A-386 トゥイ全身像
A-386 トゥイ全身像 H.35×W.8×D.17.5cm (パリ・ルーブル美術館収蔵)
これは由来がはっきりしている彫刻です。
紀元前1400年頃(第18王朝)、新王国時代の古代エジプトの彫刻で、オリジナルは木彫です。
およそ3400年前の木彫がこれほど完璧な形で残っているというのは奇跡的です。エジプト文明恐るべし!
そして、この布ひだを通して表現されている人体の流れをごらんください。古代ギリシャ文明が純朴なクーロス像を作る数百年前に、エジプト文明はここまで到達していたのです。
この彫像は”トゥイ”という名の上流階級の女性の墓のために作られたもの。
台座には、「やさしい北風を呼吸し、魂は墓に入ってオシリスのそばにいる幸福な人々の仲間入りをし、何処ででも水が飲める」という文章が刻まれており、トゥイが死後も幸せであるようにという願いをこめて墓に入れられたことが分かります。
ルーブルのオリジナルはこちら (写真がグニャグニャですが・・・・・)
今回取り上げた、A-386 トゥイ全身像は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。
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