L-663 ホルス神レリーフ
L-663 ホルス神レリーフ H.23.5cm (パリ・ルーブル美術館収蔵)
昨日に引き続きエジプトもの。
ホルス神(はやぶさ)のレリーフです。ホルス神はオシリスとイシスの子供で、父オシリスの後を継いで現世の統治者になったことから、歴代の王ファラオはホルス神の化身と考えられています。
こういった鳥のはやぶさの姿で表現されたり、はやぶさの頭をした人間の姿のものもあります。またホルス神の”目”だけで表現されているものもあlります。
紀元前900年前後の作品なので、新王国時代の末期ということになります。
このレリーフ、台座の厚みが3,5cmしかないのでちょっと安定が悪いです。たいていのヨーロッパの人々(特にフランス人)にとって地震というのは想定外なので、台座を小さくつくりがちです(見た目はかっこいいのですが)。
台座だけちょっと大きなものにすげ替えたりすることもあるのですが、このレリーフに関しては本物と同じ体裁になっています。もっともちゃんとした水平の棚に置けば、そうそう倒れることはありません。
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