「自己効力感」とはバンデューラが提唱した概念。self-efficacy


ウィキペディアによれば、

『自己効力感は自分の中に、目標に到達するための
               能力があるという感覚である。』


『自己効力感とは、ある具体的な状況において
 適切な行動を成し遂げられるという予期、および確信。
 結果予期と効力予期の2つに区分される。
 結果予期とは、ある行動がどのような結果を生み出すのかという予期。
 一方、効力予期とは、ある結果を生み出すために
 必要な行動をどの程度うまく行うことが出来るのかという予期。』


理解するのに難しいので、もっとシンプルに、
根拠のない自信”を持つという感覚と思っています。


結果やその結果を出す行動に対して、
それが未経験のこと、未知なるものでも、
”自分なら出来る”と自分の力を信じられる感覚。


自己効力感が高いと、
・行動や結果に対し注力でき、達成する確率が高い
・感情が安定し、不安や恐れより、できるという感覚が優位になる


逆に、自己効力感が低いと
・行動や結果に対し諦めが早く、達成する確率が低い
・不安や恐れの気持の方が強くなる


根拠のない自信”に対して、”根拠のない不安”でしょうか?


この自己効力感を生みだす基は4つあるとされています。

ふたたび、ウィキペディアから

『1、達成体験
 最も重要な要因。自分自身が何かを達成したり、成功したりした経験。

 2、代理経験
 自分以外の他人が何かを達成したり成功したりすることを観察すること。
  
 3、言語的説得
 自分に能力があることを言語的に説明されること、言語的な励まし。
  
 4、生理的情緒的高揚
 酒などの薬物やその他の要因について気分が高揚すること』


毎日の生活の中のヒントとして、意識しながら実行できそうです。


※自分なりに考えて何かを達成した体験を増やす。
 小さなことでも成功した体験を積み重ねる。
 それによって、
  自分でもできた!
  自分はできるんだ!
 という実感を強くする。
  
※あの人ができるのだから、自分だってできるはず。
 自分もがんばりたいと思う対象を持つ。


※私の好きなマンガ「おーい竜馬」で、剣術で相手を攻めない
 心やさしい竜馬は弱虫扱いされていた。
 そんな竜馬に対し、姉の乙女は、事あるごとに
  ”おまえは本当はすごいんだ””おまえは本物の侍だ”
  とワケもなく言っていました
 

こういう言葉をワケもなく、大切な人に言ってあげる。

  自分に言ってみる。

※武道の達人など、身体感覚に優れ、身体の内側から
 エネルギーを発動出来る人もいるようです。
 身体の活力は自信につながる。
 
 ちょっとやっかいなのは、ひと時の高揚。
 酒や薬物などなどなど、その場限りの高揚は、
 冷めたあと逆効果も・・ 


無力感も自己効力感も、日々の学習や経験の積み重ねで、
高めることが出来るのなら、効力感を高めたいものです。