L-635 三美神レリーフ

L-635　三美神レリーフ　　　　　H.40×W.40×D.8cm　（パリ・ルーブル美術館収蔵　B.C.２００～１００）

あんまり骨が続くと暗くなってしまうので、今日は美しいもので。

ルーブルに本物があるのは確実なのですが・・・・・はて、私はルーブルの中でこのレリーフは発見できていません。その代わりよく出会うのはこちら

構図としては反対側になってしまいますが、こちらは完全立体の三美神です。これは、闘士とかマルスがある部屋にありました。石膏像のレリーフもこちらの立体もローマ時代の作品のようです。

三美神とはローマ神話に登場する女神で、それぞれ”愛（amour）”、”つつしみ（castitas)","美（pulcuritude)”をつかさどっているのだそうです（wikiより）。いったいどの方が何を担当されているのかは不明です。

こちらは、１８世紀のイタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァの作った三美神（エルミタージュ美術館）。

これは石膏で複製するの難しそうですね～。このような複雑な彫刻を複製する場合、原型を１０個以上のパーツにばらして型取りし、それをあとで接着してゆきます。かなり根気のいる作業になるでしょう。

２０１０．１．１３　追記：

本物のルーブルの三美神レリーフの写真が見つかりました。

まあ、ほぼ石膏像通りっていう感じですね。

今回取り上げた、Ｌ－６３５　三美神レリーフは、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。