教文館イベントレポート1 | あたらしい自分になる手帖ブログ

あたらしい自分になる手帖ブログ

浄化のガイドブックとして大好評のエッセイが手帖に

先週告知しました、16日の青山ブックセンタ―本店での
服部みれいさんサイン会、お越しくださったみなさま、
ありがとうございました。

大きい机を用意していただいたので、
こんなふうにリラックスした雰囲気に。
(ちなみに、この日のみれいさんのファッションは、
みれいの部屋』の表紙を意識したのだそう。猫がいたら完璧でした!)



$あたらしい自分になる手帖ブログ


帰りに、入口付近でランキングを見たら!
『みれいの部屋』と『あたらしい自分になる手帖』、
どちらもランクイン!ありがとうございます!



さて、ここまで服部みれいさんのロングインタビューが続いていましたが、
今日はちょっと中断して、10月3日に銀座・教文館で行われた
服部みれいさんと東野翠れんさんのトークショウの中から、
『あたらしい自分になる手帖』についての部分を抜粋して、
2週に分けてご紹介させていただきます。

***



$あたらしい自分になる手帖ブログ


◎カスタマイズのアイデア

服部 翠れんちゃんは、なんともう、手帖をカスタマイズしているんですよ。

翠れん しちゃいました。

服部 あ、しおりを自分でつけているのね! 

翠れん しおりがほしいな、と思ったんです。書いていた場所がよくわからなくなってしまうので。で、家にこの黄色いしおりひもがあったんで、つけてみました。この本の厚さの部分が、黄色く塗られているのが、とても印象的で、表紙の色もうすい黄色できれいだな、と思って。で、色を合わせてみました。

服部 担当編集のNさんが、諸事情で今回はしおりをつけられなかったから、このカスタマイズ案はとてもありがたいです、って言っていましたよ。いいよね、こういうふうに自分で工夫してつけるのは。


$あたらしい自分になる手帖ブログ


翠れん テープでこう貼って、こういうふうにして……。

服部 おっしゃれ。上側じゃなくて、下側につけるというのが。

翠れん ああ! なんで下につけたんだろう。なんか、しっぽみたいだな、と思ったんですが。

服部 かわいいー。しかもね、表紙に切手を貼っているんですよね。かわいいでしょう?

翠れん 手帖の中に、部屋の掃除のお話があるじゃないですか。

服部 うん。

翠れん それを読んでいたらもう、ものすごい勢いで引き出しをかたづけたりして(笑)。それで出てきた切手を貼りました。



$あたらしい自分になる手帖ブログ


服部 この手帖は、帯を取り外して、こういうふうに自分で自由にいろいろ加えられるのがたのしいですよね。

翠れん 服部さんの手帖は?

服部 とりあえず、こうしたんですけど……。読者の方にいただいた、ピッピのポストカード! かわいいでしょう? こういうおもしろ顔して生きていきたい!!



$あたらしい自分になる手帖ブログ


翠れん 裏側は?

服部 こっちは、絵本のほうのピッピ。



$あたらしい自分になる手帖ブログ


翠れん 色が合ってますね!

服部 わたし、『長くつ下のピッピ』*がすごく好きで、洋書のカバーをコピーしてきました。で、これを手帖にちょっと挟んだりしようかな、とも思っています。そうしたらね、翠れんちゃんも!

翠れん そう、わたし、やはり引き出しをかたづけているときに見つけたんですが、馬を持ち上げているピッピのカードを、手帖のそでに入れています。

服部 わたしたち、ものすごくピッピに影響を受けているんだよね。

翠れん はい(笑)。ピッピを見て育ったといってもいいくらい。

服部 実は、『マーマーマガジン』とか、わたしが書く本の底流に流れているのは、ピッピの精神なんです(笑)。こんなふうに、簡単にカスタマイズしたい人は、帯を取ってポストカードを入れるといいですよ。あと、私が使おうと思っているのは、これ。「ニルヴァーナ」っていう90年代に流行ったバンドのミニ本です。古本屋さんで、100円くらいで買ったんですけど、なんか、これを切り取って貼ったらかわいいだろうなあ……とも。

翠れん 歌詞が書いてあるんですか?

服部 歌詞……かな、名言のようなものが書いてあるんですけど、これを高校生の気分で切り刻んで手帖に貼ろうかと。そのときの自分の気分でやってみようと思っています。

翠れん わたしも、切手を貼ったんですけど、また気分が変わるかな、と思ったので、はがれるテープで貼りました。そうしたらまた、貼り直せると思って。

服部 あー、いいですね。


◎翠れんさんの「わたしノート」

服部 でね、翠れんちゃんは、実はもう書き始めているんです。

翠れん そうなんです。もう、我慢できなくて。この手帖、11月からはじまるじゃないですか、で、もうすぐだし、と思って。ちょうどやりはじめたいな、と思っていることを、11月の「わたしノート」に書きました。

服部 (手帖をのぞいて)超かわいいことが書いてある!

