、ハッとするメッセージが込められているように思います。

服部 あと、右上に「今月のことば」欄を新規に設けてみました。

編集N ここには、どんな内容を書き込むことを想定されているんでしょうか。

服部 そうですね。また後ほどくわしくお話しようと思いますが、2013年版の手帖には「数秘術」の話を入れているので、今年1年の自分の課題を意識して、それをさらに自分で月単位の行動目標として落とし込んでいくといいかな、と思っています。

編集N 月々の目標みたいな?

服部 そう、それをアファメーションすると、さらに意識的になると思うんです。

編集N たしかに、単に目標を書くよりも、アファメーションするほうが、かないそうな気がします!

服部 あと、2012年版では後ろのほうにあったキュレーターの石田紀佳さんのエッセイを、マンスリーカレンダーに移動しました。

編集N 去年の「自然とともに暮らす季節のアイデア帖」もよかったけど、暦と密着した内容だけに、離れているともったいなかったんですよね。

服部 マンスリーカレンダーに載っていると、季節の移り変わりとリンクできますよね。わたしの提案はどちらかというと抽象的な、やや観念的なものが多いのですが、紀佳さんのアイデアは具体性があってグラウンディングしている(地に足がついている)ので、すごく助けられています。

編集N わたし、紀佳さんの7月のエッセイの原稿を読んで、思わず海に行ってしまいました。マンスリーはウィークリーよりも、もうちょっと大きな視点で自分を見たり、時や季節の流れを見たり、そういうふうに使えるといいですよね。服部さんは、2012年版のマンスリーカレンダーは、どういうふうに使っていましたか?

服部 わたし、このマンスリーは、いろんな人の誕生日を書き入れています。

編集N その人の誕生数(注:数秘術によって誕生日から割り出す数。その人の資質や人生の目的などがわかるとされている)もわかっていいですよね。

服部 すごくいいですよ! もちろん、その人をお祝いするためにも使えますし。こんな使い方もあるということで、参考になれば。

編集N 自分次第で、いろいろな可能性がひろがりそうなページですよね。



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今週は以上です。

ウィークリーカレンダーの形式は、
人によって使いやすさがぜんぜん違うので、
去年から形式を大きく変更することで、
使いこなしやすくなる方もいらっしゃる一方で、
逆に工夫が必要になる方もいらっしゃるかもしれません。
(すみません…)

わたし自身、長年バーチカル形式になじんできたわけですが、
11月以降、この手帖を使っていきながら、
あたらしいカレンダーともじっくりつきあっていきたいです。
その様子も、いつかレポートできるといいな、と思います。


なお、「ウィークリーカレンダー」や「わたしノート」の使い方については、
去年のインタビューも、ぜひご参考にしてみてください。

「ウィークリーカレンダー」
「わたしノート」



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