まずは、以下のサンプル(私の人生の省略版...)をご覧ください。

【今年の1月まで】
・10代20代はバンド活動しかやらなかった30代後半のサラリーマン。
・英語は全く喋れない。聴き取れない。書けない。
・自身の強みを身につけるため、何か勉強しようとしても、長続きしない。
・TOEICは受けたこともない。



【今年の1月以降】
・ほぼ毎日、英語で短文を作る(twitter)。
・TOEICを年に2~3回受ける。
・週3回、英会話を受ける(レアジョブ)。
・1日平均3時間勉強を継続、どれだけ忙しくても体調が悪くても、1時間は実施(現在9ヶ月目)。
・英語だけで約3~5時間話し合うオフ会に参加。


上の矢印の間に何が起こったかと言いますと。

20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』の著者のblogとtwitterを読み、強い衝撃を覚えたこと。

そして、それをきっかけとして、実用英語の重要性を知る様々な方々と交流を持てたこと。

これらが、現時点までに私の考え・行動・習慣を変え、さらに今後、その延長線として人生をも変えると思っています。


「英語ができるとかっこいいな。英語ペラペラになりたいな。」

そう思う人は多いと思います。

私も昔、よく思っていました。

しかし、そう思った次の次の瞬間ぐらいに、

「でもやっぱり、英語は帰国子女とか、子供の頃から習ってるとか、少なくとも10代には英会話をやってないと、ダメなんだろうな。。。」

「今から英語をやって、多少できるようになっても、自分の生活、仕事にどう役立つかわからないな」

「英語ができなくても、今まで特に困らなかったし、仕事を使う仕事でもないしな」

などなど、出るわ出るわ、英語をやらないための言い訳の数々。。。

そしてこうして大学卒業以来、私は英語をほったらかしていました。


しかし。

「英語ができなくてもやっていける」

それは違っていました。

本当は、「英語ができなくても困らない」のではなく、「英語ができなくても困らない場所を自ら選んできた」、「仕事で英語を使わない」のではなく、「英語を使わなくてもいい仕事を選んできた」、ということに気づきました。



20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ

これは、今までにない英語関連書籍であり、大人になってから英語学習を再開する(した)人にとって、絶対に読んでおいたほうがよい内容になっています。

・どう英語を使いたいのか、という「動機」が重要ということ
・大人になってからでも、英語を道具として使えるようになるということ
・そのために大切な第二言語と言う考え方
・そのための、具体的な勉強方法
・著者が経験された具体的な効果
・英語「」学ぶことで得られること

がぎっしりと詰まった、内容の濃い一冊だからです。

書店に行くと、英語関連の棚には、参考書や問題集はたくさん並んでいます。
また、英語ができるようになった人の勉強法の紹介する本も並んでいます。

ですが、肝心の、

・なぜ英語をできるようになったほうがいいのか?(動機づけのヒント)
・できるようになるべき英語のレベル、種類、使う方法(方向づけのヒント)

については書かれた本は少なく、

さらには、それプラス

・それらを身に付けるための具体的な参考書やWebサイト、Audiobook等の紹介
・著者が実際にそれらを使って英語力を身につけたという、具体的な例
・何時間を目安にやればいいという、量的な指標
・英語学習の仲間を増やし、楽しくするためのヒント

という点まで言及している本は、今までになかったと思います。

この本の中で、勉強法とお薦め教材については、Listening、Speaking、Writing、Reading、の4項目全てが網羅され、なおかつ著者が実際に経験した方法が詳しく書かれています。これは、特筆すべき点だと思います。


会社に行きながら、または子育てや家事をしながら、何かの学習をしたことのある人はわかると思いますが、例えば1日3時間×1年間毎日継続することは、結構大変です。

気が向いた時だけするのは簡単なのですが。

ダイエットと同じかも知れません。

やり始めにはグッと効果が表れる(体重が減る、英語が伸びる)けど、一定の地点からはちょっとずつ(のように感じる)。

だから、なかなか続かないのかも知れません。

この本は、「一定以上の勉強量で継続的にやらないとできるようにはならない」ということをはっきりと読者に覚悟させた上で、それを「いかに楽しく効率的に実現させるか」ということ、またそのためにも、「英語を道具としてどう使いたいのか」という、はっきりとした目的を持つことが重要であり、「英語はあくまでも目的ではなく手段なのだ」、ということを気づかせてくれます。

またTOEICについては、「860点に到達しAクラス入りを果たした後は、TOEIC用の勉強ではなく、自分の関心のあるもっと高度な英語の勉強に充てたほうがいい」という明確な提言が清清しいです。


この書籍を手に取れば、なぜ楽天やユニクロが英語を公用語に定めたのか、なぜ今年に入り、東洋経済、The21、日経ビジネスアソシエといった人気ビジネス雑誌が、次々と英語の特集を組んでいるのか、そのあたりもよく理解ができると思います。


20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ

これを読むと、英語を勉強せずにはいられないと思います。


そして私は1日も早く、英語を道具として使いこなして仕事や活動をすること、TOEICでAクラス入りを果たすことで、著者に恩返しをしたいと考えています。