翠れん いやいやいや、もう、はずかしい。英語をもっとちゃんと勉強して、自分で必要なものは訳せるくらいになりたいな、と思っていたので、そういうことを書いたりしました。

服部 えらい! つまりもう、アファメーションしたってことだね。

翠れん ああ、そういうことですね。

服部 アファメーションというのは、「~します」とか、「~することを知っています」とか、肯定文で言ったり書いたりすることで、願いを叶えるっていう方法なんですけど。わたし、2年ぐらい前から「みれいの部屋」っていう、直接対面して人生相談を受ける活動をこっそりしているんです。そのときよく、「この人はノートをつくったほうがいいだろうな」という人がいて、その人に「わたしノート」をつくってくださいって言っていたんですね。それでこの手帖にも「わたしノート」の欄を入れたんです。わたし自身は、アファメーション以外にも、これまでのことを振り返ったりするのに使っています。例えば、いままで産まれてからの年数を、ずーっと書いていくんです。で、そのときに自分に何が起こったかも書く。19xx年、誕生とか。

翠れん 覚えているんですか? それって。

服部 大きいことは、覚えているんじゃない? おたふくかぜで死にそうになった、とか。あ、でもだいたいね(笑)。

翠れん だいたい(笑)。

服部 これ、ぜひやってみてください。その歳にどういうエポックメイキングなことが起こったか。大恋愛したとか、大失恋したとか。

翠れん えー。

服部 だって、10年前くらいのことは覚えてない?

翠れん 覚えてます。

服部 10年くらい前からでも、書いていくわけです。そうすると、自分のバイオリズムが見えてくるんです。わたしの本に何度も書いているんですが、人というのは、びっくりするくらい、自分のことを考えているようで、でも集中しては考えていないんですよね。

翠れん うん。

服部 『みれいの部屋』にいらしてくださった方で、この人は「わたしノート」があったほうがいいな、と思う方は、どっちかというといつも気持ちが外側に向いていて、つい自分がおろそかになっちゃう人。いつもやさしくて、人に何かしてあげるのは得意なんだけど、それでエネルギー使っちゃって、息切れしている、みたいな。そういう人は、ちょっと人と会うのをやめて、「わたしノート」をつくって――まあ、この手帖にはもれなくついてくるんですけど(笑)――お気に入りの喫茶店とかに行って、自分を振り返ったり、あるいは今年はどうするのかっていうのを集中して考えてほしいですね。ところで、翠れんちゃんは、英語をもっと勉強する、ということ以外には何か書いたんですか?

翠れん わたし、中学生の時から、インド人の先生に習って、4年間ぐらいきちんとヨガをやっていたんです。その後は気ままに家とかでやっているのですが、ちょっとまじめに、またリズムをつけてやってみようかと思って。「ヨガをまた始める」という目標を書きました。

服部 おー、いいですねー。

翠れん あと、これもヨガの話なのですが、朝、太陽礼拝のポーズをやりたいな、と。すごく好きなので。

服部 いいですよねー。太陽礼拝。

翠れん いろいろな要素がぎゅっとつまっていて、いいですよね。

服部 なんかね、yahooにリアルタイム検索っていうシステムがあるんですよ。そこで『あたらしい自分になる手帖』って検索すると、この手帖に関して、ツイッターで人が何をつぶやいているのかっていうのが見られるんですけど。「早く11月にならないかな」って書いている方とか、翠れんちゃんみたいに、「早くも使っちゃいました!」っていう方とかがいて、わたし、ある時じーんと来たんです。こんなにたくさんの人が、「あたらしくなろう」って、自分で思っているからこそ、この手帖を使おうという気になってくださったのだと思うんですよね。それが、わたしは勝手に感極まるものがあって。時代も変わり目だな、と思うし、おひとりおひとりの方において、そういうふうに自分を見つめよう、という意識が高まっているというのを、リアルタイム検索でリアルに感じている次第なんですけど。

翠れん ほんとうに、変わっていますよね。

服部 いろんなことが急激に、ね。

(次週に続く)

***

ふたりのカスタマイズ案、どちらもかわいかったですね。
翠れんさんのしおりのアイデアはぜひ真似したい!
自分はどうしようか、夢がふくらみます。
次週もぜひ続きをご覧ください。

ところで、翠れんさんも、近々、本を出されます。
イスラエルに揺れる』というタイトルで、
お母さんの生まれた場所、イスラエルについて綴ったエッセイだそうです。
もうamazonでは予約も始まっていますので、
どうぞチェックしてみてくださいね。



*『長くつ下のピッピ』:9歳の少女“ピッピ”の冒険を描いた、アストリッド・リンドグレーン作の童話。テレビ番組や映画にもなっている。日本では、岩波書店から翻訳本が発行されている。


あたらしい自分になる手帖 (SELF CLEANING DIARY 2012)/服部 みれい

¥1,575
Amazon.co.jp


SELF CLEANING BOOK―あたらしい自分になる本/服部 みれい

¥1,365
Amazon.co.jp