K-154 ジャンヌダルク胸像

Ｋ－１５４　ジャンヌダルク胸像　　　Ｈ．４０×Ｗ．４４×Ｄ．２５ｃｍ

さっきまで別の作業をいろいろこなしていて、ふと自分のブログを眺めて気がつきました。。。。。

９月に入って、まだ一本しか記事書いてな～い！！！

これじゃあ～ランキング落ちてくはずだわ＝＝

ということで、こんな状況のために以前ストックしておいたジャンヌダルクさんに登場していただきましょう。。。━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

これはいわゆる”ジャンヌダルク（１４１２～１４３１年）”の彫刻であることは確実なのですが、収蔵場所や作者についてはよくわかっていません。

この石膏像が特徴的なのは、武具を身に着けていないところ。

ジャンヌダルクの彫刻は、そのテーマゆえたいてい鎧などを身に着けた武装した姿で描かれることがおおいのですが、この彫像は普通のドレスのようなものを着ています。

ちょっと穏やかな表情をしているのもおもしろいですね。勇ましい感じに表現した作品が多いですから。

ジャンヌダルクの功績やエピソードは、Ｗｉｋｉなんかにも山のように情報があるので、ここでは控えます。

ナポレオンについても同じことが言えるんですけど、フランス人って”上げて”→”落として”→”また上げて”っていうパターンがすごく多いですよね。盛り上がりやすいというか、熱しやすいというか。。。

すごい！すごい！と言ってさんざんもてはやしておいて、ちょっと風向きがかわると徹底的に叩いて、最後は死刑！。。。。。そして、しばらくたってから”やっぱりよかったなぁ・・・あの時代！”という流れで、やたらにあちこちに銅像を作っちゃうという。。。

何が起きても全然無関心などっかの国もまずいと思うけど、こういったラテン系の雰囲気もそれはそれで結構たちが悪そうですね。

ジャンヌダルクはもちろん実在の人物ですし、その足跡もはっきり史実として残っています。直筆の文字なども現存しています。

ただその成し遂げた功績を考えると、あまりにも神がかり的で、ちょっと信じ難いような気もします。最近ブームの”坂本竜馬”なんかに通ずるものがあるように思います。

あまりにも偶像化されすぎていて、どの辺りまでが史実なのかちょっとボヤけてしまっています。

いずれにしても、損得でなく行動した”憂国の士”はどこの国でもヒーローですね。

ジャンヌが処刑された地であるルーアンには一度だけ行った事があるのですが、中世の面影がどっしりと残る素敵な旧市街でした。

パリのような石造りの町並みではなく（あれも骨組みは木造ですけど）、木組みの構造物が外壁に組み込まれている特徴的な町並みです。

右側の二軒みたいなの。。。

モネが連作を描いたことで有名な大聖堂は、残念ながら第二次世界大戦で壊滅的に破壊されてしまい、現在の建物は戦後に復元されたものです。

クロード・モネ作　ルーアン大聖堂

旅行ブログになってしまいました。。。

最後に、ジャンヌダルクの彫像をＷｉｋｉからいろいろと貼っておきます。おもしろいと思うのが、写真がある時代じゃないのに、その顔立ちがみんな共通しているところ。。。

パリ・ノートルダム寺院内

パリ・ルーブル近く

ルーブル美術館　リュード作

ランス大聖堂内

リールの美術学校内　　これは火あぶりのシーンですね。

このように、フランス国内だけで膨大な数のジャンヌ像があります。

ジャンヌダルクの自筆によるサイン。

ロダンのことも忘れてないですよ。。。また近日中に続きを書きます。

今、カミーユ・クローデルの方の本を読んでおります。。。

今回取り上げた、Ｋ－１５４　ジャンヌダルク胸像は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。