N-007 ダビデ全身像 | きょうの石膏像 

N-007 ダビデ全身像


きょうの石膏像-N-007
N-007 ダビデ全身像   H.64×W.20.5×D.15cm(ミケランジェロ作 フィレンツェ・アカデミア美術館収蔵)




ミケランジェロの傑作!ダビデ像の石膏像です。



そもそも”ダビデ”さんとは誰なのか



古代イスラエルの第2代の王(在位 前1000~前961年頃)。旧約聖書の「サムエル記」「列王記」に登場し、「詩篇」の作者とされている。イスラム教においても預言者の一人とされている。


ペリシテ人の巨人戦士”ゴリアテ(身長約2.9メートル)”を倒したことで有名になり、その後も戦功を重ねやがてイスラエルの王となった。


新約聖書では、イエス・キリストはしばしば「ダビデの子」として言及されている。(ここまでWikipediaより)



ということで、キリスト教の源流につながる人物ということで、たくさんの彫刻や絵画が制作されているわけです。

ミケランジェロを筆頭に、ドナテルロ、ベロッキョ、ベルリーニ、ブルネレスキなどルネッサンス期の巨匠はこぞってダビデ像を制作しています。



このミケランジェロのダビデ像は、その”ゴリアテ"に向けて投石器による一撃を加えようとしているところを表しています。右手の中には”石”を、左手には”投石器”を持っています。ゴリアテはこの石に当たって倒れ、自らの剣で首をはねられました。ドナテルロやベロッキョが描写したのはこの首をはねるところですので剣を持っています。


石を投げる直前の”にらみ”を描写したあたりが、ミケランジェロの野心的なところなのでしょう。全体像も他の彫刻家が比較的線の細い若者の姿で表現したのに対し、どっしりとした強靭な肉体を作り出しました。



この彫刻に私ごときがあれこれ言うのはおこがましい限りですのでこれぐらいにします。詳細はWikipedia の”ダビデ像”を参照してください。



きょうの石膏像-FR092 きょうの石膏像-FR091



きょうの石膏像-FR082

以上3枚、すべてアカデミア美術館の本物の映像です。1991年にどこかのバカ者(イタリア人だったと記憶していますが)がハンマーで足の指をかち割ったため、93年に訪れた時はガラスの柵で囲われていました。



シニヨーリア広場にあるのはレプリカです。



原寸大のレプリカは世界中にあるのですが、東京ですごく気軽にみられる場所があるのをご存知でしょうか?


恵比寿駅の東側にある渋谷橋というところのそばに、服飾メーカーの”PaPas"という会社のビルがあるのですが、そのビルの入り口に原寸大のダビデ像がそびえ立っています(ブロンズだと思います)。なんかバブリーな感じで素晴らしいです。






今回取り上げた、N-007 ダビデ全身像は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。


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