S-207 アレキサンダー大王首像
S-207 アレキサンダー大王首像 H.43×W.22×D.23cm (ギリシャ・アテネ考古博物館収蔵)
戻ってまいりましたぁ~~>>>
久々の更新ですな~。今週はみなさんの三連休にあやかって、ありがたい二連休を頂戴いたしましたので、午前中にまずブログから!と思って書いております。
さて、きょうの石膏像は、短期間に大帝国を築き上げ、古代史を駆け抜けたアレキサンダー大王の彫刻です。
オリジナルはこちら、
これは、私の両親がギリシャに行ったときの写真
さらに、
こっちはWikiから。以前は、アテネの考古博物館にあったと思うのですが、Wikiではアクロポリス博物館収蔵となっていました。
アクロポリスのふもとに2009年に新設された新博物館に移動したようです。
中央の黒っぽい現代建築が新博物館。
ちょっとわき道にそれますが、この新アクロポリス博物館。大変立派な建築物で、パルテノン神殿から直線距離でわずか280メートルという素晴らしいロケーションにあります。近代的でありながら、立地自体が発掘現場というものすごい発想で造られていて、ガラス張り部分の床からは現在も続く発掘作業を見ることができます。
ただ、一つ問題が起こってます。その博物館とアクロポリスの中間に存在する建造物(上の写真の手前の建物)をギリシャ政府は撤去する方針だったのですが、それに異を唱えたのがあの”ヴァンゲリス”
皆さんご存知でしょうか?”エヴァ”じゃないですよ。”ヴァンゲリス”です。この方は、一番有名なのは映画、”炎のランナー”の音楽ですかね。クラフトワークなんかと並んで、テクノ的なアプローチの音楽を作り続けるギリシャでは”超”のつく有名人。”ブレードランナー”の音楽もこの人だわ。。。。。
実は、この撤去予定の建物はヴァンゲリスの所有だったんです。一応、ファサードだけ移築して全体は壊すとかの折衷案で話がすすんでいるようですが。。。。。この話、Wikiに書いてあったのですが、ヴァンゲリスがあまりになつかしく、つい反応してしまいました。
アレキサンダー大王(紀元前356~323)の偉業については、お詳しい方が多いと思うのでここでは控えます。
マケドニア王から出発し、ギリシャ全土を掌握し、古代エジプトからインドまでを手中に収めました。
アレキサンダーが素晴らしいのは、広大な領土内の文化がそれぞれに影響し合い融合する土壌をつくったことですね。
ギリシャ彫刻はオリエント世界の影響を受けて”ヘレニズム期”を形成しましたし、インドの仏像にはギリシャ彫刻の影響がはっきりと刻まれ、それはさらに日本の仏像にまで及んでいます。
日本の金剛力士像(仁王)は、古代ギリシャのヘラクレス像の強い影響下にあるといわれています。
アレキサンダーは”大王”だけあって、ヨーロッパ各地に彫刻が残されています。
以下、Wikiよりいくつか貼っておきます
ルーブル美術館
大英博物館
トルコ・イスタンブール考古博物館
ミュンヘン
って。。。ここまで書いてきて、もう2時過ぎだよ。。。みんながちょこちょこ邪魔してくるんで。。。
早速、仕事にもどります。
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今回取り上げた、S-207 アレキサンダー大王首像は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。