お姉さま、……人間の髪の毛、いったいどれくらいの本数が生えているかご存知ですか?



先日、職場にて、チームのアイドルであるS嬢が「この間テレビで髪の毛が何本生えているか数える企画をやっていたんですよ」と隣の席のOさんに話しており……。


Oさん、「で、何本くらいなの?」


S嬢、「たしか8000本とか言ってたかな?」


……わたくし、会話に入っておりませんでした。ですが思わず突っ込まずにはいられませんでした。


「それじゃヅル禿よっ!」


正面の席で我が上司K様が、ぶはっと噴出しておりました……。


……人間、50~100本は軽く髪の毛が抜けると言われています……。8,000本では一週間でほぼ抜け切ってしまいます。すかすかです。最早風前のともしびと言う本数……。


「あ、あれ?8000万本だったかしら?」とそうですよね、おかしいですよねと訂正するS嬢……。実際一体何本だったか真相は闇……。ですが、8000本でないことだけは確かです。。。


8000本だったら、わたくし毎朝櫛削る際に抜ける髪の毛も木工用ボンドでもう一度つけ直さなくてはなりませんよ……。フォンテーン貯金も2倍の予算で進めなくてはなりませんよ……。




赤貧亭


おちおち酒も呑んでいられません……。

<献立>

赤貧亭 効き味噌セット

カボチャ巾着 オランデーズ風

しめじ、ほうれん草、蒟蒻の白和え

鯖の味噌漬け 山椒の風味で

山菜おこわ


まあ呑みますがね……。

……先の週末、ブルゴーニュ赤と合わせて愉しんだ和の夕餉です。ブルゴーニュに合わせ、味噌を中心とした献立を考えてみた次第……。


で、まずは福島のアンテナショップで美味しそうな味噌を買ったものだから、せっかくなので食べ比べをしてみようと考え……。左が親戚のおばさまが友人に頼んで作ってもらっている味噌を分けていただいたもの、中央が福島産大豆で作られた福島の味噌、そして右が北海道大豆で作られた北海道のお味噌。


……結果から申し上げますと、わたくしは秋田の味噌が好みでした。色が濃いですが、渋みはまったくなく、塩気も塩辛いと言うことが決してなく、あくまで麹と大豆の甘さが優しい……。そして味わいが濃い……。赤ワインにも非常にあい、味噌をつまみにワインがいくらでもいけてしまう……そんな味噌汁とすることももったいないと思わせられるふくよかなお味です。

で、次に美味しかったのは麹たっぷりの福島味噌。若干塩気が気になります。そして一番塩気があり、けれどもお味自体は若干凝縮感がなくぼやけてしまっていたのが北海道産の味噌。ただし、こちらがもっとも主張が少なく、料理に使うには、味噌汁に使うには控えめで良いのかなと思いましたが……。

やはり市販されている味噌は、いくら塩分控えめでも塩気がたちますね……。手作り味噌の塩分があるはずなのに塩気を感じない……美味しいワインがアルコール度数が高いはずなのにアルコールを感じさせないのと似ていると思いました。

ワインが同じ葡萄から作られているのに違う味。フランスのピノとカリフォルニアのピノは同じ品種でも同じではない。それと同じように、同じ大豆で、塩で作る味噌も、テロワールの違いでこれほど違ってくる……。お米も同じコシヒカリであっても生産地で本当に味が変わってきますからね……。


……味噌、醤油、味醂もテロワールにこだわり、愛米のササニシキとのマリアージュを求めてさまようことを決意いたしました。新たな旅立ちです。。。


赤貧亭


カボチャの巾着


先日サラダにしたマッシュカボチャの残りにオランデーズソースを加えて巾着に。

ただ丸めただけですが、巾着と言えばこじゃれた一品のような気がするから不思議です。。。


まあ、ワインに合わないわけがない一品。



赤貧亭

ほうれん草、しめじ、蒟蒻の白和え


白和えもワインとのマリアージュが素晴らしい和食です。

そして茸、蒟蒻が主体なので低カロリーなのに水溶性食物繊維がてんこもりで、翌日のお通じにも嬉しい一品。


……毛だのお通じだの、品のない話題ばかりです。。。しかしどちらも三十路女には切実な問題なのです。。。

切実と言えば、



赤貧亭

アンチエイジングも切実です。


鯖の味噌漬焼き 山椒の風味で


アンチエイジングと言えば鯖です。青背魚です。

塩焼きでは赤ワインとのマリアージュは到底望めない鯖も、味噌漬けにしておき和のスパイスである山椒を散らせば、ピノノワールのもつスパイス感にマリアージュしてくると言うもの……。同じ食材でも手法を変えれば色々な側面を見せてくれるというものです。。。


そして同日の〆は……ぎりぎり春の味覚として間に合ったでしょうか……


赤貧亭


山菜おこわ


春の味覚といえば山菜おこわっ。



料理名:山菜おこわ
作者:sekihintei

■材料(2~4人分)
わらびの水煮 / 5,6本
たけのこ水煮 / 1/4本
人参 / 1/2本
米 / 2カップ
切り餅 / 1/2個
出汁 / 1.7カップ
酒 / 大匙1杯
醤油 / 大匙1杯
塩 / 小匙1杯

■レシピを考えた人のコメント
春に食べたい山菜おこわ。もち米で炊くのは予算もかかるし手間もかかる……が、切り餅を使って作れば、簡単安価におこわ屋さんのおこわを炊くことができます。

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かるく炊飯器一杯食べられる自信がありますが、そこはぐっと我慢の子です……。




赤貧亭


が、しかしワインはがっつり呑んでしまった全景……。


ちなみにこちらは友人一人分で、写真撮影後わたくしの分はちゃぶ台に並べられます。。。

二人分をのせるとぎゅうぎゅうで、とても撮影どころではない我がちゃぶ丸……。チャームポイントはわたくしが熱々の鍋を置いたさいにできてしまったお焦げでしょうか……。





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