N-011 男子解剖座像 | きょうの石膏像 

N-011 男子解剖座像


きょうの石膏像-N-011
N-011 男子解剖座像        H.27cm


かなりつらい事でもあったのか、はたまたプールで耳に水が入ってしまったのか。シラー


画家が人物をデッサンする時、骨格・筋肉の流れを意識することは大変重要なのだそうです。


ダヴィンチやミケランジェロは積極的に人体の解剖に立会い、その構造の理解に努めました。現在のような医学的見地から作られた人体標本が登場する以前には、このような彫刻家による人体解剖像が多数制作され、画家や時には医学分野でも参考にされました。


有名な人体解剖像に、フランスの彫刻家ウードンの作品がありますが、これは石膏では作っていません。


今回のこの解剖座像は、作者等細かいデータは分かりません。ただ以前「A-308 小児立像」の時にも書いた南仏のセザンヌのアトリエに、この石膏像が展示されています。


他にも解剖像は2種類ありますのでいずれご紹介します。


余談ですが、現代の医学標本は京都のある会社が作っているそうです。以前、「村上春樹が工場見学に行く」という本で紹介されていました。お腹の内臓が一個づつ外れるようなものから、脳の神経細胞を一本づつ正確に再現した”脳標本”まで色々あるんだそうです。世の中にはいろんなお仕事があるもんですね。



今回取り上げた、N-011 男子解剖坐像は、私共の運営するオンラインショップ「石膏像ドットコム」で実際に購入していただくことが出来ます。以下のバナーをクリックすると、ショップに入れます。よかったら覗いてみてください。


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